沈黙中の心の中
【やさしい哲学】
知り合いがちょっと待ってて
と言って、部屋を出て行った
あまり面識のない人と
2人きりになった時
少しの間なら
少し会釈して済ませるだろう
知り合いを通しての知り合い。
全くの他人ではない感じの
雰囲気を出した方がいいのかな
少し話そうかな
何を…?
この部屋、広いですね
そうですね
終わった…
今日、外、めちゃくちゃ暑かったですね
暑かったですねー
終わった…
きっと
人は、それほど考えていないんだと思う
でも
こういうシーンが苦手だ
早く知り合いよ
戻ってきてくれ…
なんでこんなに、
必死に言葉を探してしまうんだろう。
気まずい空気を壊したくて
嫌われたくなくて
「ちゃんとした人」でいたくて
一生懸命、外の顔(強がり)を作ろうとしている
でも、きっと
そう思っているのは
自分だけなのかもしれない
そう思えば、
話しかけられた相手は、
対応することに、気を遣っていることになる
だったら、
無理に喋らなくていいじゃないか。
沈黙のままでいい。
共通の話題がわからない
相手の気持ちがわからない
わからないから、
どうしていいかもわからない
わからないなら
電車の隣の席の人だと思えば
何も喋らなくていいんじゃないか
もしかしたら
誰かといる沈黙は、
何も考えなくてもいい時間なのかもしれない