サプリメントの崩壊性

そのサプリメント吸収されてません　商品テストで4割が時間内に溶けず - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20191123/k00/00m/040/251000c

というニュースが出ていました。
どうやら８月に出たデータからのニュースみたいですね（pdfなので注意）
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20190801_1.pdf

何故今頃になってこのニュースが出てきたのか分かりませんが、やっと品質の話が出て来ましたね

内容としては
＞100銘柄中42銘柄が、医薬品に定められた規定時間内に崩壊しませんでした
錠剤・カプセル状の医薬品は、製剤からの薬物の放出や消化管からの吸収に関連する試験
として、日本薬局方「崩壊試験法」があり、使用期限までこれに適合することが求められます。

市販薬では試験内容が違うかも知れませんが、医療用医薬品では複数の試験を通らないと認可されません（ジェネリック医薬品は一部の試験が省かれる）

この崩壊試験は漢字の通り「飲んでからどれぐらいの時間で崩れるか」で飲んでもそのまま出てしまうと効果が無いのは当然です。

安い商品には「有効成分が入っていない」「とりあえず固めただけ（崩壊しない）」「光学異性体を考えていない（吸収率が半減）」と安いなりの理由があります。

価格層がどの程度の物だったのか気にはなりますが、今回のデータでは４割の商品は効果が無いと言えます。

また、溶けたからと言ってもその成分がちゃんと吸収されるかどうかは別の話なので、いわゆる健康食品やサプリメントを買う際は店を構えたところで買うべきですね
マルチ商法の温床にもなっているとの話も聞きますので、尚更店舗で買うべきでしょう

AIと医療

今朝、ＡＩの話がテレビでやっていました。
そういえば、この前ドラッグストアで症状や年齢を選んでいくと、

「貴方の症はコレ！　お勧めの漢方薬はコレ！！」

という内容のものが設置されていました。

そのうち家で寝ながら同じように操作して、通販サイトで購入する。。。というシステムが組まれるのも時間の問題でしょう
わざわざお店に行かなくて良い・買う際に人と話さなくて便利そうに見えますが、これ、実は15年ほど前に漢方の大家の先生がシステム化出来ないかと試行錯誤されてて、結論としては

「人間の身体は症状を選んで行くだけで治癒できるほど簡単に出来ていない」

という結論が出たそうで、やはり専門家に直接診てもらって投薬するのが必要との話でした
そうは言っても時代の流れでこういう販売方法は増えてくると思います。

ウチから言わせてもらえば

「風邪などの初期症状ならこの方法で症状が緩和出来るけど、根本的に治す訳では無い」

ということです。
薬理作用を完璧に理解していればこの方法で良いのですが、そんな人、わざわざＡＩ使わんでしょ。

開業医も相対的に減っている（高齢者になる人口が多い）＆医療費削減が叫ばれて保険制度がどうなるか分からん状態ですので、自分の身は自分で守るようにしてくださいね。
エセ科学も蔓延していますが、何が真実で何が嘘か見抜ける医療関係者とは仲良くなっておいて損は無いですよ。
出来れば二人以上居ればなお良いですね。

コミックマーケット97

数日経ってしまいましたが、冬コミ、無事にスペース頂きました

カエルのきもち は「月-西Ｊ40a」に配置されてました！！
https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/14811394 #C97WebCatalog

新刊予定は二冊あって、
妊娠について
たんぱく質について
の二本立てでございますんがんぐ

西館四階なので、頑張って来てください

夏より遥かに楽に移動できると思うよ・・・・・・

こみっくトレジャーはまだ申し込んでないので、慌てて申し込みます