百合体験って実際どういう事？

はじめまして。ディレクションや演出関連をしているさむさんです。

SukeraSparoやSukeraSomeroで行っていた百合ゲームの開発と違い、
SukeraSonoで始めた音声作品は初めての事ばかりで今でも日々勉強中です。

百合体験シリーズで私が一番意識しているのは現実味を重視して収録をしています。
現実味って一体なんなの？という疑問は出るかと思いますが、
私が百合体験シリーズで組み込んでいる現実感というのは立ち位置で表現していたりします。

例えばですが、添い寝音声の場合、片側のチャンネルに音声を寄らせている場合が多い為、それが定石だろうと考えていました。
ですが、恋人が隣で寝ていて話をしている際に天井を見たまま会話するのに違和感があったので実際に音源を聞いている方の都合は考えず、
恋人同士なら寝ながらでも向かい合って会話すべきだろうと思い正面にて収録したりもしています。
百合なら同じ布団でイチャイチャするとき向かい合って居て欲しい訳です。

また、しまこいのるり子はEP03の帰宅中に右側に立っています。
これは車道側を選んでいる想定で立ってもらっています。お姉ちゃんを守りたい妹な訳です。
膝枕をしている時も実際に寝ている想定で声の発生位置を計算して収録しています。

呼称が”姫様”や”お姉ちゃん”だったりしているのも女性にしか使われない呼称であるからです。
百合体験です、あなたは今から女性になりますといっても異性の場合素直に受け入れる事は難しいかもしれません。
ただ、SukeraSonoの音声作品を聞いている間だけはあなたはお姫様でお姉ちゃんです。

次回作のナツトリップでは、あなたは”あなた”になります。ちょっとだけ女性になる難易度は上がるかもしれませんが
すでに聞いてい頂いている方には素直に受け入れて頂けるんじゃないかと思います。

今回も現実感がどうのとか声の発生位置がどうのとか言いながらも聞いてると悶絶して床転がり回る出来になっておりますのでお楽しみ頂ければと思います。
転がりまわっていると天井や床から声がしますが特に問題はございません。