【イベント情報】ゲームマーケット2023春について
みなさんこんにちは、ラフスケッチのデザイナーの香川俊宗(Toshimune Kagawa)です。
まずはじめに、告知の時期が遅くなりましたこと、大変申し訳ございません。
遅くなってしまった分、しっかりとみなさまに情報をお届けできればと思いますので、お手隙の際にご一読いただけましたら幸いです。
それでは早速ですが、本日はナナに代わり、次回のゲームマーケット2023春で発売予定の新作「最後の巫女 DUEL」の内容についてご紹介していきたいと思います。
はじめに
本作は「最後の巫女」という名前がついている通り、ゲームマーケット2020春に発売しました「最後の巫女」の続編となっております。
・基本セット「最後の巫女」
・拡張セット「最後の巫女 反逆の狼煙」
・ミニ拡張セット「最後の巫女 慈愛の天照 / 悲憤の大国主」
「最後の巫女」はこれまでに上記の作品を展開してきておりますが、本作はこれらのシリーズのすぐ後の世界が舞台であり、単品で遊ぶことのできる完全新作となっております。
パッケージはおなじみつるしまたつみ先生の描き下ろし!
今回このように完全新作として「最後の巫女 DUEL」を開発することになった経緯について少しお話させていただくと、「最後の巫女」は発売から4年たった今も多くのファンの方にプレイしていただいており、日本版 The One Hundredで3年連続でTOP100に入選させていただいたり、今年に入り中国語版がリリースされたのですが、こちらも大変好評をいただいております。
このような背景があり大変喜ばし限りなのですが、「最後の巫女」は卓を立てるのに少しハードルが高いというお声もいただいており、その代表的な理由が「長いプレイ時間」と「2人プレイ時の複雑性」でした。(もちろん、これらの要素が好き!というファンの方も多くいらっしゃることは承知しております!)
そこで、我々はより多くの方に手軽に遊んでいただきたいという強い想いから、「最後の巫女」のもつあらゆる世界観・要素をそのままに、より短い時間で同じぐらい重厚なプレイ体験ができる2人用対戦ゲームを出そうと決意しました。
ストーリー
巫女たちは見事、人類最後の地「伊勢」を護りきりました。
しかし、世界は未だ瘴気により人が住むことはできません。そこで巫女たちは各地へ向かい、世界を再生すべく活動を始めました。
そんなある日、穢れを祓うべく訪れた地に、2人の巫女が同時に辿り着いてしまったのです。世界を救ったとなれば、巫女同士は互いの神の格を高める上での競争相手でしかありません。
自分の信じる神の信仰をより深く、より多くの地に根づかせるために2人の巫女が争うことは必然。
これは救われた世界の、その後のお話なのです。
システム
「最後の巫女 DUEL」は、「最後の巫女」のゲームシステムを再解釈し、1対1で遊ぶ2人用対戦ゲームに生まれ変わりました。
「最後の巫女」で遊んだことがある方はもちろん、初めて遊ぶよ!という方でもわかりやすいシステムにアレンジされております。
また、「最後の巫女」ではネックであった長いプレイ時間も本作では大幅に短縮されており、重厚なプレイ感はそのままに、何度も繰り返し気軽に遊んでいただける作品に生まれ変わりました。
本作では7人の巫女から1キャラクターを担当し、相手プレイヤーと対戦します。
最後の巫女で登場した7人の巫女。本作でもそれぞれ個性的な能力を持っているぞ。
「最後の巫女」の大きな変更点としては、時間トラックがなくなりました。
その代わりに新たにデッキ構築の要素が加わり、ターン制で交互にカードを出し合い、カードに示されたアクション行動で穢れの浄化や分社の建立を進め、勝利点を獲得していきます。
カード(加護カード)は赤・青・黄・紫の4種類。
同じ種類のカードは重ねて出すこともでき、より強力なアクションを実行することも可能だ。
「最後の巫女」ではおなじみの【移動】【建立】【加護】【奉納】のアクションに大きな違いはありませんが、【祈祷】が手札を捨てて行うフリーアクションに変わっています。
初期のカードプールにはあまり強力なカードがありませんが、【加護】によりカードを得ることができ、強力なカードを山札に加えて自分だけの山札を作り上げていきます。
山札を圧縮する行動や、山札に加えず場に設置するといった選択もあるので、プレイスタイルや状況に応じて様々な戦略を立てることが可能です。
自分専用のカード置き場からカードを獲得して山札を強化しよう!
憑依状態も健在で、依然としてゲームを大きく左右する強力な行動です。
1ターンで出来るアクションを増やし、より多くの選択肢が与えられることになるので、いつ使うか、どう使うかのプレイヤーの腕が一番輝く目玉のシステムになっています。
「最後の巫女」を象徴する憑依状態は、「最後の巫女 DUEL」でもゲームに強烈なアクセントを与えてくれることでしょう。
初プレイの方はとりあえず困ったら憑依しよう!
ゲームで使用するボードは「最後の巫女」のマップをやや狭くしたようなデザインになっております。
一方で、これまでは中央からスタートし端に向かって進行していくようなマップデザインでしたが、本作では端からスタートし中央に向かって進行していく新たなマップも登場します。
新たなマップは全く新しいゲーム体験を提供してくれることでしょう。
戦い慣れたマップで遊ぶもよし。新たなマップを極めるもよし。
本作での勝利は、相手よりも早く勝利点10点を獲得することですが、2人用対戦ゲームならではの、勝利点をプレイヤー間で奪い合うような要素があり、たとえ出遅れたとしても逆転できる可能性があります。
ゲーム中の様々な行動が勝利点に繋がるので、満遍なく手を広げて進めるもよし、一点に特化して進めるもよし。様々な楽しみ方があることでしょう。
簡単ですが、「最後の巫女 DUEL」の概要は以上となります。
繰り返しとなりますが、「最後の巫女」で遊んだことがある方はもちろん、初めて遊ぶ方でも遊びやすいシステムにアレンジされておりますので、是非この機会に遊んでいただけるととても嬉しいです。
内容物
・カード:122枚
・ゲーム盤:1枚
・個人ボード:2枚
・円形チップ:58枚
・穢れトークン:180個
・ウッドマーカー:2枚
・プレイヤーマーカー:2枚
・袋:1枚
・ルールブック:1冊
ゲームマーケット2023春
ゲームマーケット2023春はB11ブースとなります。
新作「最後の巫女 DUEL」はイベント限定価格7,000円で販売予定です。
新作グッズセットは「ゲーム本体」「イラスト入り穢れ袋」「キャンバスアート(F4号)」「絵馬」のセットを予定しており、ゲーム本体以外はすべて本セット限定のグッズとなっております。(価格検討中)
穢れ袋はゲーム本体に付属している袋と同じサイズなので、ゲームでも使用でき、より彩豊かなゲーム体験を提供してくれることでしょう。
グッズセットは会場限定販売を予定しているので、後日通販の予定はございません。会場にお越しになれないみなさまには大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承の程よろしくお願いします。
また、今回も試遊卓を用意する予定です。
いつもは4時間ほどお付き合いいただいており大変恐縮しておりましたが、今回はルール説明含めて90分〜120分ほどで終了する見込みですので、是非お気軽に足をお運びいただければ嬉しいです!
試遊卓は4卓の予定ですが、内2卓は「最後の巫女」未経験者卓、内2卓は経験者卓にする予定ですので、当日会場でご自身のプレイ状況についてお声がけいただけましたら幸いです。(経験者卓ではルール説明を一部省略する予定です、状況に応じて変更の可能性があります)
再販情報
今回の「最後の巫女 DUEL」の販売に合わせまして、長らく完売で在庫切れとなっておりました基本セット「最後の巫女」の再販も決定しました。
こちらも今回のゲームマーケットで販売を予定しております。
いつ入荷できるかわからない状態にも関わらず、本当に長い間Amazonで注文をいただいていたみなさまにもようやくお届けできる目処が立ち、本当に嬉しく思います。
一点だけ、内容物の総量に変更はありませんが、前回から仕入れの状況が一変しておりまして、一部のコンポーネントに軽度な変更があること、予めご了承いただけますと幸いです。(プレイに影響はございません)
また、「最後の巫女」「最後の巫女 反逆の狼煙」の発売の際に販売したアクリルグッズやアップグレード木駒セットですが、「最後の巫女 DUEL」でもゲームで同様にご使用いただけます。
こちらのグッズについても、今回の「最後の巫女 DUEL」の販売に合わせて再販いたします。
みなさまの熱量に支えられ、おかげさまで今回が四回目の再販となるのですが、今回でそろそろ最後の再販にする予定ですので、是非この機会にお求めいただけましたら幸いです。
以上となります。
もしかすると後日新作についてもう少し細かいお話をするかもしれませんが、一旦本日のご紹介&告知は終わりとなります。
本作もスタッフ一同気合を入れて開発しましたので、ゲームマーケット2023春でお会いできるのをとても楽しみにしております!
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