ブロガーT 2021/08/23 21:24

歳を取ると代謝が落ちて太りやすくなるのは間違い?

若い頃は太りやすかったのにだんだん歳を取ると太りやすくなってくる。それは代謝が落ちてきて同じ量を食べても太りやすさが変わってくるから。

こんなことは常識的な理論として根付いていましたが、それに全く反対するような記事が出ていました。


ヒトの代謝は「20代から50代では低下しない」ことが明らかに
https://nazology.net/archives/94683

進化人類学者、ハーマン・ポンツァー氏の研究で60代以降にならないと代謝が落ちないという結果が出ているということなのです。

そうすると今までの中年太りは何だったの?ということになってしまいます。



あくまで研究の一つの説でありこれが答えではない

今回、代謝が20代から50代まで低下しないという話が出てきましたが、あくまで研究結果の一つの説であり、これが全ての究極的な答えではないと思っています。

もしかすると代謝ではない別のキーとなるような要素が隠れていて発見できず、それが代謝の代わりとなって年齢で影響が出てくるのかもしれません。

一つの説、一つの記事だけでこの記事自体がどこまで大きく扱われているかはわかりません。もしこの説が有力となってくると、ダイエット指導をしている人であったり、多くのフィットネス等の人にとっても整合性の付かない話が出てきてしまうのではないでしょうか。

20代のときと50代のときで同じ量しか食べていないのに太ったという人はたくさんいるかと思います。代謝が落ちていると感じているはずです。もし代謝が落ちていないのであれば何らかの他の要因が作用していないと納得はできません。



10代も代謝の急上昇はない?

この記事によると10代のときも代謝の急上昇はないという話でした。
そうすると10代でいくらたくさん食べていても太らないというのは運動をしていたから?

高校生かつ運動部であればそれはわかりますが、本当にそうなのでしょうか?
18歳、19歳の大学生になると運動量はかなり落ちますよね。それでも代謝はかなりの量があったはずです。これが40代、50代と同じ量で運動量の差だけとは説明つきません。

運動量だけを考えると10代の中学生・高校生時代は部活動の影響があるので必然的に大きくなりますが、それ以降はそこまで変わらないはずです。

これだけで中年太りが運動のせいとは断言できないものです。


結局、太ることへの答えは未解決


今回の内容では代謝は減っていないという説が出てきたというだけで、それでは中年太りはなぜ起こってくるのかの答えが出ていません。

食生活や運動量というものではとても説明できないものが出てきています。
食べる量なんて40代以降の方が明らかに少ないでしょう。

運動で25歳と40歳がそんなに違うのかということですが、会社員生活をしている人が大半だとして、週末に特別なスポーツ等をしていない限りほぼ一緒ではないでしょうか。

やはり、歳を取ると代謝が落ちるか、そうでなければ何かの太る要因が発生するということが証明できないと、解決にならないのです。


私達は食事制限して運動するのみ

代謝が年齢によって減らないというような話が出てきても、実際の結果として太りやすくなっていることは間違いありません。

代謝が減らないから大丈夫というようなことは一切なく、仮に代謝でないとしても何かの要因で年齢とともに太りやすくなるのが事実ということであれば、私達は食事制限をして運動をして、ダイエットをしていくしかありません。

新しい痩せるための解決策が出てくれるのであればいいのですが、今のところ何もしなくても痩せるというような方法は出てきませんし、一生懸命ダイエットに励むしかありません。

今まで多くの新しい方法というものが出てきていますが、どれも最高に良いとしてずっと流行り続けたようなものは出ませんでした。どこかで大変な思いをする、続けるのが大変だということになって、一部の人しか続けられないというものでした。

もうそういうものだと受け入れて頑張るしかないのです。
大変ですが、ダイエットはやればやっただけ効果が出ます。

時間は必ずかかりますし、やめると太る要因になるので、自分にとってできる方法を選ぶことです。運動系でいくのか、食事制限系でいくのか、組み合わせいくのか。
あまり極端ではない方法、現実的な方法を継続していくということが大事ですね。

ダイエットに関しては方法は出尽くしてきていますが、今回の研究結果のような今までの常識を覆す可能性があるような話はまた出てくるかもしれませんので、今後も注目していきたいと思います。

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