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2022年 07月の記事 (3)

レビューキャンペーン第3弾/特典プラグイン使い方

今年もレビューキャンペーンやります!

https://twitter.com/thiropGames/status/1553619475253305344

新しい特典パッチを用意してるほか、参加人数に応じてプリセットデータを本体プラグインに追加収録予定です!


過去に参加した方も、新規で最近使い始めた方もぜひ奮ってご参加ください!

レビュー期間中(~8/14)は各種パーティクルプラグインの20%オフセールも行ってるのでまだ未購入の方もぜひ!


特典パッチプラグインのサンプル解説

特典パッチ「TRP_ParticleMZ_ExAttract」の使い方は、プラグインコマンドを呼び出して「操作対象の管理ID」「引き寄せられる対象」 を指定するのみ!

MV形式では「particle attract 管理ID 対象パラメータ」です。
(※対象として指定できるパラメータはプラグインのヘルプを参照)


この記事では、使用サンプルとしてPV動画用に用意した各サンプルのワンポイント解説をしてきます!


グループ機能で「attract」コマンドを使用するにはv1.25へのアップデートが必要です。
お手数ですが、プロジェクトバックアップの上でプラグインファイルの更新をお願いいたします。(※現在、公式DLC版はアップデート申請中)




使用例①:ギミック間のリンク

「2つのクリスタルを起動すると魔法陣の上にワープが現れる」コンセプトなギミックです。

1つ起動したら「もう片方も起動したら線の先に何かが起こる」ことがビジュアル的に分かるので、ユーザーフレンドリーかつ見た目も楽しめますね!


コマンド例

  • 1行目:メインの線状に移動するパーティクルを再生するコマンド
  • 2行目:「attract」コマンドで魔法陣のイベントに向かって引き寄せ
     └x:0, y:-24の座標調整、緩急係数1.05で少しだけイーズイン気味
  • 3行目:クリスタルの回りに発生させるオーラエフェクト(プリセットデータ)
  • 4行目:オーラエフェクトの位置(pos)をx=0,y=-48に調整

メインのエミッターは基本的には適当で大丈夫です!!
(※編集時には、あらかじめattractコマンドも直後に打ち込んでおくと調整しやすいです)

綺麗に対象に向かって線形にならない場合は、「speed」を抑えめにすればOK

  • speed「100 100」:拡散しすぎて広がって見える

  • speed「0 0」:きれいな線状

  • speed「10 10」:少しだけばらつきを持たせてランダム感

ちなみに、クリスタルのイベントは

  • 調べるとスイッチをON
  • 2ページ目に注釈でパーティクルをON

という構造です。

1ページ目でパーティクル再生コマンドを行う構造だと、マップ移動を挟むといきなり2ページ目でパーティクルが表示されないので注意。



使用例②:EXPの吸収

アクション(RPG)特有ですが、敵を倒した演出と経験値取得の演出を同時にできてお得ですね!

動画では敵(イベント)からプレイヤーにパーティクルが引き寄せられてますが、画面端に経験値バーなどを表示して、そちらに光が吸収されるようにするのも○

マップ上のキャラクター → ピクチャ・スクリーン上の定点など異なるレイヤー間でも引き寄せが可能です。


コマンド例

  • 1行目:メインパーティクルの再生
  • 2行目:パーティクルが対象にぶつかったときに発生するパーティクル用のサブエミッター
  • 3行目:10フレーム待機
  • 4行目:引き寄せコマンド。緩急係数1.5でイーズイン強め(徐々に早く)

ポイントは2つ。

1つ目は、引き寄せられたパーティクルが対象にぶつかったタイミングでサブエミッターを有効化させることで、パーティクルがぶつかって別のパーティクルが発生するように見せています。

↓サブエミッター設定は[sub]パラメータの「st(startTiming)」を1にして、パーティクル消滅タイミングでエミッターを有効化。


↓サブエミッターの「spawnChance」を1以下の0.5にして、50%の確率で発生するように量を調整


(※st=1ではemitterLifeが切れるまで再生されますが、emitterLife=-1で無限の場合は1回のみ射出されてすぐ消滅します)

メインのエミッターも少しだけ解説。

↓スピードを射出直後だけ大きな数値(1000)にし、直後(t=0.1)にスピードをガッツリ落とす(50)ことで、パッと炸裂するような勢いで射出される


↓パーティクル画像はキラッとするイメージの「shine」を使用




使用例③:アイテム合成

動画のサンプルではアイコン画像をピクチャで表示し、ピクチャに対してパーティクル表示&attractコマンドでの引き寄せを行ってます。
(※プラグインを書ける方でしたらSpriteで表示してそれにパーティクル表示させても○)


コマンド例

  • 1行目:メインエミッター(軌跡の動きだけで非表示)
  • 2行目:かまどイベント(event:1)に対して引き寄せ
  • 3行目:サブエミッター1。メインエミッターの軌跡に沿ってキラキラを表示
  • 4行目:サブエミッター2。対象にぶつかった直後に円形のエフェクト

↓メインエミッターでキラキラが通る軌跡の動きを作ります。(動画では分かりやすいようにパーティクルを表示)

↓実際には「alpha: 0 0」などで非表示に

↓サブエミッター1。メインエミッターの軌跡に沿ってキラキラ


↓「speed」をほぼ0にして軌跡にそのまま配置するようなイメージ&「scale」を発生直後のみ大きめの5、直後(t=0.15)に1に縮小してキラッと光るイメージに


↓サブエミッター2。すでに紹介した「st(startTiming)=1」としてパーティクルがぶつかったタイミングで別のパーティクルを表示させる手法






使用例④:戦闘スキル

設定に癖がありますが、戦闘スキルでのパーティクル表示でも活用できます。
* 参考:戦闘シーンでの表示


↓戦闘スキルのメモ欄でパーティクルコマンドを実行

  • 1行目:パーティクルグループの実行
     └対象「user(使用者)」はver1.25で使用可能になりました。
  • 2行目:2つめのコマンドの実行タイミング(ディレイ)を60フレームにセット
  • 3行目:(60フレーム後に)attractコマンドでスキルの対象(target)に引き寄せ
     └発生源(user)と引き寄せ対象(target)で対象が異なる関係で、attractコマンドはグループに含めずに別途コマンドを実行させています。

コマンド例

  • 1行目:メインエミッター表示(動きだけで非表示)
  • 2行目:サブエミッター1。炎のパーティクル
  • 3行目:サブエミッター2。敵にぶつかったタイミングで爆発
  • 4行目:60フレーム待機
  • 5行目:画面のフラッシュ。赤255、緑50、青0、強さ128、所要時間30
  • 6行目:画面のシェイク。強さ5、速さ10、所要時間20

↓先の例と同じくメインエミッターは動きのみを指定。(パーティクルは実際には非表示)

↓発生方法:バーストを使って9つ(particlesPerWave)のパーティクルを等間隔(burstのps=40°)に射出

↓サブエミッター1。炎を発生

↓サブエミッター2。st=1としてパーティクルが対象にぶつかるタイミングでひときわ大きな炎の爆発



以上、PV動画で使用したサンプルのワンポイント解説でした!

使いこなすにはある程度パーティクルプラグインにある慣れてないと難しいかもですが、他の方法では再現が難しく表現の幅が広がる拡張コマンドです!


ぜひ、レビューキャンペーンに参加して特典DLリンクを受け取り、遊んでみてください!


↓おまけ、自創作での活用例

  • アイコン
    お世話になっております。便利なプラグインをいつも利用してます
  • アイコン
    KIRUKO ID00786376
    素晴らしいです。お世話になっております。

2件のチップが贈られています

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

エフェクトピッカープラグイン集「TRP_EffectPicker」

以前、有料プランで配布したアニメーションピッカーに、SEピッカー、テストプレイ効率化に役立つコマンドウィンドウ、おまけのパーティクルプラグイン用のピッカーを追加してBoothで販売開始しました!

8/7まで約40%OFFのセール中(1280円→770円)です!



アニメーションやSE素材集を買い集めたはいいけど、

「素材・データがたくさんありすぎて選ぶのが大変!」

という方には、イメージに合ったエフェクトを選ぶ強い味方になるはずです!


基本は専用のプラグインコマンド経由でピッカーを呼び出しますが、「Ctrl+Tキー」でシーンを問わずに汎用的なビューワとして呼び出すことができます。

独自システムで戦闘スキルモーションを作る際などに、ビューワを呼び出して表示させるエフェクトのIDなどをパッと確認するのにも便利でしょう!


共通の導入と使い方

  • 必須プラグインとして「TRP_CommandManager.js」をなるべく上側に導入&配置
  • 移動ルートからコマンドを使うのに「TRP_MoveRouteEx.js」をすぐ下に導入配置
  • ビューワをどこからでも呼び出すのに「TRP_DevTools.js」を導入

(※移動ルート拡張プラグインを所持してる方は、そちらに含まれるTRP_MoveRouteEx.jsを導入してください)


ショートカットでビューワ表示

TRP_DevTools.jsをONにすると、「Ctrl+Tキー」でどこからでもビューワを呼び出せるようになります。(呼び出し先のピッカープラグインも導入すること)

プラグイン設定から、T以外のキーに変更も可能です。


使用アセット登録

プラグインコマンドで表示・再生させるアニメーション・SEは、デプロイメント時の「未使用ファイルを除外」で除外されてしまいます。

アニメーションピッカー・SEピッカーで設定終了時に使用アセットをまとめた「TRP_PluginAssets.js」ファイルを自動で生成するので、プラグイン設定から導入しましょう。




アニメーションピッカーの使い方

過去に有料プラン記事で配布した「アニメーション表示の簡単調整プラグイン」と同一なので、そちらの使い方記事を参照ください。

SEピッカーの使い方

基本の使い方

  • プラグイン設定で「TRP_SEPicker.js」を導入
  • 「TRP_SEPicker.js」のプラグインコマンドをパラメータそのままで実行


MVの場合はプラグインコマンドで「se」と入力

テストプレイでイベント実行すると、SEピッカーが表示されます。

「 SE1名前」にカーソルを合わせてEnterキーを押すと、SE名のリストが表示されます。



SEの選択

リスト画面では以下の操作が可能です

  • Enterキー:カテゴリの選択。SE名の決定
  • Backspaceキー:前のカテゴリに戻る
  • Spaceキー:他のSEも含めてプレビュー
  • Shift+左右キー:ピッチの変更
  • キーボード入力:ファイル名のクイックサーチ

パラメータの設定

SEを選択したら、「volume/音量」「pitch/ピッチ」「delay/遅らせるフレーム数」を設定します。

左右で項目を選び、キーボードの数字キーで数値を設定します。

  • Backspaceキーで数値のクリア
  • 数値を入力
  • Enterで決定

プラグインコマンドの修正

「Ctrl+Wキー」で編集を終えたら、プラグインコマンドの編集に戻ります。

クリップボードにSE再生用のパラメータがコピーされているので、そのままペーストすればOKです!

  • MZ形式のプラグインコマンド
  • MV形式のプラグインコマンド

再度SEを編集する場合は、

  • MZ形式:「_Editモード」をONに
  • MV形式:コマンドの最後に「edit」を付け足す

SEファイルのカテゴリ分け

SEファイル数が増えると、選ぶのが大変になっていきます…

「audio/seフォルダ」を整理することでカテゴリ分けすることができるので、活用しましょう!


  • seフォルダ内にカテゴリ分け用のフォルダを作成
  • カテゴリフォルダ内に、さらにカテゴリフォルダを配置可能
    ただし、カテゴリフォルダ内にSEファイルと子カテゴリ用のフォルダを同時に配置することはできません
    └カテゴリフォルダ内には「SEファイルのみ」か「子カテゴリフォルダのみ」のどちらかである必要があります

MV版の注意

MZはデフォルトでSEのサブディレクトリに対応してますが、MVは対応していません。
そのため、カテゴリ分け用のフォルダには「ドラッグ&ドロップでの移動」ではなく「コピー&ペーストで複製」でファイルをコピペしてください。
(audio/seフォルダにもSEファイルを残しておく)


(※一度SEピッカーを呼び出すと、カテゴリ分け情報がdataEx/TrpDevSePicker.jsonに保存されます。プラグイン設定で「フォルダ解析スキップ」をOFFにすれば、カテゴリ分け用のフォルダをプロジェクト外に移動させてもカテゴリ分けされた状態を維持することが可能です!)

SEピッカー使用中のボリューム設定

プラグイン設定で、ピッカー使用中の各種ボリュームを変更できます。
「-1」は変更しない設定ですが、SE以外は「0」にして切ってもよいでしょう。

移動ルートでの使用

「TRP_MoveRouteEx.js」を導入している場合には、移動ルートからも実行可能です。
移動ルートのスクリプト欄に「cmd se」と打ち込んで実行しましょう!




カスタム開発コマンド

ピッカーをショートカットキーで呼び出すための「TRP_DevTools.js」には、カスタム可能な開発コマンドを呼び出す機能が含まれてます。

プラグイン設定から、ショートカット用のキー(Ctrl+キーで呼び出し)とコマンドのリストを登録可能です。

複数登録できるので、戦闘用・マップ用などとカテゴリ分けして登録すると便利でしょう。

  • 登録可能なコマンドの種類

通しのテストプレイでは↓の2つが便利です。

  • 「敵全滅」での戦闘スキップ
  • 「倍速切り替え」での高速プレイ

また、イベントシーンの作成では「イベント高速化の切り替え」を活用して、確認したい箇所まで高速スキップするのがおすすめです。

  • 「イベント高速化の切り替え」でイベントシーンの高速化
  • 確認したい箇所でプラグインコマンド「イベント高速化OFF」を実行
    └MVではプラグインコマンド「stopEventSkip」を実行

各コマンドは、ショートカットキーを設定して(カスタムコマンドウィンドウを表示せずに)直接呼び出すことも可能です。

使用頻度が高いコマンドにはキー設定をしておくと○(重複しないように注意)



パーティクルピッカーの使い方

※別売りのパーティクルプラグイン「TRP_ParticleMZ」または「TRP_Particle(for MV)」用のピッカーです。使用には上記プラグインが必要です。

基本の使い方

  • プラグイン設定で「TRP_ParticleMZ_ExViewer.js」を導入
     └「TRP_AnimationEx.js」が必須。これよりも下に配置
     └各種パーティクルプラグインよりも下に配置
  • プラグインコマンドで編集画面を表示
  • Ctrl+Pでプリセット一覧表示。(またはCtrl+Lで自作データ一覧表示)
  • さらにCtrl+PまたはCtrl+Lキーでピッカーを表示

ピッカー内の操作は、右下に表示されるガイドを参照してください。
(Gキーでガイド非表示)



表示させるパーティクル設定名を選ぶ場合にはエディタ経由ではなく、「TRP_DevTools.js」を導入して「Ctrl+Tキー」のショートカットからビューワを呼び出すのが簡単です。

プレビューから設定を選ぶと、「設定名」がクリップボードにコピーされます。

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[講座]アニメーション画像でエフェクト量産【TRP_ParticleMZ】

←MV版マニュアルトップ
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「MV形式のアニメーション画像」を使ってキャラクター対象のエフェクトを簡単に量産する方法を解説動画にしてみました!

導入記事を読み終わって、いざ「自作パーティクル設定を作ってみよう!」と挑戦してみる前に試すとちょうど良いレベルだと思います。

使い始めの方もぜひ挑戦してみてください!

https://twitter.com/thiropGames/status/1545582304495423488

次に講座記事・動画を作るモチベーションになるので、「内容がためになった!」という方はぜひ記事やツイートにいいね・RRをよろしくです!



雑記:講座動画ツクール

前回、講座記事を編集中に不幸にもロストしてしまったショックから、「次からは動画形式で作ってみようかな」と、講座動画の流れをツクールで編集できるようにちょくちょくいじってました。

https://twitter.com/thiropGames/status/1545034658940825601

慣れると記事で書くよりも短時間で編集できそうな感じです!

今回はわりとガッツリした内容でしたが、反応あるようでしたらちょっとしたテクニックみたいなのも気軽に投稿していきたいですね。

それではノシ

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