おすすめゲーム制作系VTuberの紹介とUnityで使えるネットワークエンジンについて語る

こんにちは!ジェイです。今回はなんとなくYouTubeを見ていたら、ゲーム制作系のVTuberで、おもしろそうなチャンネルをみつけたので紹介させてもらうと同時に勝手にアドバイスさせていただきます。

モノリリスch

モーノさんとリリスさんの2人組のゲーム制作系VTuberで、毎週金曜日の夜20時にゲームを作るアイデアを出したり、進捗を発表したりと、おもしろそうな動画をアップロードしています。
https://www.youtube.com/watch?v=sVW_f2E4U2c

魅力

さっそくですが、私がモノリリスchに惹かれた理由を並べてみます。

新しいことにチャレンジしようという精神が強く感じられる

まずは、モーノさんもリリスさんもゲーム制作初心者にも関わらず、Unityでオンラインゲームを作ろうとしているところが、すごく惹かれました。
私はゲーム制作は15年以上していて、技術的にできるできないというのが先に来てしまうので、技術にとらわれないで、好きなアイデアを出し合ってる2人を見るのがとても楽しいです。

チャンネル登録者数や再生数でなく、やりたい事を重視している

個人的にこれが一番大事なことで、YouTubeで伸びる事を意識しすぎて、自分をなくしてしまった人達をたくさん見てきました。一見簡単に思える事ですが、続けるのはとても難しいし、実際に9割の人がYouTubeを辞めてしまいます。
https://shi-no-s.com/entry/youtube-frustration-9

Unityでオンラインゲームを作ろうとしている

もちろんこれも理由の1つで、私自身がUnityとPhotonCloudPUN2を使ったオンラインゲーム制作をしてYouTubeで発信しているので、その点もとても共感できることが多かったです。

現在モノリリスchで作っているゲームについて

・バトロワのオンラインゲーム
・テーマはかわいい地獄
・最後に地獄から脱出するのが目的
#3「ゲームの世界観、設定を決めよう」の回を参考。
この点を踏まえた上で、必要な環境を勝手に考えてみました!

Unityでオンラインゲームを作るのに必要なもの

オンラインゲーム制作には、ネットワークエンジンが必要です。以下にUnityで使えるのを並べてみます。
PhotonCloud
MonobitEngine
StrixCloud
Netcode for GameObjects
Mirror
Unityでは以上のネットワークエンジンを使用してオンラインゲーム開発している人が多いと思います。

それぞれのネットワークエンジンの特徴

PhotonCloud

PhotonCloudにはPUN,PUN2,Bolt,Futionなど多くの種類がありますが、今回のケースではPUN2が相応しいので、PUN2について話をします。

メリット
・サーバーを用意しなくてもよい
・情報が非常に多い
・WebGLへの対応が簡単
・Rigidbodyを使った同期がスムーズ
・アップデートが現在進行系で行われている

デメリット
・1ルームでの秒間メッセージ数500という制限がある
・無料のプランが20CCU(同時接続)までと少ない
・サポートが英語

メッセージ数の制限があるため、バトロワを作るなら10人程度が限度ですが、Unityで使用できるネットワークエンジンの中では、1番情報が多く、サーバーなどの知識がなくてもスムーズに開発ができるので、現時点では、PhotonCloudPUN2を使うのが1番おすすめです。

MonobitEngine

MonobitEngineは日本製で使い方がほとんどPhotonCloudPUNと同じで、どちらかの使い方を覚えれば、そのまま移行できるという特徴があります。また日本語のサポートが受けられて、回答も早いです。

メリット
・サーバーを用意しなくてもよい
・メッセージ数の制限がない
・日本製なので日本語のサポートが受けられる

デメリット
・WebGLの対応が面倒
・Ribgidbodyを使った同期の精度が悪い
・アップデートが2020/05/08を最後に止まっている
・無料のプランが20CCU(同時接続)までと少ない

PhotonCloudによく似ている日本製のネットワークエンジンですが、WebGL対応時にJavaScriptのエラーがかなり多く出るので、一応対応はしてますが、初心者が解決するのは、なかなか難しいです。以前は使っていてゲームもリリースしましたが、現在は更新が完全に止まったこともあり、使っていません。

StrixCloud

StrixCloudは日本製で、他のネットワークエンジンに比べてプレハブが豊富に用意されているので、使用難易度が一番低く使いやすいです。また日本語のサポートが受けられて、回答も早いです。

メリット
・プレハブが豊富
・ロビーがないので構造が単純
・無料のプランが100CCU(同時接続)までと多い
・日本語のサポートが受けられる

デメリット
・WebGLに対応していない
・アップデートの日付がわからない
・情報が少ない

サーバーの知識が必要なしで、無料プランが多いので魅力的ですが、情報量が少ないのと、WebGLに対応していないので、現在は使ってないです。

NetCode for GameObjectsとMirror

ここまではサーバーの知識が必要なしで、Unityで比較的簡単に使用できるネットワークエンジンを紹介してきましたが、NetCode for GameObjectsとMirrorは、自前でサーバーを用意するか借りる必要があるので、難易度が一気に高くなります。

ただし、NetCode for GameObjectsはUnity公式だし、将来的には、もっと成長すると思うので、勉強していきます。(そのうちPhotonPUN2からNetCode for GameObjectsに乗り換える予定)

Mirrorに関しては、現在Unityで100人対戦のバトロワを実現できる唯一のネットワークエンジンでありますが、サーバーのコストと100人も集まるのか?という問題を考えると低コスト&無料で開発できるPhotonCloudPUN2が1番良い選択だと思います。

まとめ

最後はほとんどネットワークエンジンの説明になってしまいましたが、初心者でもオンラインゲーム制作を試みるモノリリスchをこれからも応援したいと思います!
初めてのオンラインゲーム制作は大変ですが頑張ってください😄

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索