朧燕 2024/09/05 22:00

コンセプト

コンセプト

本作のコンセプトについて語ります。
既に作品紹介はしていますが、どういう意図で本作を作っており、
どういった作品を目指しているのかという話を長々と語っていきます。

作者について

具体的なコンセプトを語る前に作者について触れます。
SRPG Studioでゲームを作ってる方は大体そうだと思いますが、一言でいえば、何処にでもいるファイアーエムブレム信者です。
どれぐらいの遍歴かというと、ほぼ全作プレイしてます。
(ほぼというのは厳密に言えば、FC版「暗黒竜と光の剣」と「外伝」はやってません。それぞれリメイクの「新・暗黒竜と光の剣」「ECHOES」でプレイした感じです)
なぜファイアーエムブレムの遍歴を語ったかというと、コンセプトを説明する上で、ファイアーエムブレムのタイトルが頻出するからです。

システム的な話

前提として、本作は独創性というものを完全に無視しております。
大体のファイアーエムブレムをプレイしてきた私が、個人的にこのシステム良かったなという要素を盛り込んだ結果が本作になります。
本作は私にとって処女作になる訳ですが、処女作だからこそ敢えてこういう作風にしています。
スマブラで有名な桜井さんもこういうお話をされていて、まずは形にできればと思った次第であります。(こちらの動画以前から制作していたわけですが…)
https://www.youtube.com/watch?v=A3d-FDql_3Y&t=3s

捕縛について

このシステム良かったなと思える代表的なものとして、私は「トラキア776」にしか存在しない捕縛システムを推しています。
敵が所持している装備を奪えるというのは、SRPGというジャンル抜きにしても、欲を刺激するいいシステムだと思います。人によっては面倒くさいと感じる人もいるかもしれませんが、そこはリスクを減らすことで、積極的に使っていけるようにしています。
具体的には「トラキア776」の捕縛は攻撃時に力・技・速さ以外にも、守備と魔防(魔力)も下がるので、敵に攻撃を躱されると高確率で返り討ちに遭います。
敵が所持する装備と味方キャラの生死を天秤にかけると、リスクが高すぎて、使いどころが難しく、下手するとリセット要因に繋がるので、そこは是正したいと考えた結果、守備と魔防が下がらないようにしてます。

クラスチェンジについて

クラスチェンジの仕様について、最近のファイアーエムブレムはクラスチェンジできるクラスに制限がほとんどなく、どのキャラクターでも全てのクラスになれたりします。
これは好みの問題かと思うのですが、私個人としてはある程度キャラとクラスは紐づいてくれていたほうが好きです。
何にでもなれるというのは自由度が増すというメリットがありますが、個性が失われるというデメリットもあります。また、キャラのイメージが崩れるというのも私自身は凄く嫌いだったりします。
これは作り手のエゴかもしれませんが、キャラのイメージを崩したくないというのもあり、クラスチェンジは固定化させています。
とはいえ、選択の余地が全くないのもつまらないなと感じてはいるので、「聖魔の光石」のような類似クラスからの選択がベストだと私個人は思っており、本作では最上級職へのクラスチェンジについては、そういう形にしています。

ストーリーの方向性

ストーリーについてですが、前提として私は戦記物がとても好きで、ファイアーエムブレムシリーズの魅力の一つだと思っています。ただ、昨今のファイアーエムブレム(風花雪月除く)は戦記感が薄く感じるので、そこが少し残念に思う部分はあります。
本作はとにかく戦記感を前面に押し出すことを第一としていて、物語は国同士との争いに終始しています。魔物とかも登場はしますが、魔物を従えるものとの戦いをメインにはしていません。

影響を受けた作品

ストーリーにおいて本作が影響を受けた作品についてですが、「幻想水滸伝Ⅰ」と「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」です。後者は作っていく過程で寄ってしまったという方が正しいかもしれません。
「幻想水滸伝」をご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、本作の主人公と「幻想水滸伝Ⅰ」の主人公は立ち位置が近いです。具体的に言えば、それぞれ国の重臣である父親を持ちながら、祖国の悪政を目の当たりにし、敵対組織に加わる流れは同じといってもいいかもしれません。
「蒼炎の軌跡」に近いというのは、主人公が王族とかではなく、傭兵団を組織している点です。本作のシナリオをSRPGに落とし込むにあたって、傭兵団という形が都合がよかったので、結果的に寄ってしまったというのが実情です。

仲間の加入

これはシステム的な話にもなりますが、本作における仲間に加入するキャラクターの半数は、加入条件があります。個人的には全員が強○加入するよりも条件があった方が好みですし、周回プレイしてもらう際の動機にもなるかなと…
かくいう私も「トラキア776」を初めてプレイした際は、かなりの仲間を加入しそびれたので、ルート分岐も相まって周回数は一番多い作品になってます。

さいごに

長々と長文を垂れ流してしまいましたが、要するに旧作の「ファイアーエムブレム」に寄せた作品をとにかく目指しており、長い歴史を持つ「ファイアーエムブレム」の中でも特に旧作が好きな方達に刺さる作品になれればなと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

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