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2020年 09月の記事 (16)

宮波笹 2020/09/15 11:24

小説を書きたいけど小説を書きたいわけじゃない

なんだそのタイトルは。

ネタ切れによる休息もありつつ小説ちまちま書いてます。

少し前はほぼ毎日800字前後のをUPしようね、という目標を掲げてました。
ですがネタ切れ(早いな)を起こし、とにかく1本形にしてUPするぞ、という「とりあえず出す」が先行してしまいました。

それはいいんです。まず書くことに慣れることが大事。
でもそろそろ先を考えたい。

じゃあ2~3日かけて1本作ろうか、と方向を替え今は製作停止した「エインワーズ家の従僕たち3」の冒頭を小説にして出してます。
これも仲間が揃った時点で終了するつもりですが。
いや~、ネタ出すの大変ですね~


ADVの名残で一人称視点で描いてたのを、「毎回視点が変わるなら神視点の方がよくない?」と途中から視点を変更しました。
文章がめっちゃ固くなりました(当社比)

俺自身神視点の方がちょっと堅い印象を受けるのでそんなもんなんでしょうけど、問題は柔らかくしたくても書き方が分からない。その辺の表現能力が俺にはない。もっと言うと、神視点の話を読んだ経験があまりない。
もっと言うと、感情移入しやすい一人称の方が好き。

……うん、神視点で書く必要なくね?

もう結論出てますけどもう一つ言わせてくださいいや聞いてください。
説明でいっぱいいっぱいなんですよ。

ゲーム画面だったら見れば「場所」と「キャラ」と「表情」が分かるのに、それぜーんぶ文章で説明しないといけない。説明しないといけないって思ってるからでしょうね、説明的な固い文章になる。


小説を書くのは楽しいですよ。
今後もネタさえあればやりたいなと思ってます。

ただ俺の思う「楽しい小説」はADVのテキストに説明がちょっと追加されたものであって、すべてを文字だけで表現する小説ではないんだなぁと思いました。

宮波笹 2020/09/11 20:44

最近のあれこれ

最近やったこととか、今後の事とかつらつらと

HP製作諦めました

サーバー接続設定の必要なサイトからおさらばしたいと、別の所で新たにサイトを作ろうとしました…が! いろいろあって諦めました。
うーん、作品単体のページならともかく、更新が必要なページは大変。

要は他の場所に繋がる総合的な場所があればいいよね、ってことで今更ですがツイフィール埋めました
https://twpf.jp/miyanamisasa

後必要に応じて個別ページ作るということで

エイ僕素材製作中


以前作った「エインワーズ家の従僕たち」という、名前の通り燕尾服の少年だらけのゲームの立ち絵を販売しようかと整理&書き出し中です。

そしてこれは通常衣装差分は2つだけなのに、諸事情により衣装3つあり、かつ糸目&開眼と表情2種あるから合計6パターンの書き出しが決定してしまったウィル君です。
何故こんなことに……。
のろのろ進行中

次は何を作ろうか?

これまたのろのろ進行中。

そろそろ本命の「シアワセの引き金」進めたいな~と思いつつ、小説書きたいけどネタがないな~、宝石ドールはプロットからだな~、エイ僕3はツクール以外だと素材がな~とか、いろいろ考えて(?)ます
ヴァイブラPV第二弾もまだ諦めてないよ。

宮波笹 2020/09/08 20:35

【小説】俺のヒーロー

キャラメル味のポップコーンをコーラで流し込みながら、ケヴィンはアクションヒーローモノのDVDを見ていた。ソファーの隣では、兄のイアンがいい加減にしてくれとばかりにぐったりしている。
それもそのはず、本日これで3本目だ。

「兄貴何寝てるのー、今がいいところなんだからさ~」

最近の3D技術は素晴らしい。あたかも自分がヒーローとなって空を飛び、ビルからビルへ飛び移ってるかのような追体験をさせてくれる。……が、

「さっきも見ただろ……」
「あれはシーズン2! ここからが面白いところなの」
「どれも同じだろ……」

せめて違うシリーズを見せてくれたら、イアンももう少しまともな返答が出来たかもしれない。精々クモがバッタに変わった程度の違いかもしれないが。

「お前は本当にヒーローものが好きだな」
「兄貴は好きじゃない? じゃあダークヒーローモノは?」

ケヴィンが持ってきた紙袋をゴソゴソと漁る。止めないと今度はダークヒーローシリーズの3本立てが始まってしまう。

そういう問題じゃない……と言おうとしたイアンの携帯が鳴る。時を同じくしてケヴィンの携帯も鳴る。ということは、仕事だ。

「ちぇ、いいところなのにさ」

そう言ってケヴィンはもう10回以上は見たであろうDVDを消す。
イアンが安堵したことは言うまでもない。

「でもまー仕事はしなくちゃね」
「いいのか、正義のヒーローにケンカを売っても」

彼らの仕事はそういう仕事だ。ヒーローとは決して分かり合えない、殺しの仕事。

「いいんだよ、俺のヒーローはここにいるし」

と言って、ケヴィンが兄の肩をバンバン叩く。どこが、と返すイアンだがそういうヒーローも悪くないと思った。

兄は、いつだって弟にとってのヒーローだ。

宮波笹 2020/09/08 17:32

神視点で書いてみた

その方がなんとなく書きやすいという理由でずーっと一人称で書いてました。
ADVだとまずそうなるし。

でも、短編小説だと視点をちゃんと把握して読めるの自分だけだよなぁ。
(だってキャラ紹介もまともにしてない)
視点を理解するときには終わってるもんなぁ。
(名前紹介のタイミングが難しいですね)
と思って、「カワイイ私、カワイクナイ私」は神視点で書いてみました。

……正直神視点って2~3種ぐらいあるみたいで意味わからん。
意味わからんのでまずは「とりあえず書いてみた!」ですね。
とりあえずやる、大事。

二人で対話する話を書けば、もう少しわかるかもしれない。
分からないと、作品をまとめようにも視点がごちゃまぜはさすがに困る。

今たぶん壊れるほど推しても1/3も伝わらないどころか、1/30も伝わってないから。
なんかちょっと物騒な話ってことぐらいしか伝わってないから

もうしばらく「とりあえず書いて作品数を増やす」ターンが続きそうです

宮波笹 2020/09/07 18:30

【小説】カワイイ私、カワイクナイ私

新しいお洋服が届いた。
看護師のアニーは待ちに待ったそれをノリノリで受け取る。
淡いピンクのチェック柄ワンピースをベースに、フリル付きのエプロンがついている。通販サイトで一目ぼれした、特注品だ。

子供が大好きなテディベアにするように、アニーは届いた洋服に抱きついた。
この服にはどんな髪飾りが似合うだろうか。今はツインテールにしている髪をどうしようか。靴もこだわりたい。そんな思いを巡らせる。

また、インターホンが鳴った。
他に注文した覚えはない。奥からドクターが顔を出す。

「アニー、急患ですよ」

ドクターが言い終わる前に、アニーは短く返事をして届いたばかりの服を片付ける。
彼が奥から出てくる理由はほぼ1つ。急患だ。しかも生死の境をさまようほどの重症患者。

そこからは彼らにとっての日常、他から見れば戦場だった。

緊急手術は数時間にもおよび、アニーの着ている服も血やら何やらでドロドロに汚れた。
彼女はそれでもお構いなしだ。これは戦闘服、そして汚れが落ちやすい特注品だ。
丁寧に洗えば、何がついてたか分からないぐらいに綺麗さっぱり落ちるだろう。

ほどなくして死神は去った。というのは、死神のような姿をしたドクターの口癖だ。
アニーは器具を片付けてシャワーを浴びに行く。

シャワー室には大きな姿鏡があった。そこでアニーの目に映ったのは、キズダラケでカワイクナイ自分の姿。
アニーは自分がどうしてこうなったか分からない。過去の記憶がないからだ。ある日急患としてドクターの元に来るより前の記憶が、キレイさっぱり抜けていた。

シャワーからあがり、先ほど届いた服に袖を通す。

そしたらおしゃれでカワイイ、傷一つない自分の出来上がりだ。

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