涼原 2023/08/14 22:47

東京ゲームダンジョン3!振り返り!

こんにちは。
涼原のイラスト、シナリオ担当のすずみです。

今回は、2023/7/30に浜松町で開催された東京ゲームダンジョン3に初参加してきたので、レポでも書きたいなと思って二週間くらい経ってしまい、今更ですが色々整理もついてきた頃なので冷静に振り返ってみようと思います。
自分用の備忘録も兼ねてるので長めです。






東京ゲームダンジョンとは

東京ゲームダンジョンとは、インディーゲーム制作者がとっても安心して参加できる素敵なゲームの展示会です。主催は岩崎さん(@iwski)。
参加費も安く、机もめちゃ広い、しかも今回は無料のモニター貸し出しまであり、コミティアしか参加したことのないゲームイベント初心者でも安心して参加できました。
次回は2023/8/27、横浜ゲームダンジョンが開催予定。詳細はこちらの公式サイトをチェック!
https://tokyogamedungeon.com/




準備編

東京ゲームダンジョンどころかゲームのイベント自体出るのが初めての我々、分からないことが多すぎて準備も大変でした。
締め切りができたので開発中の「いろおにほへと」の完全版を完成させる意気込みでいたのですが、宣言後に色々とこちらの環境が変わってしまい、完成は無理だ…ということで、試遊版を作ることに。
以下、準備したものリスト

●「いろおにほへと」試遊版(フルで遊んで15分程度)
●「トイボックスの夢の中で」試遊版(フルで遊んで15分程度)
●巨大A0ポスター&ポスタースタンド
●見本誌2部
●新規グッズ(アクリルスタンド全7種)
●無配チラシ2種類
●無配ポストカード2種類
●無配個人名刺(すずみ・はらで2種類)
●フォトスポット(この後詳しく書きます)
●参加型企画のボード(この後詳しく書きます)
●変換ケーブルや延長コード
●消毒系
●布やガムテープ、卓上ポスタースタンド
●熱中症対策グッズ(日傘、ネッククーラー、水、塩飴)
●差し入れ

一か月前からコツコツ準備はしていたものの、結局前日まで準備してたので案の定サークルチェックはまともにできず(いつものこと…)




当日の流れ

東京ゲームダンジョン3は2023年7月30日、浜松町で開催されました。
初参加だったので念のため早めに浜松町に到着し、朝ご飯を食べつつ近くのカフェで様子見したのち、10分前くらいに会場前に到着しました。
ざっくりと流れを振り返ってみます。

●6時起床、7時半頃の電車に乗り、9時頃浜松町駅到着、カフェで朝ご飯
●10時、受付開始。列ができ始めたので何となく並ぶ
●受付でサークル情報を聞かれるので答え、入場(QRもすぐ出せるよう用意してたけど聞かれなかった)
●10時ちょっと過ぎ、自分のブースに到着、ポスター掲示スペースにポスターを貼りに行く
●12時まで頑張って設営(2時間もあったのにギリギリでした)
●12時一般入場開始!
●ウチのブースは最奥だったためか、少ししてから前から順に見て来たであろう一般の人が続々登場
●試遊してくれる人が予想の10倍多く、てんやわんや
●試遊待ちの方や、試遊中の友人を待っている方など、長く立ち止まってくれている方にゲームの情報をまとめた見本誌を見せる
●無配物を立ち止まってくれた方に配りまくる
●18時の終了時間までずっとこんな感じでバタバタ
●19時、撤収(テキパキ片付けしていたはずなのにギリギリに…)
●撤収後、アフターに参加し夕ご飯を食べ解散!
●0時前くらいに帰宅、ヨボヨボのまま風呂、興奮で寝付けず、深夜1時頃就寝

起きてから寝るまで、ざっくりこんな感じの一日でした。
大変だったけど楽しかった、楽しかったけどすごく疲れた、楽しかった、な一日でした。



設営完了後のブースの様子

設営がギリギリすぎて、完了ツイートを忘れて設営後の写真がなかったので、終了1分前くらいに撮った写真しかありませんでした。
机はデカ枠という大きいスペースの方で申し込んだので、無配もなんでもいくらでも置けらぁ!と高をくくっていたらめちゃくちゃギチギチになってしまいました。
チラシは広いから平置きでいっかな~とか思っていたのでチラシ立てもなく、配置に困りました。
念のため持ってきた卓上ポスタースタンドが役に立ちました。チラシは立てるべき。
ポスターはA0にもかかわらず会場が広いのでこれでも小さく見えますね。



用意した印刷物

A0ポスター

A0ポスターを2枚。でかいから2枚でも高かった…。
でも初めてのゲームの展示会だし、オリジナル作品なんか目立たないと意味ない!と思って今まで刷ったポスターサイズで一番はりきりました。
シンプルにトイユメのタイトル画面と同じ絵にして分かりやすく、文字はあんまり大量に書くと読んでもらえないと思ったのでゆめかわホラーとブースの場所だけ覚えてってくれや、って感じで作ってます。
タイトルまで気になってくれた人向けにタイトルとか詳細を情報の取捨選択の邪魔にならない程度の大きさで下の方に入れておきました。
が、ポスターが大きかったので下の文字を読もうとすると下過ぎて辛いかもと貼ってから気づく。
ポスターを作る時は貼る場所によってどれくらいの位置になるかを考えた方がいいと思いました。



チラシ

まずは「トイボックスの夢の中で」「ドールハウスクール」の両面チラシ。
ポスターを見て気になった人、同じ絵でもっと色々情報が書いてあるよ!となれるようにチラシにも基本同じ絵を使っています。
ドルクルの方は暗すぎたかもしれませんが、裏面のゲームの方がホラー度高めなのかな?と視覚的に伝わればいいなと思い暗くしました。




そして「いろおにほへと」のチラシ。
こちらは片面印刷です。
イロオニはキャラゲーなのでタイトルと立ち絵をバーンと見せています。
両面印刷だったら裏側に色々情報を載せられたんですが、印刷所のクーポンで無料で刷れたお試し片面印刷なので、作る方も読む方もお手軽な感じになりました。
詳細はツイッター見て下さいって感じにして載せる情報は最低限にし、読む人が疲れしないようにしてます。
というかまだ全然開発中なのでできてません感告知的な空気が出てたらいいなぁと。



ポストカード

前回用意したトイユメのポストカードがまだ余っていたのですが、半端な数だったので新しく無配できるドルクルのポストカードとして両面にスチルの絵を使いました。
これもクーポンで刷れたので作ったって感じ。
お手軽にゲーム内のスチルを見せられるのでこれはこれでいいかも~と思いました。



見本誌

作ったゲームがざっと分かる見本誌を2部作りました。
前回のコミティアで、長めに立ち止まってくれた方などに「はい!こんなゲームです!」って渡して読んでもらうor自分で持ってページをめくりながら説明する時に便利だったので、今回も用意しました。
今回は実験的に新たに設定資料のページも入れてみました。

設定資料集はどこかで出そうと思って以前から描いていたのですが、しっかり作るのが間に合わなかったのでここで情報初出し。
「こういうの(ここでしか見れない形じゃなくて)本とかにしてくれませんか?」という声がきけたので実験してよかったです。
後でPDFにしてBOOTHに置く予定ですが物理的な本にするかはまだ未定…。



個人名刺

すずみ・はらの個人名刺も刷れたのでなんとなく作りました。
今までサークルの名刺しかなかったので、個人の方が名刺は分かりやすいかなと思うんですが、たまたま使えそうな絵がツインテのSDキャラで間違い探しみたいな名刺になってしまいました。名刺として悪質すぎないか…?
面倒なのでお揃いデザインにしたら「お揃いでいいね~!」と褒めてもらって得をしました。




試遊について

今回の東京ゲームダンジョン3に向けて、用意した試遊版は2つありました。
それぞれの内容を説明します。



「トイボックスの夢の中で」試遊版

公開中の短編フリーホラーADVの試遊版。
短編とはいえちゃんとプレイすると1時間程かかってしまうので、試遊版を作ることに。

◆冒頭、短い文章とスクショでざっくりストーリーを把握できる「あらすじパート」
◆ホラー体験ができる「追いかけっこパート」
◆現在のマップから出られたらクリアの「探索パート」

という三部構成にしました。
アドベンチャーゲームの試遊は面白さが伝わりにくい、とどこかで見たので、これが正解かは分かりませんでしたが最後までプレイしても15分ほどで終わるように設計しました。
当日になるまでは試遊版の最後までプレイしてくれる方なんているのだろうかと思っていたのですが、逆に試遊してくれたほとんどの方が探索パート~クリアまでプレイしてくれました。
あらすじ~追いかけっこパートでゲームオーバーになっても30秒~1分ほどなので、まだ追いかけられただけだしもうちょっとやるか~って感じで続きをプレイしてくれたのかなって思ってるんですが、どうなんでしょうか…。

セーブのチュートリアルまで飛ばしてしまって、「どうやってセーブするんですか?」って質問があったのが申し訳なかった…次回改善します…。

「いろおにほへと」試遊版

制作中の短編シュミレーションゲーの試遊版。
完全版は主人公の9日間の話なので、そのうちの3日間を体験できる形にしました。

◆冒頭、ざっくりストーリーを把握できる「あらすじパート」
◆1日目、鬼との生活スタート。朝・昼・夕の3つの時間を過ごすと1日終了「お手伝いパート」

イロオニはざっくりと二部構成です。
こちらも、短いあらずじでさっさと鬼との共同生活をスタートさせ、好きな鬼を攻略していってもらい、3日間を過ごして15分ほどで終わり、という形にしました。
こちらも3日目まで遊んでくれる人なんているのだろうか状態でしたが、ほどんどの方に3日目まで遊んでもらえる状態に。
キャラの立ち絵が載っているチラシを見てから「これ試遊していいですか?」っていう方がほとんどだったので、お目当てのキャラとの交流を楽しめる方が多く、結果ほとんどの方に長くプレイしてもらえたという印象でした。




試遊してくれた方は優しい方たちばかりで、遊び終わったあと「可愛かったです」とか「こういうの好きです」とか「いいですね」とか沢山褒めていただきました。大変ありがたいことです。
また、現在第一章を公開中の「ドールハウスクール」については、もともと体験版がそのまま第一章という形なので、試遊版はいいか…となり今回は用意しませんでした。
「ドールハウスクール」を試遊したいという方もいたので、用意してもよかったかなとも思ったのですが、東京ゲームダンジョンは上記のように試遊が盛んで、試遊が目的の方がほとんどのようだったので一つのブースにいくつも試遊があると来た人を混乱させてしまうかもしれないと思いました。
次から参加する時に、試遊はメインで宣伝したい作品一つに絞るか、複数用意するか、悩み中です。



フォトスポット

当日ブース内に作ったフォトスポットについて。
まずフォトスポットって?という説明から入りたいのですが、私も定義はよくわかっていません。雰囲気で作りました。
とりあえずウチのフォトスポットは「自分のアクスタなどを持ち寄って飾って自由に写真を撮れるスポット」です。

最初は、このイベントのために新しい描き下ろしグッズでアクスタを作ったのでその展示場所として「ドールハウスクール」に出てくる「おもちゃの学校」を再現しようとした所から始まりました。


これね

このイベントは自分のオリジナルグッズでアクスタを所持している人が多い…ならば遊んでもらえるかもしれない!という下心だけで作り上げました。
実際は自分のブースから離れられる程ゆったりできるイベントではなかったので、あまり遊んでもらえませんでしたが、一回作ったら次のイベントにも持って行けるので再利用します!

また、涼原のブースは撮影、SNS投稿OKにしていたのでグッズを持っていないであろう一般の方にもここでも写真撮ったりして遊んでもらえたらいいな~くらいの気持ちで作りました。撮っていいですか?って聞いてくれる方や、なにも案内してないのに撮影してくれる方などもいて、楽しんでいただけたようでよかったです。



当日の参加型企画

どんな色~が好き?ってことで「いろおにほへと 第一印象バトル!」を開催しました。
わざわざ暑い中来てくれた方に、気軽に楽しんでもらえる参加型企画を考えました。
シールを貼るのって楽しいですよね!?
イロオニはキャラゲーなのでどの鬼が人気なのかな~というのを作者としてふんわり把握しておきたいという理由もあります。
シールを貼るだけの簡単企画なので、バトルを申し込みやすかったし、みなさん笑って参加してくださって嬉しかったです。
シールを貼る前から即決だった方、悩んでいいですか!?って言ってキャラの性格の説明を熟読しながら選び抜く方、顔で選ぶ方、性格で選ぶ方、中二病だからこいつを選ぶぜ!という方…色んなパターンがみれて大変良かったです。

これは本当に意外だったんですが、かなりいい感じに票がばらけました。もっと票が偏るかと思ったので…しかし極端に不人気の鬼がいなくてほっとしました。
一番人の目を惹いたのは黒鬼のクロトビでした。よかったね~!
当日のことしか考えてなかったのでこのデータをなにに活かすかとか何も考えてません。
せっかくだから何かするか~。



振り返り編

良かったこと

●とにかく広い!
机の配置も、机自体の大きさも、ポスターを貼る場所も、島と島の間もとにかく広くて色々快適でした。
ポスター掲示スペースはA0サイズのポスターもしっかり貼れました。

●モニターが借りられる
今回からの試みらしいのですが、無料でモニターが借りられるので、初めて大画面にゲームを映して展示することができました!
事前に申し込みだけしていれば後はブースに箱が用意されていて組み立てるだけ、片付けも元の箱に戻して自分のブースに置いておくだけでスタッフさんが回収に来てくれました。自分で運んだり送ったりすることもないのでとってもラクチン。
なんとHDMIケーブルも付属しています。持ち込んだPCがMacだったため、こちらで用意するものはHDMIからType-Cに変換できるアダプターだけでした。

●空調に感謝
屋内なので空調もしっかりしていました。念のため熱中症対策にネッククーラーを付けたりしてましたが、夏のコミケのようにはならないです。(夏のコミケ未経験)

●試遊してくれる方が多い!
どれくらいの人が立ち寄ってくれて、試遊までしてくれるのか、ゲームイベント自体初参加のため未知数だったのですがかなりの人が椅子に座って試遊していってくださいました!
コミティアの時は通路側に椅子がなく、かがんだ体制でプレイしていただく事になるのでノートPCを乗せる台は必須だな…と思ったのですが、ゲームダンジョンでは通路側に椅子があるためか、試遊するとなったら椅子に座って落ち着いてしっかりプレイするのがデフォルトっぽい空気がありました。
(あまり自分のブースから離れられませんでしたが、周りを見た感じどのブースも同じ感じだったと思います)
初参加のサークルのゲームなので試遊してもほんの数分の方が大半かなと思っていたのですが、一区切りつくまでしっかり遊んでくれる方がほとんどでした。大変ありがたいことです。

●すごい経歴の方々がおそらくすごく沢山来ている
私が目撃しただけでもすごい方がその辺を歩いている…!という感じだったんですが、もっとずっと多くのゲーム界隈のすごい方たちだらけなイベントだったと思います。
知ってるゲームの制作者様も沢山来てくれて、え!?〇〇を作った〇〇さん!?みたいな会話を何回もしました…すごい現場だった…。
コミティアとの客層との違いがめちゃくちゃあるので、違うイベントに出るのって重要なんだなぁと思いました。




反省点

●準備がぐだぐだ
一ヶ月くらい準備期間があったにもかかわらず突然の思いつき、をしてしまったりと結局前日までバタバタして寝不足になってしまったり、設営や撤収でギリギリになってしまたりと、要所要所でぐだついてしまいました。
ポスターを掲示スペースに貼る際も、養生テープを忘れお隣で作業していたサークルさんに借りるドジも発生…。良くない!

●2人でも足りない
2人でも設営、撤収がギリギリになっただけでなく、他のブースに遊びに行く暇がないほどてんやわんやしてしまったので、1人でもお手伝いさんを呼べばよかったなと思いました。
さすがゲーム好きが集まるイベント、
行きたいサークルさん沢山あったのにほとんど行けず…差し入れも渡しそびれるなどあったので、売り子さんとして1人は確保したい所だなと思いました。

●ちゃんとした靴で来なかった
履き慣れたスニーカーがちょうどなくて適当なスニーカーで行ったのが最大のミスでした。
ブース側の椅子も借りていたので、座れるしそこまで疲れないかなと思っていたら、机の幅が広いのもあって机を挟んで話すのが難しく、結局通路側に出て接客することがほとんどで、ずっと立っている状態でした。
途中で水がなくなってしまってさすがにやばいので外に行ったんですが、ゆっくり歩くことしかできなくなっていたので同じ建物の自動販売機で水を買ってくるのに15分くらいかかりました。

まとめ

長くなったのでそろそろまとめに入ろうと思います。
色々盛りだくさんのイベントで楽しいと同じくらい体力も使って疲れたイベントでしたが、ゲームの宣伝だけでなく、新たな発見や出会い、次に活かせる様々な体験をさせていただきました。
これは参加しないと絶対に分からないことです。

今後の東京ゲームダンジョンもできるだけ参加していきたいと思っています。
改めまして、主催の岩崎さん、本当にありがとうございました!

おわり

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