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プラグインの記事 (89)

ロール系コマンド【ダイスプラグイン】

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ダイスロールに関するコマンドです。
ダイスを振るときは基本的に「randRoll/乱数ロール」コマンドを使いましょう
(※補足以外のパラメータ解説はチートシートと同じ内容です。)

コマンド一覧

  • random/乱数 → 乱数の生成
  • roll/ロール → ダイスを振るモーション
  • randRoll/乱数ロール → 乱数生成&ロールモーション
  • wait/ウェイト → ロール完了まで待機

random/乱数 → 乱数の生成

▷パラメータ:「ダイスID」
簡易例)『dice random 1』
 → ダイスID1の乱数を生成(変数にもセット)

▷補足
ロールモーションはありません。ダイスは動かず目だけ変わります。
また、紐付いている変数の値も自動で変わります。

roll/ロール → ダイスを振るモーション

▷パラメータ:「ダイスID 高さ 振り下ろしフラグ」
簡易例)『dice roll 1』
 → ダイスID1をタイプ設定のモーションでロール
詳細例)『dice roll 1 300 true』
 → ダイスID1を高さ300で「その場から振り下ろし」のロールモーション

▷補足
ダイスの目は変わらずロールモーションのみ行います。
ダイスの登場演出に使ったり、ダイス目は変数で操作してモーションだけ行いたいときに使用してください。

randRoll/乱数ロール → 乱数生成&ロールモーション

▷パラメータ:「ダイスID 高さ 振り下ろしフラグ」
簡易例)『dice randRoll 1』
 → ダイスID1の乱数を生成してロール
詳細例)『dice randRoll 1 300 true』
 → ダイスID1の乱数を生成し、高さ300で「その場から振り下ろし」のロールモーション

▷補足
乱数を生成してロールモーションを行います。
「その場から振り下ろし」では繰り返すとどんどんと下がっていくので、showコマンドやmoveコマンドでその都度位置を調整する必要があります。

↓左が「持ち上げ」、左が「その場から振り下ろし」でロールを繰り返した場合


wait/ウェイト → ロール完了まで待機

▷パラメータ:なし
簡易例)『dice wait』
 → 全てのダイスのロールアニメーション完了まで待機

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統計サブコマンド【ダイスプラグイン】

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ダイスの統計処理に関するコマンドです。
ゾロ目の有無やポーカーのような役を判定するのに便利です。
サンプルではちんちろりんの役を判定するのに使用しています。


ここではダイスID1~5を使用して5つのサイコロを振ったときのポーカー役の判定で説明していきます。

「randRoll/乱数ロール」コマンドなどでダイスの目が決定したら、まずは
『dice analyze start 1 2 3 4 5』のように「analyze start/統計 開始」コマンドを必ず実行してください。

このコマンドを行うと、全ての統計データが計算されて内部に保存されます。
その後に「analyze total/統計 合計値」といった各種統計サブコマンドを使うことで各項目を変数にセットすることができます。




コマンド解説

コマンド一覧

  • start/開始 → 各種統計を取得する準備
  • total/合計 → 目の合計値を変数にセット
  • total/合計 → 目の合計値を変数にセット
  • multiply/乗算 → 目を全て掛けた値を変数に
  • max/最大値 → 最大の目の値を変数にセット
  • min/最小値 → 最小の目の値を変数にセット
  • num/目 → 指定した目のダイスの数
  • pair/ペア → 指定したペアの組みの数
  • maxPair/最大ペア → 最大のペア数
  • maxPairNum/最大ペアの目 → 最大ペアの目(の最大値)
  • straight/ストレート → ストレート判定値をセット
  • end/終了 → 分析を終了

start/開始 → 各種統計を取得する準備

▷パラメータ:「ダイスID,ダイスID…」
簡易例)『dice analyze start』
 → 表示中の全ダイスを対象に統計を取る
詳細例)『dice analyze start 1 2 3』
 → ダイスID1,2,3の統計を取る



total/合計 → 目の合計値を変数にセット

▷パラメータ:「変数番号」
簡易例)『dice analyze total 1』
 → 統計を行ったダイスの合計値を変数1にセット
(要:事前に統計 開始コマンド)
 multiply/乗算

▷補足


画像のようにダイス目が4,4,5,6,5であれば合計値の24が指定した変数にセットされる。

multiply/乗算 → 目を全て掛けた値を変数に

▷パラメータ:「変数番号」
簡易例)『dice analyze muliply 1』
 → 統計を行ったダイス目を掛け合わせた値を変数1にセット
(要:事前に統計 開始コマンド)
 
▷補足


画像のようにダイス目が4,4,5,6,5であれば4x4x5x6x5と全て掛けた値である2400が指定した変数にセットされる。

max/最大値 → 最大の目の値を変数にセット

▷パラメータ:「変数番号」
簡易例)『dice analyze max 1』
 → 統計を行ったダイスのうち最大の値を変数1にセット
(要:事前に統計 開始コマンド)
 

▷補足


画像のようにダイス目が4,4,5,6,5であれば、最大の目の6が指定した変数にセットされる。

min/最小値 → 最小の目の値を変数にセット

▷パラメータ:「変数番号」
簡易例)『dice analyze min 1』
 → 統計を行ったダイスのうち最小の値を変数1にセット
(要:事前に統計 開始コマンド)
 
▷補足


画像のようにダイス目が4,4,5,6,5であれば、最小の目の4が指定した変数にセットされる。

num/目 → 指定した目のダイスの数

▷パラメータ:「変数番号 対象の目」
簡易例)『dice analyze num 1 2』
 → 統計を行ったダイスのうち目が2のダイス数を変数1にセット(ダイスの目が1,2,1,2,2の場合は2の目が3つあるので3となる)
(要:事前に統計 開始コマンド)

▷補足


画像のようにダイス目が4,4,5,6,5であれば、それぞれの目で「analyze num/統計 目」コマンドを実行した結果(変数にセットされる値)は↓のようになる。
dice analyze num 1 1 → 1の目は0個
dice analyze num 1 2 → 2の目は0個
dice analyze num 1 3 → 3の目は0個
dice analyze num 1 4 → 4の目は2個
dice analyze num 1 5 → 5の目は2個
dice analyze num 1 6 → 6の目は1個

pair/ペア → 指定したペアの組みの数

▷パラメータ:「変数番号 対象のペア数(※ペア数2は2つのダイスの目が同じ、ペア数3は3つのダイスの目が同じ状態を指す)」
簡易例)『dice analyze pair 1 2』
 → 統計を行ったダイスのうちペア数2の組の数を変数1にセット(ダイスの目が4,5,5,6,6の場合はペア数2の組みは5と6で2つ)
(要:事前に統計 開始コマンド)
 
▷補足
5つのダイスを投げると、同じ目が1つの場合(すべての目がバラバラ)〜5つ(全部が同じ目)の場合まである。


↑画像のようにダイス目が4,4,5,6,5であれば、
ペア数1は「6」の1つ
ペア数2は「4と5」の2つ
ペア数3以上は0個となる。

例えばポーカー役の2ペアかどうかを調べたかったら『dice analyze pair 1 2』のように変数1にペア数2の個数を代入して、その値が2であれば良い。

フルハウスかどうかを調べたかったらペア数2が1つ、ペア数3が1つ。
3カードを調べたかったらペア数3が1つ、かつペア数2が0個であれば良い。



maxPair/最大ペア → 最大のペア数

▷パラメータ:「変数番号」
簡易例)『dice analyze maxPair 1』
 → 統計を行ったダイスの最大ペア数を変数1にセット(ダイスの目が4,4,5,5,5の場合は5のペア数3が最大のペア数となる)
(要:事前に統計 開始コマンド)
 
▷補足


画像のようにダイスの目が6,6,4,4,4の場合、6がペア数2で4がペア数3となる。
ペア数が一番大きいのは4のペア数3であり、これが変数にセットされる。

maxPairNum/最大ペアの目 → 最大ペアの目(の最大値)

▷パラメータ:「変数番号」
簡易例)『dice analyze maxPairNum 1』
 → 統計を行ったダイスの最大ペアの目を変数1にセット(ダイスの目が4,4,4,5,5の場合の最大ペア数は3でその目の「4」が最大ペアの目となる)
(要:事前に統計 開始コマンド)
 
▷補足


画像のようにダイスの目が6,6,4,4,4の場合、「4」のペア数3が最大となり、その目の「4」 が変数にセットされる。

ポーカーの同じ役同士で目の大きさで判定したいようなときに便利です。



straight/ストレート → ストレート判定値をセット

▷パラメータ:「変数番号」
簡易例)『dice analyze straight 1』
 → 統計を行ったダイスのストレート判定を変数1にセット(2,3,4なら判定は2、4,5,6は判定6、1,3,4は連続になってないので0)
(要:事前に統計 開始コマンド)
 
▷補足
すべての目が連続になっているかを判定します。
連続になっている場合は最小の目、連続になっていない場合は0がセットされます。

例えば、ちんちろりんの役の判定では『dice analyze straight 1』のように変数1にストレート判定の結果をセットし、

結果が1の場合は目が1,2,3となっている状態でヒフミ、
結果が4の場合は目が4,5,6となっている状態でシゴロのように判定しています。
(ペアがなくてストレート判定が0の場合は目ナシ)



end/終了 → 分析を終了

▷パラメータ:なし
簡易例)『dice analyze end』
 → 分析を終了(再度統計結果を取得するには統計 開始コマンドを使用)

▷補足
分析が終わった際にendコマンドで統計結果を消去しておくことで、セーブデータ容量が多少ですが少なくなります。

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設定系コマンド【ダイスプラグイン】

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ダイスの内部設定に関するコマンドです。
(※補足以外のパラメータ解説はチートシートと同じ内容です。)

コマンド一覧

  • clear/クリア → 非表示ののち設定をクリア
  • type/タイプ → タイプ設定の変更
  • variable/変数 → 紐付ける変数を変更
  • number/目 → 指定した目をセット
  • max/最大値 → ダイスの最大の目をセット
  • min/最小値 → ダイスの最小の目をセット

clear/クリア → 非表示ののち設定をクリア

▷パラメータ:「ダイスID 所要時間」
簡易例)『dice clear 1』
 → ダイスID1の設定を初期化
詳細例)『dice clear all 10』(所要時間は使わないのを推奨)
 → 全てのダイスを10フレームかけて非表示にしたのち設定を初期化

▷補足
『dice clear 1 10』のように所要時間を設定すると、フェードアウト後に設定のクリアが行われます。
この際に、所要時間を待たずに『dice show 1』のようにダイスを表示したり設定を行ってしまうと、設定のクリアが行われなかったり、表示した直後にクリアされてしまいます。

直後にダイスの再表示や設定を行う可能性がある場合は『dice hide 1 10』のようにhideコマンドで非表示にしてウェイトコマンドで10フレーム待機したあとに『dice clear 1』と即座に設定をクリアすると安全です。




type/タイプ → タイプ設定の変更

▷パラメータ:「ダイスID タイプ」
簡易例)『dice type 1 すごろく』
 → ダイスID1のタイプを「すごろく」に変更

▷補足
タイプはプラグイン設定で登録することが可能です。


variable/変数 → 紐付ける変数を変更

▷パラメータ:「ダイスID 変数番号」
簡易例)『dice variable 1 31』
 → ダイスID1と紐付ける変数番号を31に変更
詳細例)『dice variable 1 clear』
 → ダイスID1の変数設定を初期化

▷補足
基本的にはプラグイン設定の「同期変数の開始番号」に基づいた変数と同期していますが、一時的に紐付ける変数を変えたい場合に使用してください。
clearコマンドで設定を初期化すると同期先は元の変数に戻ります。
(同期しているというのは紐付いている変数の値が変われば表示されているダイスの目が変わり、プラグインコマンドでダイスの目を変えると変数の値も自動で変わります。)


number/目 → 指定した目をセット

▷パラメータ:「ダイスID 目の値」
簡易例)『dice number 1 6』
 → ダイスID1の目を6にセット
詳細例)『dice number 1 max』
 → ダイスID1の目を最大値にセット

▷補足
使う機会は少ないと思いますが、サンプルのすごろくでは右上に手持ちのダイスを表示する際に、手動で最大値にセットしてダイスの種類がわかりやすいようにしています。

max/最大値 → ダイスの最大の目をセット

▷パラメータ:「ダイスID 最大値」
簡易例)『dice max 1 3』
 → ダイスID1の最大値を3に変更(4以上は出ない)
詳細例)『dice max 1 clear』
 → ダイスID1の最大値の設定を初期化する

▷補足
すごろくの「123サイ」では、面数6のダイス画像を使っていますが、最大の目を3にセットすることで1〜3の目しか出ないサイコロとなっています。


min/最小値 → ダイスの最小の目をセット

▷パラメータ:「ダイスID 最小値」
簡易例)『dice min 1 4』
 → ダイスID1の最小値を4に変更(3以下は出ない)
詳細例)『dice min 1 clear』
 → ダイスID1の最小値の設定を初期化する

▷補足
すごろくの「456サイ」では、面数6のダイス画像を使っていますが、最小の目を4にセットすることで4〜6の目しか出ないサイコロとなっています。

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ダイスプラグインマニュアル

Boothにて販売中のRPGツクールMV向けのダイスプラグインのマニュアルページです。(販売ページはこちら
6面、4面、10面といったサイコロを表示して振るというシンプルなプラグインですが、スゴロク、ちんちろりん、TRPG風ダイス判定といった抱負なサンプルイベントが付属しています。

使用条件と利用上の注意

ダイスプラグイン使用条件
ダイスプラグイン利用上の注意

本プラグインを使用する際の使用条件ならびに、注意事項と動作対応する環境などについて説明しています。


スタートアップ

基本の使い方【ダイスプラグイン】

このプラグインを始めて触る人は最初に読んでみてください。
プラグインコマンドや画像規格など基本的な内容を解説しています。

  • プラグインの一番基本的な使い方
  • オリジナルの画像を用意する際の注意点

プラグイン設定項目について

プラグイン設定/ダイスタイプの登録
プラグイン設定の各項目について解説します。
(新しいダイスタイプを登録するにはプラグイン設定から行えます)

ミニゲーム・サンプルデータについて

ミニゲーム・サンプルデータについて
各ミニゲームサンプルデータの簡単な紹介と、コモンイベント・変数・スイッチに関する解説、移植する際の注意点について解説しています。


各コマンドの解説

チートシート(印刷用のコマンド一覧)

以下で各コマンドのパラメータを解説しますが、コマンドごとのパラメータをまとめたチートシートも用意しましたのでご活用ください。(2種類のサイズのPDFが入っています。一部、バージョンが低いと存在しないコマンドやパラメータがある可能性があります。)

cheat_sheet_v102.zip (306.23kB)

ダウンロード

表示/演出系コマンド

表示/演出系コマンド【ダイスプラグイン】
ダイスの表示や移動、アニメーションといった見た目の演出に関するコマンドを紹介します。(ダイスロールに関してはロール系コマンド参照)

設定系コマンド

設定系コマンド【ダイスプラグイン】
ダイスの内部設定に関するコマンドを紹介します。ダイスの目の範囲を設定したり、タイプや紐付ける変数を一時的に変更することができます。

ロール系コマンド

ロール系コマンド【ダイスプラグイン】
このプラグインの核ともなるダイスロールに関するコマンドを紹介します。

統計サブコマンド

統計サブコマンド【ダイスプラグイン】
複数のダイスを振った場合にゾロ目になっているか・ストレートになっているかといった判定に便利な統計サブコマンドについて紹介します。

グループ系プラグイン

グループ系プラグインのコマンド【ダイスプラグイン】
ダイスプラグイン付属のグループ系プラグインのコマンドを紹介します。
ランダムな宝箱、戦闘、イベントの処理を条件分岐を使わず手早く実装できます。

カスタム情報ウィンドウプラグイン

カスタム情報ウィンドウプラグインのコマンド【ダイスプラグイン】
ダイスプラグイン付属の「カスタム情報ウィンドウプラグイン」のコマンドを紹介します。マップ上での情報表示に特化したオリジナルウィンドウを表示することができます。

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