藤島 港/猫と心中 2021/12/30 17:53

2021年の活動を振り返って



2021年も残すところあとわずかとなりました。何だか長かったようなあっという間だったような……夏頃に紙一重の制作に入ってからは月日があっという間に過ぎ去っていったような気がします。
今年は何と言っても新作『紙一重の想い人』の公開と第1回crAsM.Mビジュアルノベルオンリーへの参加が一番大きなできごとでした。でも考えてみると紙一重の制作を始めたのが7月末か8月頭頃なので、たった4ヶ月くらいのできごとなんですよね。12ヶ月のうちの3分の1にすぎないだと……。
残りの3分の2は何してたんだろう、と考えて思い出しました。今年、改名したんですよね!
3月末に縣 りくから藤島 港に名前を改めたのですが、当初はまだ藤島として作品を出していないこともあって自分でもまだあまり馴染んでいない感があったのですが、今では今年改名したことを軽く忘れる程度には馴染んでいてびっくりしました(笑)
藤島の名前で作品を出せたことと、その作品やイベントを通じて当方を知って下さった方などから藤島の名前で呼ばれる機会が増えたことが大きな理由かなと思います。名前って自分が名乗るだけじゃなく、他人にもそう呼ばれることで自分の名前として定着していくんだな、と思いました。
改名した理由ですが、「自分の気持ちの仕切り直し」みたいな感じです。紙一重の制作振り返り記事で少し触れましたが、2019年の『人生ゲームと死体の彼女』の公開以降、「もう何も作れないのかもしれない」という状況に陥っていて、自分はもう終わった、みたいに思っていたのです。でも自分にとって創作活動はもう生活の一部でしたし、創作に対する意欲がなくなったわけではなかったので、気持ちを切り替えてまたやっていきたい、という意味で名前を改めました。
2月頃から再スタートに向けて動き出して(サイトの改装とか)、今年中に何か1つリリースする! というのが大きな目標だったので、やりたかったことが全部できたわけではありませんが、一応その目標は達成して2021年を終えることができてよかったです。

しかし8月頭から紙一重を作り始めたんだとしたら7月まで何やってたんだよって話なんですが、別のゲームのシナリオを書いていました。
Twitterでちらっと呟きましたが、当初は別のゲームを先に作るつもりでした。が、ちょっと慣れない構成でやろうとしたがために規模が想定より広がりすぎてしまって(というより規模の大きさを想定できなかった)、これはちゃんと時間をかけて根本から考え直さないとまとまらない、と思い至り一旦スキップすることにしました。先述の通り、とにかく1作品完成させるというのが今年の一番の目標だったので。今年中という期限は自分で設定したものなので動かそうと思えばいくらでも後ろに倒せるのですが、あまり時間をかけていると「再スタートとは?」みたいな心境になりそうだったので、とにかく1つ完成させるということを一番優先させました。1つ完成させられると、自信にもなりますしね。
当初作ろうとしていたものも一旦スキップしただけで作るのをやめたわけではないので、いずれ作ります。紙一重の制作振り返り記事で触れた「いつか作るやつリスト」にはほかにも作りたいものがたくさん溜まっているのでいつ順番が回ってくるかはわかりませんが、一度作りかけて全体的なイメージやキャラデザの方向性も定まっているので、優先度は高いと思います。

ということで、今年の活動はこんな感じでした。昨年が何もできずに終わっただけに、今年は目に見える形の「成果」があって嬉しいですね。
大きな成果ではないかもしれませんが、来年もまた新たな成果を積み重ねられたらいいな、と思います。
最後になりますが、今年1年当方の作品をお手に取って下さった方々、プレイして下さった方々、イベント等でお世話になった皆さまに深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
それでは皆さま、よいお年をお迎え下さい。藤島でした!

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