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2022年 04月の記事 (9)

いらにか 2022/04/29 09:51

【拡張機能】DLsiteの明るさを抑える拡張機能になりました【dlsite-dark】

どうも、いらにかです。

この記事は以下の記事の続編です。

【ネタ】DLsiteを真っ黒にする拡張機能を作った【Chrome対応】



DLsite-Darkは簡易的なダークテーマを適用するための拡張機能でした。
しかし、変に余白が白かったり、デザイン面で苦労していました。

そんな中、たまたまCSSメッチャデキル友人と雑談していて「そういえば」的なノリで色々と聞いてみたらダークテーマの難しさとか「デザイン的に良くないケース」みたいな話が聞けてめっちゃ参考になりました。(圧倒的感謝)

その話の中で「html全体にbrightnessフィルタ掛けてサイト全体の明るさ変えたら?」と言われて「その発想はなかった」と目からウロコでした。
そもそも、白を黒にしたいのではなく明るすぎるのが問題だったんや…
(バイアスかかってた)

そんなわけで、新しいver1.2.0をリリースしました。
https://github.com/iranika/dlsite-dark

次いでにChromeウェブストアにも公開しておいたので、欲しい人はどうぞ。
https://chrome.google.com/webstore/detail/dlsite-dark/ahdpofjelapghjdkfopmepdkcgmgfcbm?hl=ja&authuser=0


需要があれば、明るさをユーザーが設定変更できるようにしたいです。

ではまた。

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いらにか 2022/04/28 12:00

【賛否】CrypkoがNFT要素を見送ったことを支持する話【両論】

※この記事はDLチャンネルにも投稿した記事の原稿です。

https://ch.dlsite.com/matome/189046

多くの人に知ってほしかったのでDLチャンネルに先に投稿しました。
ただ、DLチャンネルって記事編集の操作と表記方法が難しいね……ということで、ci-enにも書きました。

個人的に絵師さんに一番読んでほしい記事です。
もし、意見や感想などがあればぜひコメントをください。


どうも、いらにかです。


以前書いたCrypkoの記事が、Crypkoの開発者の一人に取り上げていただけました。


https://twitter.com/hanezu_haru/status/1519280767196573696?t=SqEXop6zLfk0PV25MxxGHg&s=19


やっぱりNFT要素の再実装とか色々と言われているのでしょうね……
(言いたくなるユーザの気持ちも少しは分かる)


古のCrypkoはいわゆるNFT(非代替性トークン)で生成したイラストのユニーク性を保証して、売り買いしたりできるシステムでした。
当時、CryptoKitties(ネコ版Crypkoみたいなやつ)など類似のサービスはありましたが、それを美少女イラストでやるのは画期的だなと思った記憶があります。


しかし、Crypkoを一番悩ませていたのは知的財産権だと思います。
Crypkoは既存のキャラクターに酷似したイラストを稀に生成することがあります。旧Crypkoでは初音ミクに似たイラストが高値で取引されていました。


これはCrypkoに限らない話ですが、NFT自体には知的財産権を保証する法的根拠と能力は今のところありません。
一部の声として「いや、あるよ」と反論が聞こえそうなので、「それはNFTの枠組の外の話ではないか?」と先に答えておきます。
それでも反論がある人はコメントに書いてください。
(僕が間違ってるのなら法的根拠を優しく教えてください)


よく誤解されますが、NFTはトークン自体の複製が困難なだけでデジタルアート自体の複製は簡単にできます。
NFTにコピーガード機能は存在しません。
所有権など知的財産権の帰属を証明することも別の問題です(利用するサービスによって、これらは別途契約に明記されるものです)。


例えばNFTアートをお金で買ったとして、それが初音ミクに限りなく似ていたとします。
当然ですが、このケースでは初音ミクの著作権を侵害していて、二次創作物として扱われる可能性が高いです。
そうなるとクリプトン(初音ミクの著作権を持つ会社)の定める二次創作ガイドラインで許された「非営利の範囲」を超えているとみなされて、違法性が高くなります。


近年、イラストレーターさんがキャラデザを務めたVTuberが既存キャラの著作権を侵害しているケースが何件かニュースになりました。
昨今はVTuber需要もあり、キャラクターデザインが爆発的に生産されていて、類似しない方が困難だと思います。


だからこそ、訴訟リスクがクリア出来ない状況でのNFT展開はCrypkoにとって取るべきリスクでは無いと思います。
(この記事にはNFT=悪いという意図はなく、現状のリスクとCrypkoの相性的な話をしています)



少し話が脱線しますが、Crypkoの本当の価値は「イラストを生成すること」やNFTのような所有権云々ではなく、「イラスト作成の敷居を下げること」にあると個人的に思っています。
商業イラストレーターの知り合いも多いので、Crypkoは「イラストレーターの仕事を奪う」みたいなことを言われたこともありますが個人的な考えは違います。


Crypkoはイラストレーターさんにとって心強い武器になる可能性を秘めたテクノロジーです。
これは絵空事かもしれませんが、真面目に聞いて欲しいです。


  • 自分の絵柄の特徴を学習させるのことが出来れば、品質管理をもっと徹底できるのでは?
  • 自分の絵柄と他人の絵柄をミックスして自分らしさのあるファンアートを模索できるのでは?
  • 顧客と通話しながらCrypkoが生成したキャラを一緒に見つつイメージを固めることで、イメージ共有不足やラフ作成コストを減らせないか?
  • イメージの外側にある刺激的なインプットとしてランダムに生成されるCrypkoからヒントを得られないか

etc...


Crypkoはイラストを書けない人のため"だけ"のシステムでは無いと思っています。


イラストを生み出す世界で働いているイラストレーターさんにこそ受け入れられて、色んな価値を見出されて、イラストレーターさんの仕事を良くするために有意義に使われて欲しいテクノロジーです。


もちろん、自分の力だけで創作することを否定はしません。
自分の好きなやりかたを選ぶ権利があります。
お絵描きソフトが絵描きのために進化してきたように、ソフトウェアは人のための道具です。活用されて価値を生みます。
ただオーバーテクノロジーのような道具というのは、時として人を傷つけることがあるのも事実です。リトルボーイ(原爆)がそうだったように使い方次第では、凶器になり、取り返しのつかない影響を及ぼします。


話が逸れましたが、CrypkoがNFTを見送った判断を私は支持しています。
Crypkoが第三者の知的財産権侵害のリスクを十分にクリアできない現状では、NFTの要素は炎上しかねないですし、万が一にも裁判でAIによるイラスト生成システムに不利な判決が出てしまえば、研究が停滞して大きな損失に繋がるかもしれません。
(Winny事件のような展開だけは本当に避けて欲しい)


NFT要素のあった旧Crypkoが面白かったことは否定しませんが、現状のリスクを取ってまで実装する必要は無いと思います。
それにもし実装したくなれば、将来的に組み込めばいいだけです。
今である必要は無いと思います。
(トレンドとか一時的な利益よりも大局を見て着実に成長して欲しい)


繰り返しになりますが、Crypkoはイラストを書けない人のため"だけ"のシステムでは無いと思っています。
だからこそ、Crypkoはイラストに関わる多くの人達から愛されて成長してほしいと切に願っています。


PS.
ただ今回リリースされたCrypkoはWeb屋視点でみるとUI/UXがお世辞にも良いとは言えません。少しストレスがあります。
(例えばスライドショーで我が子一覧をみたいのに、ページネーションが邪魔をしてたりとか他にも沢山)
また、ゲームとして見た時に課金しても保存が100体までなのは正直足りない。
数時間ですぐ埋まったし、泣きながらお気に入りの子を厳選して削除していくのは悲しすぎた……


この辺りの話はNFTとは別物なので今回は割愛しました。
これらの不満要素は今後のアップデートによる改善に期待したいです。
Discordで活発に議論されてますし、これから良くなるはず!!


改善されなかったらChrome拡張作ってでも、セルフ改善しようと思います(笑)


ではまた。

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いらにか 2022/04/26 20:00

【祝】🎉Crypkoがリリースされました🎉【誰でもイラストを作れるシステム】

どうも、いらにかです。



https://twitter.com/Crypko/status/1518819450312863744


待ちに待ったCrypkoがリリースされました!!


https://crypko.ai/

Crypkoは「誰でもイラストが作れるシステム」と銘打っている通り、Crypkoはイラスト生成のコアシステムの呼称でもあり今回リリースされたサービスの名前でもあります。
今回のサービスリリースだけでなく、例えばお絵かきソフトとの融合だったりいろんな応用が考えられるすごいシステムです。

Crypkoはその前身にあたるMakeGirlsMoeの時代から応援していたテクノロジーで、色々あって開発者の方がPreferred Networks(PFN)という「機械学習とDeepLearningの研究開発が日本トップクラスの会社」に入社してから更に強くなって……みたいに語りたいことが山のようにあるんですが、AIオタク以外にはこの凄さが伝わりにくいのでまたの機会に技術的な話は語ろうと思います。


今日はCrypkoの名前だけでも覚えて帰ってください(若手芸人風前説)


Crypkoは何が出来るの?

現段階では「生成」「融合」「属性」の3つの機能が提供されています。


「生成」は10枚のイラストをランダムに生成します。
TCGやソシャゲのように既存のイラストからランダムピックアップではなく、Crypkoのシステムによって学習データから毎回ランダムに生成されています。
生成には20CPを消費します(CPはゲーム内ポイント)
生成後にお気に入りのイラストは保存しないと、次回生成時に消失してしまうので注意が必要です。(今後、数時間以内なら復元できたりして欲しい)


「融合」は保持しているイラスト同士をかけ合わせて、新しいイラストを生成します。
美少女と美少女を交配させたら、さらなる美少女が出来るはずだよね理論。
この要素が、馬の交配によるエリート育成みたいで楽しいです。


「属性」は保持しているイラストのパラメーターを編集することが出来ます。



百聞は一見にしかず、一見は一験にしかずなので、ぜひ皆さんも遊んでみてください。
(バストアップイラストなら無料枠でもそこそこ遊べます)

もちろんぼくは課金したので、上半身イラストを生成して遊んでます。

https://twitter.com/happy_packet/status/1518837222694604800


ちなみに、Crypkoの技術を応用した「MEMES」というゲームも2022年夏にリリース予定らしいです。
MEMESはアトリエシリーズでお馴染みのゆーげん先生が関わってるので楽しみです!!

https://memes.crypko.ai/

ではまた。

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いらにか 2022/04/25 12:31

【楽ちん】ブログで対談風テキストを楽に作るためのツール【PowerShell】

オープニングトーク

いら:どうも、いらにかの半身の「いら」です。

にか:どうも、もう半分の「にか」です。ってこれは一体なんですか?

いら:今回は対談風テキストをブログに書き起こすときに便利なツールを作ってみたので、それの話をしようかなと。

にか:なるほど。それで実際にこんなテキストを書いてるのですね。

いら:対談風テキストを書くときって大抵「<名前>:<セリフ>」だよね。

にか:コロン《:》の代わりに余白とかのケースもありますね。

いら:で、大抵のブログってHTML直書き or WYSIWYGって呼ばれる仕組みを採用してるんだけど、名前のところを色つけたりとかボールド表示したりとか、いちいちブログのエディタで操作するの面倒くさいんだよね。

にか:あー、以前「よくわかる道草屋」を作ったときにも苦しめられてましたね
※「よくわかる道草屋」は某サービスの評価試験目的で作られたサイト。スマホじゃないとレイアウトが崩れるのであまり紹介したくない黒歴史。

いら:無駄に思える繰り返し作業が本当にストレスなんだよね。パソコンに出来ることならパソコンにやらせるべきだし。あと、シエル学園シリーズは対談系テキストも書く予定だから、いっそのことツール作っちゃおうってことで作りました。

にか:「作りました」ってすでに過去形なのか(笑)


というわけで始まった今回のブログのネタは、対談風テキストの置換支援ツールのお話です。


ソースコード

基礎ロジックを先に考えるのがめんどくさかったので、先にPowerShellでプロトタイプを組みました。以下、プロトタイプのソースコードです。

Replace-Chacolor.ps1

function Replace-Chacolor {
    param(
        $FilePath,
        [PSCustomObject]$Templates,
        $JsonTemplateFile = ""
    )    
    #TODO: tempalte validationを追加する

    $text = (Get-Content $FilePath -Raw)
    $result = $text

    if ($JsonTemplateFile -ne ""){
        $Templates = Get-Content -Raw $JsonTemplateFile | ConvertFrom-Json
        Write-Debug $Templates[0].Text
    }

    
    $Templates | % {
        $tmp = $_
        $result = $result -replace $tmp.Text,$tmp.ReplaceText
    }

    $result

}

今のところ、ルール(テンプレート)に書かれているTextをReplaceTextに置換するだけの簡易実装です。
本当はルール自体に置換処理のスクリプトを書けるようにもできるんですが、過剰すぎるし、ルール記述が複雑になりそうなので機能を除外しました。

ちなみに、僕はモジュール化してもう少し便利に使っています。


使ってみた様子(デモ)


まずは、テキストを用意します。

text.txt

いら:そういえばテスト設計どう?

にか:うーん、コスト大きいですね。

いら:じゃあ設計後回しでホワイトボックステストにしちゃおう

にか:了解です。ちなみに、この機能ってどれくらいで作れそうです?

いら:うーん、ちょっと10分くらい待ってもらっていい?

~10分後~

いら:だいたい8分くらいかな

にか:わかりました。工数表に記入しときますね。

いら:ついでにDoneって記載しておいて

にか:えっ?

いら:もう作っちゃったから


見積もりよりも先にモノを作ってしまうのが、良くも悪くもいらの性分《タチ》だった・

そしたら、ルールファイル(テンプレート)を作ります。

template.json

[
    {
        "Text" : "いら:",
        "ReplaceText":"<span style=\"color: #ef5350\">いら:</span>"
    },
    {
        "Text":"にか:",
        "ReplaceText":"<span style=\"color: #42a5f5\">にか:</span>"
    }
]

ちなみに、上記はJSONで書いていますがスクリプトにはPSObjectでも渡せるので、好きなコンフィグ形式で設定してPowerShellでPSObjectに変換してから渡しても動きます。

つまり、Replace-Chacolor -FilePath .\text.txt -Template $(someScriptConfig.ps1)みたいにPSObjectのコンフィグを返すPowerShellスクリプトでルールファイルを書いておくことも出来ます。
※ルールファイルをスクリプトで書く黒魔術の便利さはPython使いならよく知ってるはず(多分


ちょっと話が逸れましたが、これをこんな感じで使います。


PS [NIKA-DESKTOP]> Replace-Chacolor -FilePath .\text.txt -JsonTemplateFile ..\template.json       

するとこんな感じに出力が得られます。

<span style="color: #ef5350"><span style="color: #42a5f5">いら:</span></span>そういえばテスト設計どう?

にか:うーん、コスト大きいですね。

<span style="color: #ef5350"><span style="color: #42a5f5">いら:</span></span>じゃあ設計後回しでホワイトボックステストにしちゃおう

にか:了解です。ちなみに、この機能ってどれくらいで作れそうです?

<span style="color: #ef5350"><span style="color: #42a5f5">いら:</span></span>うーん、ちょっと10分くらい待ってもらっていい?

~10分後~

<span style="color: #ef5350"><span style="color: #42a5f5">いら:</span></span>だいたい8分くらいかな

にか:わかりました。工数表に記入しときますね。

<span style="color: #ef5350"><span style="color: #42a5f5">いら:</span></span>ついでにDoneって記載しておいて

にか:えっ?

<span style="color: #ef5350"><span style="color: #42a5f5">いら:</span></span>もう作っちゃったから


見積もりよりも先にモノを作ってしまうのが、良くも悪くもいらの性分《タチ》だった・

あとはコピペするなり保存するなりすればOK。

デモでは名前をカラー表示しているだけですが、アイコンとかに置換するのも出来ます。
意図して作ったわけではないですが、特定の固有名詞を毎回強調表示したりするのにも使えます。

PowerShellなんて使いこなせないよ‼(キレ気味)

需要があればMimiCaにWebアプリとして組み込みます。
(ぼくはもう満足してるからぼくの需要とモチベはない)

WebアプリはUIデザインとか面倒な工数がかかるので、需要が無いと無駄感が強すぎて腰が上がらない……

余談

別にテキストエディタの置換機能で置き換えても大差ないですが、この置換ルールを設定ファイルに記述しておけるのが一番の魅力です。何度も繰り返し使うケースや置換ルールが膨大なケースって、手でそれらをやるのは死にたくなります(ストレスフル)。

置換ルールを読み込ませて、テキストを一括処理する。
置換の際にはルールのロジックを考えなくて良い気楽さがあります。
(ストレスの緩和)

あと、ブログシステムによってHTMLだったりマークダウン記法だったり独自記法だったりするので、「Ci-enならこのルール、はてなブログはこのルール」みたいに管理できるのも非常に便利です。

あとスクリプトになっていれば、「テキストを保存したら置換後のテキストを自動で出力ファイルに生成」みたいなことが簡単に組めるので楽です。


ちなみに、ツールを作りはじめてから記事書き終わるまで3時間30分くらいでした。
(予約投稿なので、別日に書いてます)

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いらにか 2022/04/25 07:00

【分析】mimicleはDLsiteにどんな影響を与えるか【予想】

どうも、いらにかです。

先日、こんなツイートが流れてきました。

https://twitter.com/mimicleJP/status/1517050567645876224?s=20&t=K6E5APEtWz5URGf6TDpRdA







ぼく「mimicleって誰やねん」





というわけで、mimicleの話をCi-enで語るというアウェー戦のスタートです。

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