斧月 2023/09/13 07:00

SRPGstudio雑記ーたまにはシナリオプロットの巻ー

たまには別のことをやってみる

ゲーム制作を目指しているようで、シナリオ書いていなかったので
一章分くらい形にしようとしてやってみるものなり

まあ、物書きは当分やっていないのでリハビリからなのだが

長文前に本日の楽曲

ー刻時ー時の潮流に志を乗せて/My Reason to the Chronicle

”流れ”をイメージした楽曲
神秘的なようで、抗えない運命に翻弄されるようで…


以下プロット

刻時の章 第一話 全ての始まり

何時かの時、どこかの場所、角を持つ者達が時を奉る神殿の近く
短杖と長杖、二本の杖を携え、御子の少年は木の下で待つ従者の元へ急ぐ
ヴィヒトリティニヤ。」
そして声をかけたのは、見習い神官戦士の二人。
カレルヴォの話ではこの洞窟に神官長殿が?」
「はい、ユウ殿」

ユウ=アウノ=ノーテルマンス
これから数奇な物語の主人公となる角鱗族の少年

「来ましたな、ユウ殿」
洞窟の前で待っていたのは歴戦の守人カレルヴォである

「しかし、にわかには信じがたい話だな、神官長殿が隠し事などと…」
神官長バルトサール
先代の時の守人の代より仕える従者で、一族の信頼も厚い
そんな彼が御子の一人、ユアをつれてこの洞窟に…
「取り越し苦労なら超したことは無いのですが…ここは封印の地故に…」
「そうだな、ユア、大丈夫だろうか」
つぶやきながら無意識に双子の妹と対称の、己の右の長角に触れた。

封印の洞窟を占拠していたのはスケルトン、ゾンビ
下級亡者の群…神聖な島にはおよそ似つかわしくない死の香り

「私達は見習いとはいえハーミットの資質を持っています。」
「槍働きはお任せを。我らが前に出て、亡者どもを受け止めます。」
見習い神官戦士の二人が、亡者どもの群に躍り出る。
「私も前に出よう、老骨とはいえクルセイダーの身、
 まだまだ魔物なんぞには遅れは取りますまい」

そして老騎士カレルヴォも大剣を携え立ちふさがる。

亡者の群を蹴散らした先に現れたのは
下級竜ドレイク、頑丈な鱗に身を包む強敵である
「む…?野良竜か…あやつ既に溜めの構えを…」
「技を撃つ力は十分…ここは俺が止めます!」
見習いとはいえ、クロノマンサーとしての一の技
「時空杖術、ターン・オーバー!」
交差する二本の杖の軌跡
打ち据えた相手の時を僅かに止める奇跡の技!
「反撃を封じた!今です、みんな!一斉攻撃を!!」
大剣による一太刀と槍による双穿が一斉に竜に襲いかかる!!

「追撃だ!カレルヴォ、少し無理をさせるぞ!」
「お任せをユウ様…ハアッ!!」
相手のターンを飛ばし、老騎士が切り込むと同時に、
ユウの一対の杖が回り始める。時を刻むように…
「時空魔術、リオーダー!」
回り巡る一対の杖の軌跡
時を加速させる秘術!!
「トドメだッ、ゼェアッ!!」
加速した騎士のもう一太刀で竜は倒れた

「神官長殿がこのような危険な洞窟にユアを…?なんのために…。」
初陣を終えても疑問は尽きないまま、少年は進む
数奇な旅の始まりとも知らずに

その頃、封印の洞窟最奥…
「漸く我が悲願叶うとき…イゾルデ。」
虚ろな瞳の左長角の少女を連れ、神官長はつぶやいた
「さあ、その手でこの血塗られた歴史を破壊するのだ」
時の御子の少女が歴史の石碑を破壊する
意識も無く、命じられるままに…
「混濁せよ、全ての時よ、新たなる運命を掴み取るは今だ」
誰に語りかけるでも無く、男は叫ぶ
これが時を結び、真実と虚が争う戦いの始まりであった。

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