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雑談の記事 (44)

宮波笹 2020/08/27 20:50

800字小説書いてみた(シアワセの引き金)

製作中ゲーム「シアワセの引き金」から主人公イアンとライバルのブライトの過去の話。

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そして、誰一人として動かなくなった。
私、ブライト・ギブソンを除いては。

「終わったな」

おっと、もう一人いた。
ライフルを抱えた地味なコートの男。
イアン・シャムロック。ボスが言うには凄腕のスナイパーで、私の相棒だ。
任務は果たした、後は掃除屋に任せればいい。

「では、今日はこれで失礼させてもらうよ。家族の記念日なのでね」
「待てブライト……その恰好で行く気か?」

恰好、というのは返り血が付いた白いスーツの事だろう。
間違っても、明日にもゴミと間違われそうなコートを着ている男に服のセンスを指摘されたくはない。

「心配せずとも替えのスーツは用意している。もちろん、行く前にシャワーも浴びるさ」

今しがた人を殺してきましたという恰好で歩く殺し屋はいないだろう。
いたら今頃良くて檻の中、悪くて土の中だ。

「いや、そういう話ではなく……。大事な記念日なら、他に仕事を任せることも出来ただろ?」

何を言うかと思えば……。

「それは不可能だ。私は他人に任せられるような仕事を受けた覚えはない」

ああ、今回の仕事はこの2人でなければ成し得なかった。
他の者では今頃犬の餌だ。まぁ、私1人でも十分ではあったが。

「そうだ、お前はそういう奴だった……」

どうにもスッキリしないが、生憎レストランの予約時間が迫っている。

「記念日といっても大した事じゃない。明日は息子の発表会で、その前祝いだ」
「確か、6歳でボクシングを習ってたな」
「ああ……それがどうした?」
「おめでとう」

……は?

「何だその顔は。祝い事はめでたいだろう?」

ーーー

「まったく……」

まさかアイツから……「屍」の異名をもつ男から、あんな言葉を聞くとはな。
多少時間を無駄にしたが問題ない。

スケジュールは完璧だ。
前の仕事の痕跡は隅々まで消し、新しく下ろした白スーツに着替え、妻子の待つ場所へ向かう。
もちろん、バラの花束と新しいボクシンググローブも忘れていない。

「さぁ店に入ろうか」

本日2つ目の、大事な仕事だ。

宮波笹 2020/08/27 17:40

800字小説書いてみた 書いてみた感想

よく800字小説を定期的にUPし~って漫画で見ますよね
とりあえず書く経験が少ない俺は800字定期的にUPしたらLVUP出来るんじゃね、とりあえず1回やってみようか~というのりでとりあえずやってみました(意図的かぶせ)

……で、書いたのが1つ前の小説です。
完全に新規はハードルが高すぎたのでまずはサクッと実行できる二次(?)創作で。

プロット自体はスマホの1画面未満程度の物量でしたが、詳細を書いていくと……あれ、プロットの時点で800文字!?
これ清書したら1200文字行くよね(いった)

800文字にこだわらないといけない理由は特になかったんですけど、まぁ出来るだけ合わせてみるかなと内容を削ることに。

分かったのは一番魅せたいポイントを最優先で組むことですね。
むしろそれ以外は入れるな。第2第3ポイントはムーリー、入らないー。

誰がしゃべったとか、今の状況とか、魅せポイントのために最低限ここの描写は必要だろうってところを入れたら800文字ギリギリ……

紙袋片手にお家に帰ってくるシーンからやる予定が、机の上にチョコがあるシーンからになりましたね。ほんと、余計なシーン入れられない。さすが800文字……

プロットはざっくりと詳細(大まかな流れ)で清書しちゃうタイプなんですけど、清書しようとしないで、清書に近いけどざっくりしたものを書いてから整える方が簡単かもなぁと思いました。物語の流れとキレイさの狭間で悩む必要がなくなる

宮波笹 2020/08/26 17:40

800字小説書いてみた(宝石ドール~柘榴石~)

800字前後を目安に小説書いてみました。
宝石ドール~柘榴石~より、アメジストとガーネットのバレンタインでのお話

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机の上に並べられたチョコを見て、幼馴染みたいな同居人、ガーネットは言った。
「これがアメジストの今年の戦利品か。年々凝ってるな」
「変な言い方やめてください。彼女たちに失礼ですよ」

僕……アメジストが貰ってきたの大量のチョコを2人で食べる。
いつからかこれがバレンタインの恒例行事になっていた。
もちろん、そんなことはチョコをくれた彼女たちには内緒。
心配しなくても大半は義理チョコ。もしくは友チョコかもしれない。

ガーネットの名誉のために言っておくと、別に彼がチョコを1つも貰えないほどモテないわけではない。学校に行かない不良生徒だから、機会がないだけだ。

「ガーネット、次どっち開けます?」
「まだデカイのが3箱も残ってるのか……」
「イヤなら無理に付き合ってくれなくてもいいんですよ」
「イヤとは言ってないだろ、赤い方」

ガーネットが丁寧に付けられたリボンをひっぺがえし、箱を開ける。
そのまま中のチョコを掴むと思ったが、その手が止まった。

「これは……お前宛だな」
「全部僕宛ですよ」
「そうじゃねぇよ」
ガーネットが先ほどの赤い箱をこちらに差し出す。
箱の中にあったのは、手作りのハート型のチョコ。
メッセージカードが本気度を物語っていた。

「僕は……その気持ちを受け取れません。ガーネットが食べてください」
うまくかわしているつもりだが、数年に1度混ざってくる本命チョコ。
「受け取れないのに、食べることなんて出来ません。それは不誠実です」

僕たちは見た目こそ人間とそっくりだが、実は人形。
人形には味覚がない、そして……人間と同じ時は歩めない。

「……こっちの方が不誠実だと思うけどな」
それでも捨ててしまうよりはマシと思ったのだろう。
ガーネットが僕に恨むなよとでも言いたげに、本命チョコをバリバリと平らげた。

ーーー

「心配しなくても、ちゃんと全員にホワイトデー返しますよ」
「そうやって何人の女を泣かせてきたんだろうな」
「人聞きの悪い事言わないでください。それで……どれが一番美味しかったですか?」
「分からねぇよ」

宮波笹 2020/08/21 21:11

この後やること・やりたいことアレコレ

・新HP作りたい
元々使ってたHPが一時期更新できなくなって(今は出来る)
「何も設定いじってないのに……メール送れない問題といい、もうサーバー設定気にしないところにうつりたい!」
……と思って早数か月。

ゲーム用のページならともかく、HP本体となるとさすがに腰があがりませんね。
とはいえ今後を考えるとどこか情報をまとめたページは必要なので作ろうと思います。
なるべく省エネで。
ゲームみたいにタッチするの楽しいのがいいなぁ(即刻顔を出す凝り性)

・ティラノをアツマールで試す
正式対応はしてないけど、出来るは出来るらしい(実際に何作品かある)
ただやっぱり修正しないといけない点もあるらしく、俺はその辺詳しくないから無理そうだけど考えたいなぁと。
連載系だとあっちの方がアピールしやすいんですよええ。

・ヴァイオレット・ブラッドのPV作り直したい
昔作ったんですけど、今だともう少しクオリティ高くて、心に刺さるの作れそうだなぁと。
パケ版追加発注して委託中なんですけど、状況的にイベントに持っていけないしねぇ……
売るための宣伝材料が欲しい。

・エイ僕素材化
元々ホコグラ素材屋やってて素材として出すこと自体には抵抗なかったので、まとめて有料素材にしちゃうのも手かなと。
カラフルな執事少年はどこかの需要にきっと刺さるはずだ。

宮波笹 2020/06/27 19:34

スチル追加したい

柘榴石のスチル、追加してぇ~~!!!
(もう、この前全部描き直ししたでしょ!)

元々欲しかった重要なシーンなんですけどね、ただ見栄えが良くなるシーンでもなかったのでスルーしてました。

ヴァイオレット・ブラッドより。

個人的に、動きのない絵だと画力が持たない(?)という理由でスチルは刃物突きつけてるシーンとか、魔法使うシーンとか何かしら動きがある(立ち絵演出では限界がある)シーンに厳選してきました。

でも宝石ドール、そういうシーンあんまない。(基本平和だから)
基本、平和だから。(何故2度言った)

今後また追加したいシーン増えるかもしれないので、ひとまず保留ですかね。

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