サカモトトマト Jun/12/2023 18:33

Google App Script 利用頻度見積もり

動機

リアルの業務で、Google Cloud Platform (GCP) や Amazon Web Service (AWS) を勉強したり使ってみたりすることが増えてきました。
クラウドサービスというのですが、ざっくりいうと「データの銀行」みたいな感じです。大量のデータを預けて、必要なデータを効率的に取り出すことができます。

そんな中で気になるのがコストやパフォーマンスです。
各サービスには、一定の回数までなら無料になる範囲があったり、サービスから受け取ったデータの累計サイズによって料金が決まったりします。
サービスを扱っている会社は、高いじゃん!と思われないように、コストを抑える方法をわかりやすい場所に記述していたりしています。

そういえば拙作の「10 generator on Web」や「メリカと野菜の剣士たち」、「魔王城を3分で攻略する方法」で Google App Script (GAS) を使っていました。Google アカウントを持っていれば、無料で「スプレッドシート」を使うことができます。
GASを使うと、そのスプレッドシートにアクセスさせてデータを引っ張ってきたり、逆にプレイヤーからデータを送ってもらい、シートを更新させることもできます。いわば、「サーバーレス」ってやつです。

GASは無料で使えます。「只より高い物はない」という言葉がありまして、これは何か制限などがあるはずだと思い、ちょっと確認してみました。

公式資料

Google先生の素晴らしいマニュアル

重大な内容まとめ

  • まず重要なのは、どのデータまでがひとつの制限に置かれるか。GAS1つずつのプロジェクトではなく、ユーザーアカウント単位で管理されることがわかりました。
    • サカトマが使っているスプレッドシートは全部同じGoogleアカウントに含まれていて、少なくとも3ゲームから通信しているので、それらの通信サイズや回数が合算されてしまうということなんですねェ。
  • URLアクセスの回数制限は、1日に合計2万回まででした。これを超えるとエラーが返ってしまうそうです。
    • 例えば 10 generator on web で100人が200回リロードしたら、リロードするたびに通信されるので2万回になってしまうんですねェ(やめて)。
    • そうなると、ほかのゲームからの通信が全部できなくなってしまうんですねェ。
  • GASから受け取れるデータのサイズは1日合計50MBまででした。
    • 現状では画像や音声を送るつもりはないので余裕ですねェ。

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通信回数の試算結果です。

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