自動置換機能の応用例【マップ自動装飾プラグイン】
前回の記事では「自動置換機能の基本的な使い方」を解説しましたが、
本記事では、応用例として様々な置換プロセスの活用例を紹介していきます!
(※現在は1例のみですが、のちのち他の例も紹介予定)
トロッコ線路のオートタイル設置
タイルの中には
「オートタイル形式で設置できたら絶対楽なのに!」
というものがありますよね!
デフォタイルだと、内装の「手すり」であったり、
もう少し複雑なのが、ダンジョンの「トロッコ線路」タイル!
ここではトロッコの線路タイルをオートタイルっぽく設置する方法を解説します!
最終的には「適当な床オートタイル」で設置し…
線路タイルに一発で置換できます!
早速ルールの設定を行っていきましょう!
ここでは適当な使わない床オートタイルに対してシェイプごとにルールを割り当てていきます。シェイプがわかりやすいタイルだとベストです。
今回は、フチに模様がついた絨毯タイルを使用していきます。
さて、↓のタイルに対応する置換ルールを設定していくわけですが、効率よくルールを考えるにはコツがあります。
まずは、関係しそうなタイルをまとめてテンプレートマップに貼り付けます。
その上で、1タイルごとにどのようなルールで置換していくかを考えていけばOKです。
- 絨毯タイルで線路に対応するシェイプを作る
- Shift押しながらシェイプを保って上段に貼り付け
- 対応する線路を下段に登録し、わかりやすいように一覧エリアから消去
- 使わなそうなタイルは削除
- 床タイルを補完するためイベント画像「裏タイル補完」を配置
基本はこれだけです!
オートタイル1種で配置できれば手間が大きく減るので、活用できる場所はどんどんルール化してみましょう!
リージョン条件
…少しだけ補足です!
最後に残ったこれらのタイル、右側の4タイルは今回は未使用で消去しました。
これらは「丁字路の分岐点」にあたるタイルなのですが、絨毯のパターンでみると同じ丁字路でも線路にすると左右方向のどちらに曲がるかで2パターン用意されています。
これらを絨毯シェイプだけでどちらに置換するか区別させることはできません。
とりあえず片方に置換して最終的にエディタで手直しするのが簡単ですが、リージョンを使って置換先を分岐させることも可能です。
ここでは、分岐先が下ならリージョンID2、上ならリージョンID8(左なら4、右は6)と設定することにします。
ルールの対象タイルに対して
といったようにリージョンを設定したいところですが、これではそれぞれ「2~8%の確率で置換実行される」だけです…!
対象のマス上にイベントを配置し、メモ欄に「<region:リージョンID>」の形式で条件を設定します。
ちなみに、左の4つにリージョンIDを設定すればOKです。
右の4つは残った方のリージョンが置換されます。
反対の右の4つにだけ設定してもだめなので注意。
- 置換ルールは複雑な条件を先に!
という順序のセオリーです!
実際にマッピングする際は、分岐点にリージョンを設定すればOKです!
これで、分岐点は上方向(8)に接続します。