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2021年 09月の記事 (4)

いらにか 2021/09/11 10:21

Googleカレンダーで予定をツイートさせる話

 どうも、いらにかです。
 先週、クリエイターさんの活動予定表がほしいよねって記事を書きました。
 https://ci-en.net/creator/10765/article/519379
 
 今回はそれの続き的な雑記です。
 

 近年のIT界隈はRPAやら色々と「自動化」に関するツールやサービスが存在します。
 IFTTTというサービスもその一つですが、簡単に言うと、サービス同士をつなげて連携させるプラットフォームです。


 例えばIFTTTを使うと、「Googleカレンダーの予定の開始時刻になったら、ツイッターで予定の説明欄に書いてある内容をツイートする」といったことが出来ます。



 で、それを使って未来ツイートという遊びを始めました。
 https://twitter.com/happy_packet/status/1432628282051153921


 Googleカレンダーの予定の説明欄につぶやきたい内容と今の日付を書くだけの簡単仕様。これで、不慮の事故に遭遇しても推しの誕生日にお祝いツイートができるし、なんかこれを題材にしてショートショートが書けそうなだとか色々と妄想していました。

 IFTTTの良いところは、こうやってサービス同士をつなげて作った「レシピ」をシェアして他の人も使えるようにできるところです。今回作ったやつも公開しておきました。


 https://ifttt.com/applets/TqmEPWvp-


 IFTTTは無料枠だと3つまでしかアプレットを作れなくなった(以前はもっと作れた)のが少し残念ですが、こういったツールを活用することで身の回りの「手間」を減らす事ができます。IFTTTの類似だとzapirやMicrosoft flowとかもあります。


 近年のITサービスは柔軟な連携を考慮して設計されているものも多く、IFTTTのようにサービスを跨いでユーザが欲しいものを簡単に作ってしまえる世の中になりつつあります。ちょっとした笑い話ですが、IT企業よりも他業種の企業の方がITをうまく活用しているケースすらあります。


 ITは目的を実現するための技術であり、手段であり、道具です。
 道具なので使われなければ、効果を発揮しません。
 なので、ぜひともITを使ってあげてください。


 ちなみに、IT活用で社会から「無駄な手間」が減ることを私は心から願っているので、9月に発足したデジタル庁を心の底から応援しています。
 近年の日本のIT業界は大きな案件があまりにも不穏すぎるので、良いモデルケースになってくれるよう祈っています。
 特に「規制のサンドボックス制度」がしっかりと良い方向に機能して、岡崎市立中央図書館事件やCoinhive事件のようにトンチンカンな法的執行機関に開発者も振り回されることがないよう、デジタル社会を作って欲しいです。

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いらにか 2021/09/04 07:21

クリエイターさんの活動予定表がほしいよねって話

 どうも、いらにかです。
 クリエイターさんが関わった作品がいつ発売だとか、生配信をいつやるよとか、そいういった予定の発表ってSNSでツイートして広報していることが多いですよね。
 特にTwitterとか。

 情報発信場所としてのTwitterは大正解だと思うのですが、ツイートはあくまでブログレベルの情報発信媒体なので、時系列を整理してスケジュール公開をする場としては、あまり向いていなかったりします。

 例えばの話。
 1.作品Aの発売は9月30日だけど情報解禁は9月3日。
 2.作品Bの発売は9月20日だけど情報解禁は9月10日。

 このケースだとフォロワーは作品Aの情報に先に触れるけれど、実際に購入できるのはBが先です。A,Bの2つだけなら混乱は無いかもしれませんが、10作品くらいになるとカオスになり始めます。

 要するに、ツイートは発売日や配信日でソートして整理するような機能がないのでユーザは過去ツイートを遡ったりして情報を整理する必要が出てきたりします。特にマルチに活動しているクリエイター兼Youtuberさんは、スケジュールを追いかけるのがフォロワー的に大変だったりすることもあります。



 それで表題の話になるのですが、早い話が公開カレンダーをつくろうよって話です。
 別に難しい話ではなくて、Googleカレンダーで創作活動用の公開カレンダーを作ってフォロワーに追っかけて欲しいスケジュールはそこに書き込めばいいです。

 補足:新しいGoogleアカウントを作れと言ってるわけではなく、Googleカレンダーは何かしらの用途ごとにマイカレンダーを作ることができるので、それで創作活動用のカレンダーを作りませんか?という話です。普段のスケジュールは非公開にしつつ、創作活動用カレンダーだけ公開したりできるのです。 

作り方は公式を参考にしてください。
一般公開の Google カレンダーを作成、管理する



※試しに作った活動カレンダー
 
上記のカレンダーは僕のTwitterのプロフィールに公開カレンダーのURLを掲載しています。こんな感じ。

 TwitterのURL短縮を使って短くしていますが、下記と同じURLです。
 https://calendar.google.com/calendar/u/0/embed?height=600&wkst=1&bgcolor=#ffffff&ctz=Asia/Tokyo&src=cTJvbm52cHU5bmU3bmc3YW5jdmc2NjI2OGdAZ3JvdXAuY2FsZW5kYXIuZ29vZ2xlLmNvbQ&src=MmdpcWFiZ2twNG5wdml2NDUxZm5mcjQ1czRAZ3JvdXAuY2FsZW5kYXIuZ29vZ2xlLmNvbQ&src=amEuamFwYW5lc2UjaG9saWRheUBncm91cC52LmNhbGVuZGFyLmdvb2dsZS5jb20&color=#3F51B5&color=#D81B60&color=#7986CB&title=Nikaカレンダー(しもたけさん情報付き)&mode=AGENDA

 ちなみに、GoogleカレンダーはURLにmode=AGENDAを付与すると、予定リストタブをデフォルトで開けるようにできます。付与しないと月表示がデフォルトです。


※予定リストでの表示

 カレンダー形式だけでなく、予定リストで表示されるとめちゃくちゃ見やすくないですか!!
 しかも、未来の予定だけじゃなくて、過去の記録も見れるので今までの活動の流れを追いやすい。過去の作品にも手を伸ばしてくれる可能性が増えそうですね。
 (Youtube配信ならアーカイブ見てもらったり、そういった可能性が増えそうですね)

 しかもGoogleカレンダーは、他の人の共有カレンダーを自分のカレンダーに追加できるので、毎回共有用URLを開いて見てもらわなくても、ファンが自分のGoogleカレンダーに登録すると、アプリ等から便利にチェックしてもらえます。
 定期的にSNS等をチェックしてもらうのではなく、ファンに日常に入り込んでしまって、自然と情報を得られるような仕組みがつくれるのはシンプルに強いです。

 ただし、カレンダー管理の手間が増えてしまうのは今のところ避けられません。
 本当に微々たる手間ですが、面倒くさがりの自分としては気になるところです。
 公開カレンダーの管理が大変だよ…って人は、信頼できるファン(フォロワー)にカレンダーの編集権限を付与して手伝ってもらうのも一つの手です。
 このカレンダーはクリエイターさんだけでなく、ファンにとっても有意義なのでお手伝いしてくれると思います。
 また、Googleカレンダーは共有管理もできるので、複数人で活動しているサークルさんにも便利だと思います。

 ただ、記事を読んでいるクリエーターさんには「いつも開いているツイッターで呟けばいいだけの現状は楽だよね」と思っている人もいるはず。めっちゃわかる。
 あぁ、Twitterのツイートを監視して、カレンダーに自動登録してくれるようなサービスないのかなー。
 (逆ならIFTTT等で簡単に作れます)



 今回は共有カレンダーを作ると宣伝もしやすいよという話でした。
 次回は、個人開発系の話を少しする予定です。たぶん来週の土曜くらいに。

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いらにか 2021/09/02 07:21

いま書いている技術書の話

 どうも、いらにかです。
 今、「みちくさびゅあー技術」と銘打ってシンプルなWebアプリ開発の技術書を書いています。この本はみちくさびゅあーで取り入れられているWebアプリ開発の技術で、シンプル化したみちくさびゅあー(シンプル)を実際に1日で作ってしまう体験を「体感」して貰うことに主眼をおいています。

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いらにか 2021/09/01 07:21

支援サイトを開設しました

 こんにちは。いらにか(@happy_packet)です。
 初めましての人は、この記事の後半に簡単な自己紹介を書いておきますので覚えて帰ってください。(新人漫才師っぽい導入)
 今はみちくさびゅあーというアプリを作っている人って認識でOKです。

 ■みちくさびゅあー
 https://movue.iranika.info
 こんな感じやつ↓

 さて、表題の通り、支援サイトを開設しました。とりあえずFANBOXとCi-enです。

 ■Ci-en(主な活動場所になる予定)
 https://ci-en.net/creator/10765
 ■PIXIV FANBOX(Fanboxでも支援したい人向け)
 https://iranika.fanbox.cc/

 主な目的は
  ・みちくさびゅあーの維持/開発を支援してもらうこと
  ・みちくさびゅあーの広報活動を通じて道草屋界隈を盛り上げること
 です。

 みちくさびゅあー(以後、びゅあー)の維持には大きな費用が掛かるわけではありません。ですが、流石に0円とはいきません。これまでは、いらにかの私的な開発検証環境の一部リソースを流用することで費用を抑えていましたが、とある理由でその環境を大きく作り直すことになり、びゅあーの維持について少し考え始めました。

 2020年4月にびゅあーは新しくリニューアルしたことで、嬉しいことにユーザー数も大幅に増えました。ユーザ数の増加にもしばらくは耐えられると思います。たぶん。
 システム的にはしっかり考えているつもりなので心配はしていませんが、私が何かしらの理由で動けない状態になった時が非常にまずいです。現状、びゅあーの全てを管理/変更ができるのは私だけで、少し複雑な仕組みも私しか把握していません。

 個人開発ならこれらは必然的なことですが、びゅあーがこれからも成長していく過程で私に"強く"依存した今の状態からは、いずれ脱却させたいなと思いました。そのほうがびゅあーにとってもユーザーにとってもいい感じになるはず。
 依存と言っても、開発の依存、運用の依存、他にも色々とありますが、まずは資金の依存から脱却させようと思い立ち、冒頭の支援サイト開設の話に繋がるわけでございます。開発や運用の依存も資金で解決できたりしますので。
 ※補足:びゅあーに愛想を尽かしたのではなく、健全かつ長期的に維持/成長するためには個人への強い依存を減らしつつ、周りを巻き込むほうが良いのでは?と思っただけです。びゅあーを溺愛してるので、これからも貢献するつもりです。

 支援サイトの有料プランに入ってもらうことで資金面でご支援頂けますが、びゅあー内にあるDLsiteへの各種リンクからお買い物してもらうことでも支援になります。DLsiteのアフィリエイト報酬はリンクされた作品だけでなく、リンクで移動したあと購入した作品すべてが対象なので、何気にすごいのです。
 もちろん、無料プランやフォローしてもらうだけでも、モチベーションの支援になりますのでお気軽にどうぞ。
 
 というわけで、以上が支援サイトを開設した主な目的でした。


 で、ここからは主ではない目的の話になります。
  
 あまり知られていないかもしれませんが、みちくさびゅあー以外にも作っているアプリやサービスがあります。
 例えば、道草恋歌やNikaスタンプです。
 
■道草恋歌
 道草屋への溢れる感情を和歌にして共有しあうサービス。
 https://michikusa-renka.glideapp.io/
■Nikaスタンプ
 SNSの会話で使えそうな道草屋の画像をまとめたスタンプアプリ。
 https://stamp.iranika.info/

 紹介したのはβリリースが出来たものだけで、プロトタイプを作ってみたけどリリースできるような代物じゃないのでボツになったり、まだ技術的障壁が超えられずにリリース出来ないようなモノも抱えていたりします。以下は、その一例です。

お話できるレベルもの
・BoothとDLsiteでの購入作品を一元管理できる何か(案:Chorme拡張機能)
・音声作品でデッキを作り、ジャンルやヒントからデッキに含まれる作品を当てるゲーム
・Boothのサイト上で音声作品をそのまま再生できるような何か
・最低でも欲しい卸値からBoothとDLsiteでの販売価格を計算するようなツール
・クラウドストレージを使ったデジタルコンテンツの分散市場アプリ
※これらのために開発検証基盤の見直しが始まりました

 こういった活動の発信を通じて、開発者とユーザの距離感の模索というか、ユーザの声を開発に活かすための施策を色々やりたいなと思い始めました。支援サイトはその点で、ユーザの声を聞くのに良い場かなと思っています。
 
 また、みちくさびゅあーを作ったときからずっと、個人クリエイターさんを支援するための何かを作っていきたいと思っていました。自分の技術と知識で、クリエイターさんの活動を支援できないかなと。
 いままでファンとして消費者側にいましたが、自分自身がクリエイターとして活動しないと見えてこない課題や問題もあるように思いました。この点も、支援サイトを始めることでなにか得られるかなと期待しています。


 話が少し長くなりましたが、以上が支援サイトを開設した経緯です。
 今後の予定としては各支援サイトで趣味の活動について記事を投稿しようと思います。月2回くらいを目標に。
 主に個人開発の話やクリエイターさんに有益な情報の記事になると思いますが、絵や物書きも趣味なので突発的にそれらを上げるかもしれません。ブログの延長線として、なんかいい感じに有益な活動ができればと思っています(ふわっとしすぎですね)

 支援サイトの開設は、個人開発の活動における試行錯誤のひとつです。
 開発者+支援者というコミュニティが個人開発をどう変化させるのか。気長にお付き合いいただけると幸いです。

 次回の記事はおそらく、執筆しているWEBアプリ開発の本のお話になると思います。
 予定はあくまで予定ですので、別の記事を投稿してもご容赦ください。
 では、また。



■プロフィール
名前:いらにか(@happy_packet)
趣味:アプリ開発、絵、物書き、何かを良くすること
好きなもの:クリエイターさん、音声作品、道草屋、ドトールコーヒー、etc...

詳細なプロフィールサイト
https://iranika.github.io/

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