夢見月研究所第27回 【空と雲 土と輪】平面構成の話
平面構成について色々調べてきたのでまとめ
円筒形に見立てて描くこと→素体、モデリング
抜き型を描くこと→投影図
それらを組み合わせて構成すること→平面構成
模写→投影図に見立てて描くこと
模倣→素体を描き、投影図を重ねること
模写、模倣はこのふたつの要素を混同せずに描けるようになるための、
計算ドリルのようなもの。
基礎知識として覚えておきたいこと
連続量と分離量
連続量→数を長さで表したもの。川で流れる水の量をみること
分離量→連続量を何らかの方法で分割する方法。比率、分数など
量子化→目に映る景色をそのまま記憶すること
標本化→目に映る景色を基本形に置き換えて記憶すること
基礎知識から覚えること
円筒形に見立てて描くことにより、基本形をまとめることができる。
それらはろくろ回しによって調整できる。
(円筒形は他の基本形に変えることにちょうどよい形をしているため)
※以下、なぜろくろ回しによって、円筒形から他の形へと調整することが出来るのかの数式メモ。
(確認のためのメモなので、覚えなくて良い。論文だったら必要かも)
目に映る景色を投影図に見立てて描くことにより、細部まで正確に描いて記録できる。
【重要】どう解釈し、行動するのか
まず、雲と空をみているかのように描くことが、
投影図に見立てて描くことにつながる。
「四角に丸を足す」と考えると覚えやすい。
埴輪は土と輪で円筒形に出来ている。土と輪は、目に映る景色と基本形の関係であるため、埴輪を作ろうとすることが、人物などの複雑な形を円筒形に見立てて描くことにつながる。
絵を描くとき、雲と空、土と輪。ふたつの見立てのどちらかなのかを決めて、描くことが重要だ。
ふたつを組み合わせることにより、構図となる。
このような解釈をすることが、
平面構成につながる。
三角定規の活用
「ろくろ回しを紙の上で成立させるには、
雲と空は三角定規を寝かせて使う。土と輪は三角定規を立てて使う」
こういうことどうやって覚えたの?
美術をやるなら徹底的にやりたいと思い、洞窟の壁画から現在まで調べて、
結果、埴輪の理論で宇宙空間(宇宙船も宇宙服も埴輪と同じ構造)でも
通用することが分かって、そこから掘り下げていった。
三角定規は元々、土地の区画整理やピラミッドを作るときに使われていたらしく、
そこからの応用で。前に話したとおり、自分は国語に全振りした人間なので
数学をやるときは不安だったが、数字や記号も文字の一種で、数学で使われている三段論法も文章の形式のひとつなので、何とかなった。次回、パースの話。