UN-FIT(仮) 2020/10/28 21:00

君はキャラクターの作り方を知っているか!?


突然だけど、僕はキャラクターが好きだ。
とりわけ、キャラクター性というものを重視している。

そして、その作り方に一定の安定感を持っていると自負している。それは見た目だったり、性格だったりするけど。

そんなわけで、今日はちょっと僕のキャラクターの作り方を聞いてほしい。
見た後にちょっとだけ「参考にするか」、って思ってくれれば幸いです。

これは話の内容とは関係ないやつ。



僕らが数年間小説を書いていたことは少し話したと思うけど、色々と悩んだのは物語の作り方とキャラクターの作り方だ。

魅力的なキャラクターというものはどういうものなのだろうか、それを日夜悩んで言語化に努めた。これは僕らの研究成果でもある。
とはいえ、今から話すキャラクターの作り方は初歩の初歩。
なぜならキャラクターというのは物語の中で成長していく可能性が多いにあるからだ。
つまるところ、そういった要素が作者の味と言われる場所なんだが……、この話をすると面倒くさいので割愛させていただく。

キャラクターの3核、という言葉をご存じだろうか。
いや、ご存じなわけがない。だってこの言葉、僕らが勝手に作った言葉だもん。

魅力的なキャラクターというものは、基本的に3核――3要素――で表すことができる。
各要素を簡単に説明していこうと思う。


外核……表面上に表れている要素のこと。見た目。とてもわかりやすければ、わかりやすいほど良い。一般的にモブキャラがそのキャラクターを見て想像する要素といえばわかるだろうか。ツンデレにおけるツン+つり目みたいなステレオタイプのこと。
 これはキャラクターが自分を演じている部分である。

内核……表面上に表れていない要素のこと。内面の考え。いわゆるギャップという部分であることが多い。キャラクターを知っていく過程で見えてくる要素といえばわかりやすいかもしれない。不良少年が猫を助けていた=動物好き、みたいなイメージ。これは外核の反対であればあるほど良い。ツンデレのデレというやつ。
 これはキャラクター自身も気付いているが、隠している部分となる。

真核……物事、出来事が起こることで表面に出てくる要素。行動原理ともいう。これは当のキャラクター自身が認識していない要素となる。後追いの調味料のイメージが近いが、行動原理なので過去に何かしらの理由があると良い。思わず取ってしまった行動といえばわかるだろうか。


上記3要素を、僕らはキャラクターの3核と定義した。

誰でも簡単魅力的キャラクター作成要素といったほうがわかりやすい。
超理解を持っている人はもう完全に理解していると思うけど、一応解説と例を出しておく。

人間は見た目を重視する生き物である。
外核はそのキャラクターが着る鎧であり、理想の自分ということになる。
対して、内核はキャラクターの心情であり、素直な自分だ。外殻で頭の悪そうなキャラを演じているが実は頭が良い……なんてキャラは市場に溢れていると思う。誰だって心当たりのひとつやふたつあるのではないだろうか。
そこに加える要素が、真核となる。

・馬鹿を演じているが、実は頭が良い。ただし、友人のピンチな場合のみ、なりふり構わず全力で守る。

・馬鹿(外核)+頭が良い(内核)+友人がピンチのみ全力(真核)

という式になる。
ここまで読んでみて、いや、そんなの当たり前のようにやっているよっていう人は本能で作り方を理解している人だ。定義することでキャラクター性が揺れ動くことがないということを付け加えておく。

上記の式を見て、これだけで物語作れるのでは? と考えた人、かなり鋭い。
実はこれ、ギャルゲーとか乙女ゲーのキャラクターエピソードがだいたいこんな感じの風体なのである。これに周囲の環境という要素を足していくことで、事件が起こったりするのだ。

初歩の初歩、ではあるものの、この3核を言語化するのはそこそこ時間がかかった。
何しろ、僕らは初心者なのだ。こうした定義が教科書に載っていればいいが、総じて指南書の言葉は受け入れがたい。
ということで、この3核も受け入れなくて良い。
ただ、キャラクターを作るとき、一瞬思い出して参考になれば幸いなのである。

せっかく定義したのに、使われないというのは物悲しいことなのだ。


なんかもうゲームの話してないのでお茶を濁す絵。

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