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8月の無意識からの言葉~遠隔気功つき


【⭐️⭐️エネルギーを高め、身体の不調を改善し整えていく音源をつけました。】

不安なことが多い世の中。
将来のためにこうしておかなくちゃ。
ああしておかなくちゃ。

家族のことも気にかかる。
だいじょうぶかしら。
もっとちゃんとして欲しい。

気がつけば、心配ばかりしていませんか?
眉の間にシワを寄せていませんか?

ちゃんと笑っていますか?
「笑う門には福来る」です。
笑っていれば、もうそこに幸せがあります。
心配して眉間にシワを寄せていれば、幸せが逃げていってしまいます。

のんびりかまえて、笑っていきましょう。

そのために必要な大切な言葉は、
8月の「無意識からの言葉」プラン↓で、お受け取りくださいね。

心配に囚われてしまった時に、この言葉を唱えてみてくださいね。

あなたのなかに、大いなる意識からエネルギーが遠隔で流れます。

8月も
エネルギーを高め、身体の不調を改善し整えていく音源をつけました。

3分ほどの音源ですが、遠隔を受け取る時、エネルギーを高めたい時にお聴きください。

遠隔エネルギーを1ヶ月間受け取ることができる言葉は、「無意識からの言葉」プランでどうぞ↓

・記事を開いた時から1ヶ月、8月を過ぎても何回でも遠隔気功を受けとることができます。

・遠隔気功での個別フェードバックはありません。

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お待ちくださいね。

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※月末18時までにプランを退会すると、翌月の料金は発生しません。
 合わなければ、簡単に退会できますよ。

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 心理術講座以上のみなさんは、毎月20日までに200字以内で簡単にメッセージくださいね。
 動画配信でお答えします。
 後に匿名でKindleなどに掲載することがあります。

20日以降に動画アップでお答えしています。

文章術講座の課題は、毎月3日、4日頃にアップ予定です。

各講座、記事、動画は順にアップされていきますのでお楽しみにね。

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「くるくる回る花火」~7月の短編ファンタジー

          1

 花火の音がぽんぽんとする。
 想子は最後に花火を見たかったけれど、いろんな管を通された身体はもうどこも動かなかった。
 目を開けることさえ難しい。
 たとえなんとか目を開けたことができても、病室の窓のカーテンを開けてと言うこともできないし、窓のそばに行くこともできなかった。
 娘と息子がそばにいて、手をにぎり声をかけてくれていた。
 92歳になる私の最期を見届けるために。

 ああ、これまでいろんな花火を見たなあ。
 まぶたの裏にこれまで見た花火を思い浮かべている時だった。
 まぶたの裏で、花火がくるくるっと回った。
 
 くるくる くるくる

 目が回りそうだと思った時、想子は空に上がった花火を見ていた。
 急に、もわっとした夏の夜の熱された空気が身体を包みこんだ。

「ゆうみちゃん、見える?」
 若い女の人の顔がまじかにあった。
 ああ、この人はお母さんだったと思いだしたとたん、優未(ゆうみ)としての自分を思いだした。
 そのとたん、想子としての自分がだんだんと消えていく。
 あれ、あんなにはっきりと「想子」を覚えていたのに。
 一秒たつごとに、「想子」はかすみのように消えていき、十秒たった時にはもう名前も思いだせなかった。

 3歳になる優未は若い父親に抱っこされ、母親がそばで優未の顔をのぞきこんでいた。
 ぱんっと赤い花火が空に上がった。
 広がっていき、消えていった。

「きれいねえ、ゆうみちゃん」
 母親も空を見上げて言った。
 優未は着せられた浴衣が汗で首の後ろにはりつくのを感じながら、なんだかすべてが夢のようだと思った。
 自分のあやふやさに怖くなって、父親の胸にぎゅっとしがみついた。
「どうした? 音が怖いか?」
 父が優しそうに聞く。
「眠くなったのかしらね」
と母。
 ああ、違う、そうじゃない。
 でもこの感覚をどう伝えたらいいんだろう。
 優未は新しく上がった花火の音を聞きながら、一人とまどった。


 
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7月の無意識からの言葉~遠隔気功つき


【⭐️⭐️エネルギーを高め、身体の不調を改善し整えていく音源をつけました。】

社会全体が硬直しているような気がしますが、あなたはそう感じたりすることはありませんか?
この3年半の感染対策によって、より「きちんとしなければ」が強くなったような気がします。

お互いに、相手のちょっとしたミスが許せなくなっていませんか?
自分のちょっとしたミスに、気分が引きずられていませんか?

いいんですよ。
そんなに完璧でなくても。
人間なんて、完璧なものではありません。
完璧になろうなんて、せっかくの生命の躍動感を押し殺してロボット化していくようなものです。

あなたはロボットではなく、人間です。
せっかく人間として生まれてきたのですから、生命のでこぼこさを愉しんでいきましょう。

あなただけは、自分の生命のでこぼこさを慈しんであげてください。

そのために必要な大切な言葉は、
7月の「無意識からの言葉」プラン↓で、お受け取りくださいね。

「ちゃんとしなくちゃ、ミスしちゃいけない」と追い込まれた時に、この言葉を唱えてみてくださいね。

あなたのなかに、大いなる意識からエネルギーが遠隔で流れます。

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「夏至の妖精お茶会」~6月の短編ファンタジー

          1

 27歳になる同い年の従姉妹、花蓮のことが私は大嫌いだった。
 花蓮は名前の通り美しく可憐で、勉強もできた。
 これで性格が悪ければまだしも性格も良いときていたから、私の立つ瀬がなかった。運悪く同性で同い年だったから、親戚で集まると悪げなく比べられた。
 小さなこどもの頃から、私はまるで花蓮の引き立て役だった。
「まあ、かわいいわねえ」
 誰もが花蓮を手放しでほめた。
 その後、花蓮の母親が社交辞令として、
「実奈(みな)ちゃんもかわいいわよ」
とつけたすのが常だった。
 実奈という名前の通り、私はぱっとしない外見だった。色白じゃないし奥二重だったし鼻筋も通っていなかった。
 それでも、目立って不細工なわけでもなかった。花蓮がいなければ、かわいい女の子として親戚にかわいがってもらえただろう。
 成績だって、中の上くらいだった。良くはなかったけれど、悪くもなかった。
 けれど成績優秀な花蓮がいたせいで、私はいつも「できない子」扱いされていた。
 いつも花蓮が光の中にいた。
 その明るすぎる光の隣で、私は影になっていった。
 高校に入った頃、母がふともらしたのを聞いてしまった。
「うちも、花蓮ちゃんみたいな子だったら良かったのに」
 私に直接言ったわけでもなく、私はいないと思って親戚の集まりの後にふと父にもらした言葉だった。
「そういうなよ」
 父はそう言っていたけれど、親戚中で花蓮ちゃんがいい高校に入ったことをほめていたのだから、やはり思うところはあっただろう。
「みんな花蓮ちゃんばっかりほめて、悔しい」
 私には3つ上の兄がいて、兄も私と似たようなものだったから、私たち兄妹だけだったら母も父もそういうものだと満足していただろう。
 それが親戚として近くに私と同じ年の光輝く花蓮がいて、親戚みんなが花蓮をほめるのだ。どうしても自分の娘がつまらないものに見えてしまっただろう。
 花蓮の母親は父の妹だったが、私の母のほうが綺麗だった。母と花蓮の母親と花蓮の3人が並べば、母が花蓮の母親だと思われただろう。そして、私のほうが花蓮の母親に似ていた。
 自分より美しく優秀な娘を産んだ叔母は、花蓮のことが自慢でたまらないというのがだだ漏れていた。母に対して、マウントとも取れるような態度も取っていた。
 だから、より母は悔しかったのだろう。
 それはよくわかる。けれど母の失望は、私の自尊心をそぎ落としていった。
 そしてそれに比例して、私は花蓮を嫌った。恨んだといってもいい。
「なぜあんたがいるの?」
「あんたさえいなければ」
 そう思うようになっていった。

 夏至の夜、花蓮は貸していた漫画をうちに返しにきた。
「すごく良かった! 実奈ちゃんのお勧めってハズレないよね」
 私は花蓮を嫌っていたけれど、花蓮は子どもの頃から私になつこく接してきた。花蓮自身は性格も良くマウントも取ってこないので、内心嫌っていたけれどそれを態度で表すことはなかった。
「これ、お礼」
 私の好きなケーキと小さな花束を買ってきてくれた。
「ありがとう」
「一緒にたべてく?」
「うん。ねえ、妖精お茶会しない?」
 花蓮がいたずらっぽく言う。
「妖精お茶会?」
「夏至の日に妖精お茶会すると、妖精がやってくるのよ」
 たまに、花蓮は不思議なことを言う。
「妖精が、願いを聞いてくれるかも」
 よくわからなかったけれど、まあ遊びとしてはいいかもと軽い気持ちでオッケーした。
 紅茶を3つ入れ、お皿を3枚持って二階に上がった。
 自分たちの分と妖精の分のケーキを用意して、花を飾った。
「窓を開けて、石を鳴らすのよ」
 そう言って花蓮は持ってきたラピスラズリと水晶を叩いてかちっと鳴らした。
「妖精さん、お茶会にお越しください」
 すると、部屋の空気がすうっと変わったような気がした。
「紅茶とケーキをどうぞ、お召し上がりください」
 花蓮はいかにも妖精たちがいるように振る舞った。
 そして、しばらくして言ったのだ。
「妖精さん、実奈ちゃんと私を入れ替えて!」
「えっ?」
 驚いていると、部屋がぱあっと光った。
 
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