黒田杏子句集「銀河山河」を読む。
氷柱氷柱稲妻は蒼いスカーフ 黒田杏子
氷柱はジネンと作者は問いかける。氷柱は蒼いスカーフと答える。稲妻は残像では蒼い。その上作者の心も蒼い。これは、心象風景の句。
案内してくださる雪の花の木に 黒田杏子
花と言えば櫻。その櫻色の雪の結晶に招いてくれる人がいる。白昼夢でジネンと作者を飛躍させる句。
朝櫻瀧のごとくしだれけり 黒田杏子
櫻のしだれを作者は瀧と瞠目した。白昼夢が再び現れる。心象が作者に語り掛けるのがこの句集の特徴。
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