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朧燕 Oct/08/2024 20:00

支援について色々

支援会話関連の話

本作には支援があるのですが、その仕様だったり、導入した経緯、その他雑記を綴ります。

支援会話の導入経緯

支援の導入を決めたのは、ストーリーが完成した後で最近というと語弊がありますが、作品の制作過程の中ではかなり後です。
最初の頃はSRPG Studioで支援会話をどう作ればいいのか分からなかったというのもあります。調べた結果、かかる労力はともかく、作ること自体は不可能ではない内容でしたし、ファイアーエムブレムに極力寄せる作品を目指すのならば、必須だと考え、導入を決めました。

支援会話を作るまでの問題点

キャラクター無個性問題

ストーリーを制作した後で支援を作るという流れだったので、色々と問題が発生しました。まず、本作に登場するキャラクターは主要人物以外は加入後は一切会話に参加しないので、登場キャラクターは加入時にしか喋りませんでした。
ちなみにこの時点ではレベルアップ時の台詞なんかもなく、「トラキア776」以前のファイアーエムブレムのキャラと同じで、それぞれのキャラクターに出身や生い立ちみたいなものはありましたが、個性はありませんでした。
個性が最初からあったキャラクターは加入までに会話機会が多かったベックぐらいです。


※ベック
クロイツリッターの団長代理、4章で登場して精神的な弱さを度々露呈させるキャラ。

個性がないキャラクターの支援会話を作ることは難しいですし、出来ても内容自体がつまらないものにしかならないので、全てのキャラクターに個性をつけることにしました。
その結果、例えばエッケルトはグルメキャラ、レシカは銭ゲバキャラと化しました。


※エッケルト
2章で加入するシュファール教国の魔道士。序盤に一人は魔法使いが欲しいという経緯で作られたキャラ。


※レシカ
4章クリア後に加入するシュファール教国の神官。序盤にもう一人杖使いが欲しかったという経緯のキャラ。

支援対象者判別方法

キャラクターの個性以外にも問題点があり、それは支援を組むことが出来る支援の対象となる相手をどうやってプレイヤーに教えるかについてです。
確かFE作品の中でも支援会話が初めて導入された「封印の剣」では、支援相手を調べるのは手探りだったと思いますが、今はその仕様は許されないと思いましたので、色々と考えました。
最初はキャラクター紹介に載せることを考えましたが、ここに載せる場合、加入前のキャラクターの名前を載せることになり、一部ネタバレとなってしまいます。思考錯誤した結果、現在の出撃メニューの支援情報コマンドでキャラクター名を選んで支援相手を表示させるという形にしました。


凄い簡素ですが、地味にこれには凄い手間がかかってます。
というのも、加入するキャラクターが全員強○加入する場合は、加入する度にキャラクターの名前を追加していけばいいのですが、強○加入ではないキャラクターが支援相手だと加入しなかった場合の差分が生じます。

これはSRPG Studioでの実際の設定画面ですが、支援相手全員が強○加入ではない場合、差分が大量に発生してこうなります。作ってると、途中で頭がおかしくなります。

支援対象の選定

登場するキャラクターの中で最初から絡みがあるキャラクターの支援相手の人選はすんなり決められるのですが、そうではないキャラクターの支援対象者の選定は結構悩みました。
本作には支援3段階目に各キャラクターの代表的なスキルを支援対象者に相互で取得するというシステムを入れています。作中では一応、「伝授スキル」と命名してます。
(余談ですが、これは「聖戦の系譜」のカップリングの子世代へのスキル継承を元に考えており、子供ではなく、当事者が恩恵をあずかれるようにした感じです。)

作中での絡みが少ないキャラクター同士はこの伝授スキルの相性を考えて、支援相手の人選をしました。一応、CC先の兵種スキルとダブらないように考慮しておりますが、前回の記事にある伝授スキルの入れ替えが発生したのは、ダブっていることが発覚したからだったりします。

支援会話の内容

現在進行形で作成している支援会話の内容についてですが、キャラクターに個性をつけたはいいものの、元は絡みが無いキャラクター同士だったりしますし、どのように会話を発展させていくか、考えているところです。
仲間に加入するキャラクター(隠しキャラ除く)が約50名、各キャラクターの支援相手が4名おり、それを3段階分用意することになるので、合計300ぐらいの支援会話が必要で、作り始めたことに若干後悔しておりますが、それだけファイアーエムブレムに寄せた作品を目指しているという熱意のようなものを感じていただけると幸いです。

支援の仕様

支援を組めるようになるまでの過程の仕様について、触れます。
内容はマニュアルにも記載していますが、本作は「蒼炎の軌跡」仕様です。
大雑把に言えば、支援対象者と一緒に出撃させ続けていれば、そのうち支援が組めるようになります。


具体的にどれぐらい出撃させればいいのかという話ですが、仲間の加入時期によって変動します。これも「蒼炎の軌跡」と同じだと思います。

表にするとこんな感じです。
ちなみに1部(序章~6章)、2部(7章~19章)、3部(20章~29章)、4部(30章~37章)、5部(38章~)となってます。
また、支援の解禁タイミングは、1段階目が2部から、2段階目が3部から、3段階目が5部からになってます。この解禁タイミングに到達しないと、支援者同士の出撃回数を満たしていても次の支援は発生しません。

※一部、支援会話の解禁タイミングが遅い組み合わせがいます。支援会話の内容に本編のエピソードが混じった為です。また、逆に時限になっている組み合わせもあります。

その他

支援会話について、他に見られる場所は無いのかという要望があったりしたのですが、ちょっと考え中です。各支援会話のほとんどが話的に繋がっている内容だったりするので、間が空いてしまうと、次の支援会話で何の話だっけ?ってなりそうなのですが、どうやって過去の支援会話を読めるようにするかが難しいところだったりします。
また、個人的には支援会話のクオリティに自信があるものではないので、あまり大っぴらにしたくはなかったりするのですが、要望が多かったら色々と模索しようと思います。

最後に支援とは関係ありませんが、テスターの募集は締め切りました。
ご応募いただいた方には改めて感謝申し上げます。

朧燕 Oct/04/2024 20:00

テスター募集の補足

テスト概要の補足的な話

テスターを募集させていただいているところですが、具体的な話をしていなかったので、もうちょっと説明しようかと思います。
作者はデバッグの仕事をしたこともあるのですが、デバッグの仕事だと予め用意もしくは作成したテストケースに沿って、色々と検証したりしていくわけですが、そんな仕事チックなことをするわけではなく、普通にプレイしていただいた中で、不具合があった場合やゲームバランス的にこれは難しいんじゃないかと感じたら報告していただければなと思ってます。
もちろん、特殊な敗北条件があってちゃんとゲームオーバーになるのか?とかっていうのを好奇心で試していただけるとより助かりますが、そこら辺までお願いするのはもう仕事の域に入りかねないので、基本的にはゲームを楽しんでいただきたいと思ってます。
ただ、クリア後にはアンケートのようなものをお願いしようかなと考えてます。

難易度について、ちょうど桜井さんがこういう動画を最近上げられておりまして、動画自体はアクション向けの話ではありますが、SRPGにおいても、増援位置とかを熟知しているからこそ作者本人は普通にクリアできている部分があると思います。特に強敵は不意を突く形で現れたりする場面もあります。
本作はある程度SRPGに慣れた人向けではありますが、難しすぎて低評価になることは極力避けたいと考えています。
https://www.youtube.com/watch?v=h0Za9aeQRtc

既に二人の友人にテストはしてもらってはいますが、結局、敵の能力を変更していますし、FE熟練者の一人はワープの杖を使って短期攻略したり、出撃人数を減らしてクリアしていて、ちょっと参考にならない部分もあったので、積極的にご意見いただければなと思います。

あと、これはちょっとした攻略法的は話にもなりますが、本作は極力詰まないように救済アイテム的な物があります。盾だったり、一時的に能力が上がる杖なんかはその代表だと思います。
ラスボスや一部の局面においては、これらをしっかりと活用しないといけないこともあるので、もしも、詰みそうになったと感じた場合には、意識していただければなと思います。

体験版プレイ済みの方向けの変更点

前回の記事で記載しておくべきことでしたが、一部キャラクターのスキルに変更があります。伝授スキルも入れ替えが発生してます。それらのスキルは30章突入時に没収され、レベルが上がると入れ替わりのスキルを覚えるようになってます。

テストの募集締め切り日について

まだ定員まで達していない状況なので、もう手遅れだろうと思っている方がもしもいらっしゃいましたら、ぜひご応募いただければなと思います。一応、土日を挟んで10/6まで募集させていただき、定員に達しなかった場合でもそこで締め切りにしようと思います。

タイトル画面変更

ガラッと話が変わりますが、一応、タイトル画面を変更しました。
以前のものだと簡素すぎますし、もうちょっと目を引くようにアニメ調なデザインにしてみました。画風が変わったことで作中のキャラとイメージが違うようにも見えますが、極力寄せたつもりです。
タイトルロゴも変更しようか思ってましたが、結構今のタイトル画面に合っているので、とりあえず保留です。

朧燕 Oct/02/2024 22:00

テスターの募集

テスター募集について

一応、作者によるテスト(ノーマルエンド)が終わったので、第三者の方にテストいただきたいと思い、募集させていただきます。募集をかけてどの程度反響があるのか全く分からないのですが、募集人数としては5名ほどの方にお願いしたいと考えております。

注意事項

募集させていただくにあたり、まずは注意事項を話させていただきます。
一応、目的はテストという形なので、ただ単にプレイしていただくだけではなく、不具合だったり、ゲームバランス的なことで積極的にご意見やご報告してくれる方にお願いしたいと考えております。
また、本作はボリュームが結構あり、私自身はクリアまでに100時間ほどかけてしまったので、ちゃんとクリアまでプレイいただける方。そして、時間的に余裕があり、12月に入る前ぐらいにはクリアできるという方が望ましいかなと思っています。

体験版のプレイ済みか否かは特に条件に含みませんが、体験版をプレイしていない方は、12月に入るまでにクリアできる自信がある方でお願いします。

また、報酬的な物は一切ありませんが、テスターに加わっていただいた方は、
エンドロールにてクレジット表記させていただきます。

SNSでテストプレイの感想等を発信することについて、ストーリーのネタバレを含まなければ問題ありません。

応募方法

本サイトのクリエイター宛てにメッセージを頂ければ、応募完了です。
基本的には先着順ではありますが、もしも、同タイミングで多数の応募があった場合には、メッセージの内容も考慮してテスターをお願いさせていただきます。

テスト段階でのゲーム内容の補足

支援会話について、現時点では未完成で27章までに加入しているキャラの分までしか用意しておりません。以降加入するキャラの支援自体は組めますが、会話は簡素な一言になってます。(一部、27章以降のキャラでも支援会話を先に作ったキャラもいます)

当初はテストいただいた方の意見次第で決めようと思っていたのですが、フリーマップとクリア後のエクストラマップは近いうちに作成しようと思っています。
フリーマップは飽くまで2軍落ちしたキャラを育成できるようにする為のものです。

本作はノーマルエンドと真エンドの2種類のエンディングを用意してあり、途中でストーリーの展開が一部変化するような仕組みになっています。また、ストーリーの展開に合わせてマップが一部変わったりするのですが、1週目では必ずノーマルエンドに到達するようなっています。
テスト自体は一先ずノーマルエンド(1週分クリア)をお願いしたいと考えております。

朧燕 Sep/25/2024 20:00

終盤の所感と最上級職の紹介3

終盤のテスト所感

作者自身によるテストプレイも終盤で残り数話でクリアという状況なので、作者による所感を少し語ります。
まず、終盤における捕獲についてですが、無策だと守備の低い魔法職以外への捕獲はほぼできなくなります。ステータスが増えていくと、捕縛時のペナルティとなる力や魔力の半減というのがかなり大きく、ある程度守備がある近接クラスへの捕獲攻撃はほぼダメージ通らなくなります。
これは作者自身が武器錬成を縛っていたのが原因で、捕獲しまくりたいという方であれば、威力や命中を錬成しまくった武器を体格の高い捕獲要員のキャラに持たせておくといいと思います。
お金はかかりますが、捕獲しまくれば十分元が取れる筈なのでお勧めです。

その他、ゲームバランス的な話ですが、やはり回避職がかなり強い印象です。というのも、SRPG Studio作品でよく言われるのですが、命中や回避関連で作品全体の評価が落ちてしまうことが多いと感じたので、それを防ぐために直近で実効命中率的なプラグインをいれたのが大きな要因かもしれません。

最上級職の紹介3

再び最上級職を紹介していきます。

スピアマスター

サージェントからのCC先の一つです。名前の通り、槍しか使えないクラスで三すくみの影響が大きい本作では結構厳しいクラスではありますが、ステータス上限値は高めで守備に優れる万能クラスです。また、兵種スキル「迎撃」は攻撃される際は必ず追撃が発生するというものなので、物理職の群れを迎え撃つ際には有用なクラスです。

ワイバーンナイト

サージェントもしくはペガサスライダーからのCC先の一つです。スピアマスター同様、槍しか装備できませんが、地形を無視できる飛行ユニットなのが特徴です。兵種スキルが無かったり、ステータス上限がスピアマスターと劣る分、移動力が高く再移動が可能なのがとにかく便利です。本作は結構マップは拘ったつもりなので、一部地形を無視できるのは非常に大きいです。

ペガサスマスター

ペガサスライダーからのCC先の一つです。ワイバーンナイトと同じ飛行ユニットですが、違いは槍以外に剣が装備できることと、移動力が1劣ることです。ステータスの差的には力と守備に優れるワイバーンナイトと速さと魔防に優れるペガサスマスターといったところ。どちらもある程度差別化されているとは思います。

スナイパー

レンジャーからのCC先の一つです。特徴としては技が全クラストップであり、兵種スキルに「必中」がつきます。技が高いキャラにとって、「必中」の有難みは薄いかもしれませんが、回避の高い強敵などには役立ちます。どちらかというと、敵で出てくると厄介な印象です。

ボウマスター

レンジャーからのCC先の一つです。スナイパーとの違いは技や速さが若干劣る代わりに力に優れるといったところ。また、兵種スキルに「影縛り」がつきます。運が絡みますが、雑魚敵をさばききれない時に発動すると便利です。

ハイマージナイト

マージナイトからのCC先の一つです。マージナイトからの正当進化といった感じで、再移動ができる魔法職というだけで圧倒的に便利です。剣も使えますが、ほとんどの場合は飾りになると思います。

ルーンナイト

マージナイト及びウォーロックからのCC先の一つです。全体的にステータス上限値が高く、近接クラスと同等の移動力とスキル「魔壁」を持つ上、神聖魔法も扱える万能クラスです。キャラによりますが、こちらも剣は空気かもしれません。

セイジ

ウォーロック及びハイプリーストからのCC先の一つです。ルーンナイトと違って兵種スキルはありませんが、杖が使えるようになります。移動力はウォーロックと変わらないので、そこが難点。ただ、魔力上限は高いのでとにかく火力を伸ばしたいキャラはこちらがお勧めです。

ビショップ

ハイプリーストからのCC先の一つです。ハイプリーストからの正当進化なので、兵種スキルがつくこと以外に変化は特にないです。兵種スキルで「加護」がつきます。(現環境では「祈り」ですが、変更)
神聖魔法を余らせたくない場合にお勧め。

以上です。

朧燕 Sep/19/2024 20:00

些細な仕様変更と最上級職の紹介2

一部仕様変更

テストプレイをしていく中で、仕様を変えた方がいいなと感じた部分がありますので、ちょっとしたご報告。
まず、状態異常治癒効果のレストの射程を10に変更します。隣接時にしか使えないと、ちょっと離れたキャラが睡眠などになってしまった場合、直せずにロストに繋がると感じたので変更します。30章以降は杖や闇魔法による状態異常がかなり増えるので、変更することにします。
状態異常の一つ、暗闇の効果に回避-40%を加えます。現状、味方がかかることはなかったと思うのですが、一部のキャラは命中が下がる程度だと、殆ど気にならなかったので、回避も下げることにします。特に30章からしばらくは剣士系が無双しがちだったので、その抑制目的です。

最上級職の紹介2

これだけだとあれなので、再び最上級職を紹介していきます。

ソードマスター

グラディエーターからのCC先の一つです。FEお馴染みなので、特に語ることも無く、大体はイメージ通りの性能だと思います。剣しか使えないのが欠点ですが、技や速さの上限はトップクラス(トップではない)。兵種スキルには「連続」がつきます。
本作は三すくみの影響が大きく、バスター系の武器が無い(作るか未定)ので、後半は結構厳しいかもしれません。ただ、一部のキャラはスキルの相性的にはこちらが優れる場合もあります。

勇者

グラディエーターからのCC先の一つです。ソードマスターと比べて、技や速さが劣る代わりに力と守備が高く、斧が使えるようになります。兵種スキルはありませんが、汎用性に優れるので、基本的にはこちらがお勧め。

アサシン

ローグからのCC先の一つです。性能的な話でいえば、ソードマスターにかなり近いです。剣しか使えませんが、兵種スキルに「必殺」がつきます。アサシンになれるキャラは「必殺」と相性がいいので、作者的には候補としては全然ありだと思います。

エスピオン

ローグからのCC先の一つです。アサシンとの違いは、兵種スキルが無い代わりに、弓が使えます。また、ステータス上限的な差は若干力が劣る代わりに速さが高いです。(全クラストップ)
自軍の中で弓兵種が少ない場合にお勧め。

ウォーリア

スレイヤーからのCC先の一つです。FEお馴染みなので、語るまでもなく、弓が使えるようになります。ステータス上限は後述のバーサーカーに力が劣るものの、トップクラスで守備も高いです。こちらも自軍に弓兵種が少ない場合にお勧め。

バーサーカー

スレイヤーからのCC先の一つです。斧しか使えない代わりに、兵種スキルで「必殺」がつきます。力は全クラストップで速さも高いので、アタッカーとしては最強格だと思われます。脳筋キャラにお勧め。

続きは次回。

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