【創作の舞台裏】宮古島へ妄想出発
【やさしい哲学】
宮古島に2週間くらい
行きたい
でも、現実は、
そんな時間が取れなかったりで
なかなか行けない
だから、妄想出発します
まず、
情報としては海以外、
何もなさそうだ
2週間、
キッチンもあるアパート的なところを借りよう。
地元からネットで契約
飛行機も予約完了
台風シーズンを避けて
10月末さぁ、出発!
飛行機に乗って空港に到着
うわあ、空港から、海を感じるよ
タクシーで宿に移動。
なんだ、
この部屋、ちょっと狭いけど、
ま、いっか。
でも、外は窓一面に海が見える。
窓を開けたら、海風
気持ちいいなあ
砂浜を散歩してサンダル脱いで、
裸足で歩く生温かい砂が、
足を包みこむ。
両手を広げて、
海を感じる
誰もいない海
自分だけの世界だ
遠くに岩の山が見える
遠くていけないけど
登ったら、
痛そうだな
ゆっくり歩いて戻ろう
足をキレイに洗ってスクーターで、
夕飯の買い出しに行こう
ブーーン海風、
気持ちいーー
スーパー到着
ヘルメットはずして入店
おー、見たことない食材だ。
買ってみようかなぁ、
これも、美味しそうだ
さて、こんなもんでいいかな
お金を払って帰ろう
ヘルメットを被って
ブーーンあーー、
気持ちいいなぁ
ぬるまったい風が
顔をやさしく叩く
買い物袋が風で、
シャリシャリ音を立てている
さぁ、宿に到着
軽く調理して、夕飯タイムだ
窓の方にテーブルを移動して
食材を並べて
「いただきます」
窓から入る風を感じながら
地元の食材を堪能なんて、
贅沢で幸せな時間なんだ
片付けようか
大した量じゃないけど
窓を開けて海を見ながら
たくさんの澄んだ空気を吸い込んだ
体の奥まで満たされていきそうな透明な空気だ
人間に戻れそうな気がする
ん? 人間じゃなかったのか?
あー、多分、重たい着ぐるみを着てた気がする
テレビつけてみようかな
なんだか、
観たことない番組ばかりだな
これが、ご当地番組ってやつか
地元じゃ観れないもんな
そろそろ寝ようかな
薄っぺらい布団の上に横になって目を閉じた
波の音が聞こえる外は、
真っ暗で見えないけど海の存在は、
リアルに感じる
呼吸が、
だんだんゆっくりになる
澄んだ空気で、
体が満たされていくぅ…
いつの間にか、寝てたみたいだ
目を開けると見慣れない天井
ここはどこだ
あ、そうだ、宮古島に来てたんだ
あー、すごく熟睡したなぁ
さて、今日も散歩に行こうかな
砂浜に座って、しばらく海を眺めていた
何を考えてたか、
よくわからないくだらないことを
ごちゃごちゃ考えてた
そんな日々を繰り返してたら
ふと気づけば
くだらない現実的な
ごちゃごちゃした考えも
消えてきて
その時のその瞬間だけを
考えてる自分がいる
その瞬間ていうのは
海、波、カモメ、船、岩
単体をそのまま見てる感覚
ゆっくり深呼吸をして
宿に戻った。
シャワーを浴びて
薄っぺらい布団に横になると
ただその空間にいることが
幸せに感じた
きっと地元にいた時は自分は、
何者であるかを必死に
形で表現しようとしてたのかもしれない
それが上手く出来なくて
モヤモヤしてたのかもしれないな
人間、何者でもなくていいような気がするよ
ここに来て、
そう思ったんだ
自分は、
自分でしかないんだ
何者であろうと、
自分には変わりない
こんな単純なことが
地元にいた時には
考えられなかったな
戻ったら自分は何者か探しが、
また始まるんだろうか
そしたらまた、ここに来よう
そのままで
自分だって体で感じられるから
自分に戻れた気がした
明日は帰る日だなぁ
また来たくなったら来ればいい
ここは、そういう場所だ
空港に着いた時、
「また来るからね、ありがとう」
と島に、心で挨拶した
地元に戻ると
いつも通りの部屋を見て
あー、これが現実なんだな
でもこれも現実
宮古島にいた自分も現実
自分が分からなくなったら
また行けばいい
そうだ、
歳とって引退する頃に引っ越そうか
それまで
ここで過ごそうか
ここには
いつまでいようか
ここにいる意味ってなんだろう
意味なんてなくていいんだよな
ここはここ
自分は自分
それに意味なんてないんだ
それを教えてくれたのが宮古島だ
ありのままの自分でいいと思えた旅
ありがとう、宮古島
また会おう、宮古島