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2023年 03月の記事 (3)

夢見月すぐる 2023/03/31 04:40

第14回 夢見月研究所 色塗りの話その2 空間の冊取り


CV:さとうささら(CeVIO)

創作においても一番厄介なのは人間関係。

創作活動は学校の文化祭の実行委員の活動が永遠に続くようなイメージで行くといいと思います。
学校内で文化祭をやりたくない人が中止をするように呼びかけがはじまったり、
学校の外から突然知らない人がやってきて、あれこれ言って何かをさせたい人がなぜか大勢いる、というのが現状です。それに対して、どう対応するのかを強○的に求められます。

嫌味な人、面倒な人は基本頭が回るし、高い行動力とエネルギーを持っている。

これは某SNSサイトを見ていればなんとなく分かると思うのですが、
どういうわけか、特別頑張っているわけでもないのに、嫌な人ほど頭が回るんですよね。
これは一種の才能であり、普通にすごしているとその人たちのいいなりになってしまうので、それを上回るために学問が必要になっていきます。そうすると、それが抑止力となって、何らかのアプローチはなくなるし、行動を起こさなくなります。
何もしないと、校内でやりたくない人の声が大きくなり、文化祭が中止になって、その期間は全員自習という悪夢のような予定を組まれます。それから外から来た人の見勝手な意見がそのまま通ってしまって、めちゃくちゃにされます。
例えば、学校のグラウンドに巨大な魔方陣を描いて、宇宙人を呼ぶ儀式をするなど。
冗談で言っているように聞こえますが、実際に起こりえることです。

学問は人間関係のために仕方なくやるもの。

学問に対して、不本意な人も多いと思われますが、基本仕方なくやるものなので、
諦めたほうがいいです。学問も税金のようなものですね。なので、深入りは厳禁です。

文化祭の実行委員長として、どう対応するかが求められる

まず、アンケートを取って、文化祭をやりたい人だけを集めて、やりたくない人と関わらないこと。やりたくない人の意見をどれだけ聞いても平行線になるので、聞かない。
やっぱりやりたいという人が出たら受け入れる。それで人が集まらず小規模になったとしても、それはそれで仕方のないことだと思います。
外からの人に対しては、直接話さず、目安箱を設けて、そこに投書してもらい、
意見をまとめる。いわゆる大使として出来る人に仲介をやってもらう。
仲介として出来ると見込んだ人の意見は必ず聞く。
創作活動においての人間関係はこんな感じですね。今回の話は一瞬で終わります。
どれだけ人間関係が厄介なのか体感してもらいたいです。

絵を描くことは難しいことではないし、特殊能力でもない

前述した人間関係が厄介すぎて、みんな疲れてしまうんですよね。
だから、肝心の絵の描き方が全く頭に入らない。
学校にいるときは、クラスの委員長になった人が人間関係をまとめてくれて、
会社では上司や同僚がまとめてくれるのでどうにかなっています。
創作ではそれらの役割を自分でこなさなければいけません。この段階で、
大体のひとは挫折すると言えます。それは馬鹿げたことだと自分は考えます。
RPGの勇者になったつもりで、人間関係が魔王という関係だと思いこんで
頑張りましょう。

空間の冊取り


前回、思い浮かんだ色をそのまま塗ることが色塗りの基本という話をしました。
今回は空間の冊取りの話をします。
といっても、そこまで難しい話では無く、全体は部分より大きいを詳しく考えてると、
まず全体としての色があり、これは空間となります。


このなかに、それより小さい色、
これを部分として配置されます。部分はモチーフと呼ばれ、これを詳しく描き出すことが
デッサンと呼ばれます。

全体と部分を表した絵を、平面構成と呼ばれています。

絵を描く時は、この平面構成が出発点となり、記憶に従って描く時の絵も、
この状態からはじまります。次回は、輪郭画と人物の3面図の話をします。

夢見月すぐる 2023/03/17 11:52

第13回 夢見月研究所 色塗りの話 全体は部分より大きい


CV:さとうささら(CeVIO)

知らない、分からないということは恐ろしい事

本題に入る前に、どうして絵の描き方の話をすると結論が出ず、平行線になってしまうのか、という話から。一通り話を聞いたところ、

例え話で考えると、魚の刺身の話で、
港が近い魚市場と内陸部とで比べたら、どうやっても内陸部に輸送するまでに鮮度が落ちてしまう。どうすればよいのか?という話をしたとする。お絵かき講座の人はこの時、漁師の立ち位置で、そこにこうすればいいんじゃないか、と意見を言う人は魚屋の人、という
論理構成で話が進むのに対して、全く関わりのない人が、その他大勢いて、そのうちの何人かが、「魔法で魚を内陸部まで転送させればよい」という意見を言ってしまい、それに納得する人が数千人ほどいる、という状況が絵の描き方の話。ここまでだと笑い話ですむのだけれど、その数千人の中には絵の塾や学校の関係者も混じっているので、笑い事では済まない事態となっている。
だから、活け締めをすればいいだとか、冷凍便や塩漬けにするよいいだとか、そういった意見がたくさん溢れていても、魔法が使えるのになぜそのような原始的な行為をするのか?あの人たちは愚かだ、と受け取られてしまい、世間の人が嘘をついているのだ、という意見が生まれ、どんどん増えていってしまっている。当事者は、どうして絵の描き方がこれだけ世にあふれているのに、何に悩んでいるのだろう、と答えのない疑問を投げかけます。天動説と地動説の関係のようなものです。

これがお絵かき講座で実際に起こっている社会問題です。
※専門家、関係者同士の話し合いをして、関わりの無い人を入れなければこんなことにはならなかった。まず関係者になることが大事。


意見は意見。論点をおさえて、何の話をしているのかを見極める

上記の問題の解決策は各々の判断に任せるとして、何の話をしているのかを見極めなければいけません。色を塗るという話はつかみどころがなく、明確な答えも説明も用意されていないので、非常に困惑すると思います。このことについて今回は考察していきましょう。

全体は部分より大きい

数学には大きくわけて3つの分野があり、幾何学(図形)、商業算術(足し算引き算など)、分析論(確率統計、成分分析など)がありますが、絵を描く時はこの中で幾何学にあたります。そのため、ユークリッド幾何学の原論を意識して考えると、より近い答えが導き出されます。色を塗るときは、「全体は部分より大きい」という考えが重要になってきます。

色は全体を表し、輪郭画は部分を表す

その日見た景色を色で表してみましょう。


何を表しているのかメモもあったほうがいいですね。その人のイメージなので、
実際に見た景色と一致していなくても大丈夫です。

続いて、部分のみを描き出した輪郭画を見ていきましょう。部分としては正しいのですが、何なのか分かりません。これに先ほどの景色を表したように色を塗ってみましょう。

こんな感じです。実際には適した色を選ぶことが難しいので、有志によるカラーセットを活用することをおすすめします。※クリスタの素材ストアでのカラーパレットなど

夢見月すぐる 2023/03/13 10:31

【独学では限界?】創作活動のために絵の専門学校や美大に行く必要があるのか?の話

夢見月研究所で触れた、絵の描き方、考え方については、参考書や美術の教科書を参考にはしているものの、基本全て独学です。特に、洞窟の壁画から縄文土器まで遡って、答えを導き出そうとする姿勢は今まで見たことの無い考え方です。

それらを通して、個人の結論ではありますが、創作活動のために、という目的となると、
行く必要はないのではないか、と結論が出ました。

絵の描き方、デッサンは漢字検定のようなもの

自分は学問に関して国語に全振りした人間(国語だけ成績が良く他は赤点すれすれ)なので、あまり参考にはならないかもしれませんが、デッサンの論理構成を考えたところ、
漢字検定のようなものだと判断しました。

独学で出来る範囲が漢検三級、無理矢理頑張れば準二級、二級以上は学校に通わないと難しい、中には一級まで独学で習得出来る人もいる、といった具合です。

それで、創作活動で求められる範囲が漢検三級までで、それ以降はほぼ使わないので、
無駄になってしまう恐れがあります。事実、学生の頃に趣味でデッサン教室に通っていた時期がありましたが、その時に習得した技術は、漫画を描いているときほとんど使っていないです。使っているのは美術の教科書にあたる、はじめの数ページの内容だけでした。

覚えている、書いたことがある漢字は書けて、見たことの無い漢字は書けない

ここも、デッサンと共通しています。三段論法で考えると
定義 デッサンは見たことのあるモチーフは描けて、見たことの無いモチーフは描けない
公理 描いたことが無くとも、見たことがあるモチーフは描ける
   描いたことがある不完全なモチーフは、見たことがあるモチーフから補うことが
   出来る
公準 漢字とデッサンは共通点があり、部首、音読み訓読みなど、それぞれ覚え方がある
   デッサンは4つのはかるで分けて覚えることが出来る(図る、量る、計る、測る)

となります。ゲームのプログラミングみたいですね。


 必要だと感じた描き方を挙げます。
まず、輪郭画。主に使います。一点に意識を集中して輪郭線で描くやり方です。
ほとんどがこれになります。本来は集中力を高めて、下描きとして作品を作るための、
筋トレで例えると腕立て伏せとスクワットの役割なのですが、汎用性を評価されています。

もう一つは光の方向性。シンプルな考え方で、光が強く当たった部分の輪郭線は細く、
特に強い部分は輪郭線が無くなり、逆にそうでない部分は輪郭線が太くなる、という、
それだけの話です。美術の教科書には難しく解説されていますが、深く考えなくて大丈夫です。

色について
これも深く考えなくて大丈夫です。色々な理論が書いてありますが、覚えなくて大丈夫です。好きな色で塗っていいですし、特に気をつける部分と言えば、赤っぽいか青っぽいか、暗い場所なのか、明るい場所なのか、くらいです。

どうして以前絵を描いていたのをやめてしまったのか?

無人島に遭難して、本当は水や食料を探して寝床を作らなければいけないのに、
それらを無視して、海岸の砂浜でひたすら木の棒で絵を描いているような気持ちになるからです。あくまで、頭の中ででの出来事なので、飢えて動けなくなることはなく、その状態がひたすら永遠に続くような気がして、一度やめてしまいました。
今回は漫画を描くという明確な目的があるので再開したかんじです。

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