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「どうも、のへでございます」
「……この前は災難だったわね……もう体、大丈夫なの」
「ぶじ再生しました。もう少し経てば跡も無くなるでしょう」
「それはそうとですね」
「?」
「きょうは1か月前のお返しをする日です。のへはクッキーを作りました。
一緒に食べましょう」
「そういえば……ありがとう、わざわざ作ったの?」
「ヨハンネさまから教わりました」
「いつのまにそんな交流が……」(※)
「どうでしょうか美味しそうでしょうか」
「……美味しそうだけど……」
「けど?」
「……いえ、あんなことがあったばかりなのに、
よく自分の形したお菓子作る気になったな、って」
「のへもと過ぎれば熱さも忘れると言われてますし」
「少し違う」
相変わらずno-ochi
(※)親御さんに話は通していない YOSO-NOKOのエピソードを勝手に盛るな