蔦森くいな 2023/09/08 19:03

フリマアプリのゲームデザイン①~分析編~【今週のゲーム開発秘話】

個人ゲームクリエイター「蔦森くいな」のゲーム開発秘話を毎週公開!

ゲーム開発の進捗や裏話、未公表企画の事前公開など、普段ならお見せできない内容を支援者の皆様に公開しています!


今週のお品書きは

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☆全体公開:今週の出来事☆
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・ 今週の日常漫画
・ フリマアプリのゲームデザイン①~分析編~

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☆フォロワー限定:ここだけのお話☆
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・ 現在手がけている作品と進捗

となっております。お楽しみいただけますと幸いです。


今週の日常漫画

自分だけの空間って憧れるよね


フリマアプリのゲームデザイン①~分析編~


「これならいける!」と期待して買った商品が、いざ使ってみると自分には合わなかった……って事、ありますよね。

自分は最近、6万円ほどする機材を導入してみたところ、自分には合わなくて後悔するという出来事がありました。

新たに別の機材を購入するための資金を取り戻すためにも、その機材をフリマアプリで売りたいと思います。

失敗にめげず、今日も楽しく人生をゲームデザインしていきましょう!!


そういえば、今は無きゲームアツマール版の自作ゲーム『きせかえコーデ』では実際にフリマ要素を導入した事もありましたね。↓


フリマアプリを利用するユーザーの目的とは?

今回も、「フリマアプリを題材にしたゲーム」をデザインしながら、その攻略法を考えていきますよ!

まずは「フリマアプリ」を利用するユーザーの目的を分析してみましょう。そこからゲームとしての楽しさを探していきます。

フリマアプリには「買い手」と「売り手」という2種類のプレイヤーが存在します。
フリマアプリをゲーム化するとしたら、その両方の立場に立って遊べた方が面白そうですよね。
それぞれの目的は、以下のような感じでしょうか。

「買い手」プレイヤーの目的

■とにかくアイテムを安く手に入れたい:
いわゆるスコアアタックとしての楽しみ方ですね。10円や100円といったわずかな金額差でも、ハイスコアを狙いたいというモチベーションを刺激します。

■レアなアイテムを手に入れたい:
限定品や生産終了の商品、近隣では手に入らない商品など、レアアイテムは収集欲をかき立てます。
(ポケモンで言えば、限定ポケモンはもちろん、一方のバージョンでしか出現しないポケモンなんかも手に入れたくなりますね)

■環境意識:
「捨てるのがもったいない!」という気持ちも大切な目的になります。
ゲームでも不要なアイテムを再利用できる要素があると、雑多なアイテムにも集める価値が生まれます。

■短期間しか使わないアイテムを探している:
イベント用の衣装、旅行用のアイテムなど、一度使った後はまたフリマアプリで売ればいいやというケースもありますね。

「売り手」プレイヤーの目的

■不要な商品を売ってお金を手に入れたい:
使わなくなった中古品や、買ったけど使わなかった未使用品など、アイテムの状態に応じて、それ相応の値段で売れたらいいなと思いますよね。
「この商品ならこれくらいの値段で売れるだろう」という値付けの楽しみがあります。

■ビジネスとして稼ぎたい:
「手作り商品の販売」はもちろんの事、「安く仕入れて高く売る」という「せどり」や「転売」といった少しダークな側面もゲームデザインとしては楽しそうです。

■スペースを確保したい:
手間を考えたら売っても利益にならないような商品でも、収納スペースを空ける効果はあります。
特に、大きくて邪魔な物、捨てづらい物、捨てると余計にコストがかかる物は売ってしまった方が早い場合があります。

■社会貢献:
「使用しないものを有効活用して他人に提供する」という善意を持ったプレイヤーもいます。
自作の『きせかえコーデ』でフリマ要素を導入した際は、そういった善意のユーザーさんも多々いらっしゃいました。


次回は上記を考慮に入れながら、ゲームシステムのアイデアを考えていきます!

現在手がけている作品と進捗

蔦森くいなが現在手がけている作品とその進捗をご紹介します。

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