モーションの記録と再生のあたり
今回は記録と再生のデモを作ります。記録と再生の切り替えは HTC Vive コントローラのパッドの操作で行うようにします。動作が確認できればいいので、記録を終える操作をしたらすぐに記録済みモーションの再生を始めさせます。
で、記録の実装についてですが今の実装ではモデルの手を制御するために手に持ったコントローラの位置と向きとを渡しているだけなので、この渡す情報を記録すればオッケーです。難しくないです。
具体的には OnAnimatorIK() で頭と両手の位置姿勢を更新しているので、そのときに記録も行うようにします。そして再生は「このデータを再生してね」というメソッドを呼び出した後は、実際のコントローラの位置ではなく再生データのコントローラ位置にモデルを追従させます。この実装も難しくないです。
そして、記録して再生した様子はこんな感じになります。
とりあえず動作しているのがわかります。いいですね!
さて、ここまで実装してきたことで残っている技術要素はこんな感じです。
◆必須な機能
・動画を編集する機能(モーションの切り貼り、表情、ハンドサイン、字幕、音声、エフェクト)
・動画を出力する機能
◆あると嬉しい機能
・モデルとカメラマンの移動軌跡を定義する機能
・カメラマンになりきって、カメラ位置を操作する機能
・光源が暗いのをどうにかする
・時刻(夕暮れとか夜とか)を変更する機能
こうやって書き出して眺めてみると、動画編集の UI 決めと実装が大変めんどいです。
まぁ、めんどいですが仕方ありません。次回は実装ではなく動画編集の UI をどうするかを考えて書き出してみようと思います。
次回の更新: 月曜日の 20時