MetaFormingPro 2019/11/04 10:40

【考察】長く創るということ

今回いつにもまして散文気味なんですが適当に読んでください。

自分も創作を続けて長く、ゲーム制作歴は20年弱、
ネット上に創作物を発表する事も15年くらいはやっている。
なんとまあ自分の人生の半分以上であるな。
それだけの時間やっていると色々と変化にも気づく。


「こういうじめじめした文体は視聴率低下を招くピヨ」

て俺の中のものどもが喚き始めた 気にしない!


前回の記事で書いたが、今のサブカルチャーは極めて刹那的であり、
コンテンツの洪水時代であると思う。SNSの功罪といえる。

SNSの奔流に呑まれないためには、余程のパワーの持ち主ならともかく、
そうでない者は、常に何かを発信し続けるしかないだろう。
それがゲームもイラストも音楽も小説であっても。
Vtuberのプロモーション活動だってこの点では同一だと思う。
だからTwitterで、SNSで、創作者は常に発信し続ける。

だが延々と、終わりなく、際限なく作り続けるうちに、ふと思うだろう。
「みんながやっている。自分が作る必要はあるか?」
良く言われてるやつですねー、はい。
だが世界で一番創作者の筆を折ってるのは間違いなくこいつだ。

確かに、刹那的にものを作る事で刹那的な需要とは成れるが、
しかしそれを延々と繰り返し続けることができる頑強な創作者が、
世の中に果たしてどれほどいるものか。
作っても作っても、それがあっという間に過去にされるのは
やりきれなく辛い事である。

だから、蓄積できる形で積み上げる必要があるだろう。
「今の時代、創作者は自分の世界を築き上げるべきだ」という事である。
ていうか前々回の記事でさらったそういう旨の事書いてる

幸運にも、自分はそういうスタンスでやってきたようであり。
もちろん当時から、今の御時勢を予想していたわけでも、
意識的にやっていたわけでもないんですが。
それでも8年前に作った「遥かなる過去の」ゲームを
今、記事にできるのも、同一の創作物として線で語れるからであり。

とどのつまり、私が主張したいのは極めて単純な話で、
「長く創作をするつもりなら、媒体を作るのではなく、
 自分の世界を創るつもりでやるべきだ」という事である。
媒体は誰でも作れる。しかし世界は各々が創るものであり、
唯一のものであるからだ。


……こういうこと、本当は私自身が文章にするんじゃなくて、
うちのものどもに喋らせたいんだよなあ。
うちのものどもはこういったことを言及できる次元に存在するのだから。



いいからはよ我等が登板する新作を作るがよい

はい。

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