斧月 2023/09/18 08:30

SRPGstudio雑記ー数年ぶりに筆がのるの巻ー

手が、勝手にッ

何となく筆がのってきたのでまた何か書いてみました
前回とは同じ世界で別の場所の話になります。

ひとまず本日の楽曲

ー使命交錯ー雪原に足跡を残して/Footprints of a snowfield

雪原ステージ曲
イベント曲を戦闘マップ風アレンジ

以下、プロット

今回の登場人物
ウィン
薫風の章主人公、特技は有尾族のブラッシング
巻き込まれ体質な風使いの4姉弟次男

ロミィ
かつてレイン家に拾われた有尾族の孤児
昔からウィンに執着し最近は”ふぃあんせ”を名乗り始めた

アルモ
有尾族の行商人”アルモの屋”の女店主
極東の国の貨幣を髪飾りにしている

薫風の章 第一話 新たなる風

大陸一の大傭兵 ウィーヴェル=レイン
彼が謎の失踪をとげておよそ半年後
四人の子の運命が動き出す…

「こっちだよ、ウィン!」
振り返りながら尻尾と手を振る獣耳の少女。
「とうさまがお世話になっていたわけだし、早く行かなきゃ!!」
そういって、元気よく駆けだしていく…
「はは、全く、ロミィは無邪気だなぁ…」
苦笑しながら気怠げに歩く少年。
「やれやれ、僕にできることならいいんだけれど…」
手には家宛ての依頼書、父が所属していた傭兵ギルドからのものだ
父がいなくなってから戦力低下が激しく、縁者に勧誘がきたというわけだ
…ここ数年、ギルドクレイモアの状況は芳しくはない
主国シェルピアが滅亡してからというものの、
帝国の傭兵ギルド、ピヘンニスに多くの人材が流出し
残ったのは経験浅い地元民や老兵ばかり…
ここに実戦0の青二才を加えてどうしようというのか…
「ま、考えても仕方ないか…見捨ててもおけないし」
先輩傭兵の姉さんは実入りの良い依頼で暫くは仕事漬け
同じく傭兵の兄さんは父さんの消息を探って帝国に潜入
修道女の妹は記憶喪失の依頼主の助けになろうと西方へ
まあ、見事に自分だけ手すきだったのである。
「待つのも飽きたしなぁ…。」
一つため息を落として、元気の良い少女に続いて駆けだした。

ギルドにたどり着けばすぐさま新人としての登録。
なぜかロミィまで登録されて、いきなり傭兵団になってしまったが…
ギルドの老兵達からはお坊ちゃんと冷やかされながらも
しっかりやってきな、生きて帰ってこそだと
暖かく背中を叩かれた…
そして…
「あっ、丁度良かったロミィちゃん。」
たしか、彼女は行商人”アルモの屋”店主の…
「アルモちゃん!」
「偶然だな、アルモ。」
「ウィンタールもいたんだ、ギルドにってことはとうとうデビューするの?」
「まあ、そんなところかな…ミルダ出張所の人手が足りないって」
ギルドで告げられた派遣先は氷樹海の宿場町ミルダ
交易路の要所ではあるが、あまり大きな街ではなかったはず
「ミルダかぁ…宿場町とはいえ、ド田舎ねぇ…」
行き先を聞いて何か思案する様子のアルモ。
「…初依頼、あたしから出してもいいかな、ミルダまで護衛お願いしたいの」
ロミィちゃんいるなら賑やかで退屈しないしと付け加えつつ
「なんか…二人ともぽやっとしてて…ほっとけないしついて行きたいかな」
なるほど、それが理由か…と苦笑するウィン。
「ご指名ありがとう、しばらく一緒に行きますかね。」
「ありがとー!街道にも魔物増えているから心細かったの!!」
最近は翼のある魔物多いし、風使いのウィンタールならうってつけと付け加えて
「まあ、いざという時はお姉さんにお任せあれ!これでも投擲なら得意なんだから!」
投擲紐を軽く振り回してから胸を叩いた。
「あーっ!ふぃあんせのあたしも頼って頼って!!」
平たい手持ち鍋を掲げてアピールしている…が
まあ、戦闘能力はお察しの通りである
「はいはい、頼りにしているよロミィ。」
軽く流しながら頭をわしゃわしゃと。

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