蔦森くいな 2023/12/02 18:00

オートセーブの罠を攻略するぞ! #くいな流ゲームの作り方

✨人生を楽しむゲームデザイン✨

🎮個人ゲームクリエイター「蔦森くいな」が、ゲーム開発のかたわら、人生をゲームのように楽しく攻略していきます!🎮


今週の日常漫画

「本人いわく、ワニ」


現在手がけている作品

『少年期の終り』

インディーゲームレーベル「WSS playground」、ゲームパブリッシングブランド「PLAYISM」、ゲーム制作サークル「ブリキの時計」がお送りするプロジェクト『少年期の終り』の開発に参加しています。

発売時にはぜひお手にとっていただけますと幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=K_1ZPRvYDDQ
https://www.youtube.com/watch?v=ArHZfFsUb40


オートセーブの罠を攻略するぞ!


今日は、ゲームプレイの現代的な課題と、オートセーブの効果的な導入の必要性についてお話ししたいと思います。

時代と共に、ゲームプレイのスタイルは大きく進化してきましたね。

かつては、セーブポイントを探しながらのドキドキ感がゲームの一部だったのが、今では少し懐かしい思い出です。
現代のプレイヤーは、限られた時間の中で、できるだけ多くの楽しみを求めています。

そんな中で、ひっそりと、しかし大切な役割を果たしているのが「オートセーブ」機能です。
小さくて目立たないこの機能が、プレイヤーのストレスを軽減し、ゲーム体験をスムーズで快適なものに変えてくれるんですよ。

インディーゲームの世界でも、このオートセーブの重要性は同じですが、時々見落とされがちです。

私自身、ゲームクリエイターとして、この機能がプレイヤー体験にどれだけ大きな影響を与えるかを日々実感しています。
特に、インディーゲーム開発では、この機能を適切に活用して、その価値を最大限に引き出したいと考えています。

この記事では、オートセーブがなぜ必要なのか、どのようにゲームデザインに影響を与えるのか、そして実際にどう実装すればいいのか、私の経験を基に掘り下げていきたいと思います。

オートセーブの必要性


忙しい日常の中でゲームを楽しむ時間は貴重ですよね。
そんな中、ゲームの途中で予期せぬ中断が起こることもしばしばあります。
私たちは、限られた時間の中で最大限の満足感を求める傾向にあり、ストレスなく没頭できるゲーム環境が必要です。

ここで、「オートセーブ」という機能の重要性が光ります。

実際、スマホのソーシャルゲームだけでなく、市販のコンシューマーゲームでも、オートセーブの導入が標準的なトレンドになってきています。
これは、プレイヤーの生活スタイルの変化に対応するための重要なステップです。

昔ながらの「セーブ忘れ」による進行状況の消失は、現代のプレイヤーにとって大きなストレスです。
このような不満をオートセーブによって軽減し、プレイヤーがストーリーに深く没頭できるようになるのです。


ここでゲームクリエイターとしての、私自身の経験をお話ししましょう。

私の代表作『人身売買デスゲーム』では、プレイヤーがセーブを忘れることで、コツコツと増やしたゲーム内の資産を失うことがしばしばありました。
中には、セーブデータの消失をきっかけに以降のプレイをやめてしまった人も……。

こうした問題が起きる要因には、オートセーブの普及により、プレイヤーが「セーブ」という行動自体を意識しなくなった影響もあるでしょう。
若いプレイヤーからすると、もはやオートセーブは実装されていて「当たり前」の機能なのです……。


私たちが昔遊んだマリオのように「失敗したらやり直し」という形式は、現代のプレイヤーにはなじみにくいものです。
私自身もゲームをプレイしていて、「セーブしなかったからやり直し」と言われると、ゲームプレイに対するモチベーションを損ないます。

オートセーブは、予期せぬ中断があった場合でも、進行状況を失うことなく、スムーズにゲームを再開できる安心感をプレイヤーに提供します。
これは、ゲームプレイの質を大きく向上させる要素なのです。

ゲームデザインへの影響


ここでひとつ、大切なことを忘れてはいけません。

オートセーブの導入は、単にプレイヤーのストレスを軽減するだけでなく、ゲームの物語や進行にも大きく影響を与えます。
いかにしてオートセーブを上手く組み込むかが、私たちゲームデザイナーの新たな挑戦なんです。


たとえば、分岐が多いストーリーゲームを作るとき。

プレイヤーが「バッドエンド」の道に進んでしまった場合、オートセーブのせいで元の選択肢に戻れなくなる……そんな状況は避けなければなりません。
特に私たちインディーゲームのクリエイターにとって、こういった「行き止まり」のシナリオは頭の痛い問題です。

ゲームの流れの中で、いかにオートセーブを自然に、そしてスムーズに取り入れるか。
これはゲームデザインの技術だけでなく、私たちの創造性にも関わってきます。
このバランスをどう取るかが、ゲームの成功を左右すると言っても過言ではありません。

私自身、ゲームを作る際は、プレイヤーがストーリーにどっぷりと没頭できるような環境を常に考えています。
オートセーブ機能をうまく取り入れることで、その体験をさらに豊かにすることができるんですよ。

だからこそ、オートセーブの導入はただの技術的な問題ではなく、私たちのゲームデザインへのアプローチにも深く関わってくるんです。
ゲームがどのような体験を提供し、どのようにストーリーを語り、それをどのように実現するか。
これら全てが、オートセーブの導入と密接に関係しています。


この記事を読んでいるみなさん、ゲーム開発においてオートセーブ機能がもたらす可能性について、一緒に考えてみませんか?
きっと、新しい発見があるはずですよ。

実践的なオートセーブの実装方法


オートセーブ機能を効果的に実装するためには、ゲームデザインとプレイヤーの体験をよく考える必要があります。
ここではオートセーブの効果的な実装方法について、具体的に掘り下げてみたいと思います。

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