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2023年 01月の記事 (6)

クラファン終了間際!プラグイン再販予定などの注意

こんにちは、新年の挨拶記事を書きたいなぁと思いつつすでに1月も終わりそうです。


11月より実施してますマップ自動装飾プラグインのクラウドファンディングもいよいよ今月末(~1/31)で終わりとなり、残り期間わずかとなりました!

今回は最後に「プラグインの今後の販売予定」と「関連プラグインの紹介記事・動画」をまとめておこうと思います!


プラグインの販売予定

各プランのプラグインのBoothなどでの販売予定は次の通りです!

  • 自動装飾プラグイン:販売予定あり(3000円→3200円予定)
  • マップオブジェクトプラグイン:販売予定あり(3000円まま。ただし、競合対応に使えるリクエストポイントなし)
  • 限定プラグインセット販売予定なし

自動装飾プラグインとマップオブジェクトプラグインは販売予定がありますが、
クラファンのプラン支援で購入された方が少しだけお得になってます。
(※プラグイン開発が落ち着いた4月ごろにBoothで販売予定)

限定プラグインセットについては販売予定はいまのところないため注意です!
(※販売して欲しいという要望の声がよほどない限り販売しない予定です)



限定プラグインセットについて

限定プラグインセットは、わざわざマニュアルを用意して販売しても採算が取れなそうな小粒なプラグインをクラファンのブースト用にまとめたものです!

ブースト用というのと、ピンポイント需要なプラグインであるため値段は高めです…

ただ、どのプラグインも大なり小なり他で代用できないオリジナルな機能を持っているプラグインに仕上がってると自負してます。


また、どのプラグインも外注をすればそれなりの値段になる機能量はありますので、どれか「このプラグインは絶対使いたい!」というものがあればおすすめします!

再販予定はありませんので、気になるプラグインがある方はぜひお見逃しのないように!

https://twitter.com/thiropGames/status/1619173419207266305

プラグインセットの中身(記事後半に詳しく紹介)

  • フォグテクスチャプラグイン
  • 進捗動画テンプレートプラグイン
  • 動画ピクチャプラグイン
  • マップフィルタープラグイン
  • 開発用即時セーブプラグイン
  • 漫符アニメプラグイン

今後の開発について

クラファンページがクローズしたあとも、支援者様からの「機能拡張リクエスト」に沿って関連プラグインの機能拡張の開発はしばらく続きます。

詳しくは↓の記事にまとめてます。



クラファン関連動画・記事のまとめ

クラウドファンディングページ

クラファンの目的や運営体制、各プランのプラグイン紹介などもまとめています!


自動装飾プラグインのチュートリアル

自動装飾プラグインの導入から基本的な使い方を紹介するスタートアップ記事です。


自動置換機能の解説

自動装飾プラグインの目玉機能の1つ「自動置換機能」の基本的な使い方を解説する記事です。

機械的に配置できるルールに則った作業を自動化するかなり強力な機能です!

置換機能の応用例として「トロッコの線路タイル」をオートタイルで設置する方法を紹介しています。


マップオブジェクトプラグインとの連携

「自動装飾プラグイン」と拡張用「マップオブジェクトプラグイン」を連携させ、タイル
やキャラ画像をドット単位で配置・拡大回転などの編集をする方法を紹介しています。


デモンストレーション動画

自動装飾プラグインを使い、40x40のFSM森タイルのマップをRTAっぽく作成する動画。
https://twitter.com/thiropGames/status/1603767656024358913

自動処理するためのテンプレートを用意する時間はかかりますが、
同じタイルセットを使ったマップを複数必要な場合には滅法つよいです!


また、少し話がそれますが、同じタイルセットのマップでも
フォグや色補正フィルタ、パーティクル演出などを変えると雰囲気がガラッと変わるよ!
という記事も書いてます。

雰囲気の違うマップを楽に作りたいときの参考にどうぞ!


限定プラグインセットのプラグイン紹介(再掲)

フォグテクスチャプラグイン

クラファン途中で追加されたプラグインです。

当初はマップにテクスチャ風に濃淡をつけてそれっぽく見せる
「フロアテクスチャプラグイン」として付属しました。

その後に紆余曲折がありマップに重ねるフォグ全般を扱う機能を追加し、
「フォグテクスチャプラグイン」として新生しています!

  • 複数のフォグ設定を切り替えながら編集画面で調整可能
  • スクロール付随速度を変えて視差スクロール
  • ゆっくり自動スクロールさせてもカクつかない表示モード

※以下、クラファンページの紹介内容の再掲です。

進捗動画テンプレートプラグイン

特に立ち絵を用意している作品でイチオシのプラグインです!

動画をピクチャとして表示することで、「字幕付き動画」を簡単に作るができます。

https://twitter.com/thiropGames/status/1583400542755508224

「スーパーゲ制デー」「プレミアムツクールデー」の進捗に、ぜひ手間加えて立ち絵キャラでの解説動画に仕上げてもらいたいです!
(※あまりメタ発言點せたくない場合は、マスコット的なサブキャラに!)

地味な進捗でも楽しく見れたり、キャラクターの雰囲気を覚えてもらうのにも良いと思います!



進捗動画は各種設定コマンドを使って画面レイアウトなど設定可能です。
(※基本は使い回すので、一度パラメータを調整してレイアウトを決めればOK)


また、ドラッグ&ドロップで使用する動画をインポートできたり、なるべく手間をかけずに進捗動画を作れるように気を配っています。(↓下側のツイート動画)
https://twitter.com/thiropGames/status/1583403601019670528


上側のツイートは、基盤プラグインとなっている「ピクチャ(に)動画(を表示させる)プラグイン」を紹介しています。

処理は重くなりますが、同時に複数のピクチャに動画を表示可能なので何かしらのイベント演出に使える……かもしれません!


マップフィルタープラグイン

主にマップに適用するフィルターをまとめて簡単に設定・管理できるようにしたプラグインです。

https://twitter.com/thiropGames/status/1585929875092697091

ツイート内で解説しているように、既存の神プラグインがあるのですが

  • フィルターごとにON/OFFしたい
  • パラメータをもうすこし分かりやすくしたい
  • 戦闘時のフィルターも個別にON/OFFしたい

といった自創作用の要望から自作したものをプラグイン化しました。

フィルターが分かれている分、負荷は重いかと思いますが、
用途が合えばご活用ください!


また、タイルセット画像自体に「色補正」を加えて書き出す機能も搭載してます。

  • フィルターは使わないけど手軽に画像のコントラスト調整など行いたい
  • がっつり色補正したいけどマップ上のキャラクターには反映させたくない

場合などに使える……かもしれません!


開発用即時セーブプラグイン

https://twitter.com/thiropGames/status/1583745032825077760

リツイート数、驚異の1!(※なおセルフRT)

…超絶地味プラグインです!


しかし、一度でも使ってみればわかるはず、

「マップ自動装飾プラグイン並みの効率化ツールです!」


長いイベントの後半部分を修正したいとき、
テストプレイでイベントの最初から再生するのはかなりのロスです。

このプラグインに含まれる

  • どこでも即時セーブ
  • どこからでも即時ロード
  • 「早送り停止コマンド」まで高速再生
  • (イベント中に)イベントページのリロード

の機能を活用すれば、確認したい場所にたどり着くまでの時間を限りなく0に近づけることが可能です!


少し慣れが必要ですが「どこでセーブするか」を意識できるようになれば、テスト効率が大幅に上がるはずです!

ご購入された方はぜひ一度おためしください!


漫符アニメプラグイン

こちらは立ち絵プラグイン「TRP_SkitMZ」の早期購入特典として付属していたプラグインの再録となります。

(※すっかり存在を忘れていたのですが、リクエストがあったため急きょ収録しました!)

漫符のようなシンプルなアニメーションを"慣れれば"簡単に作ることができます。

エディタの使い方にかな〜り癖があるのですが「モーション」ごとに「位置・拡大率・角度」を設定し、「フレーム数・イージング」で動きを決めるということが分かれば、本当に手軽にアニメーションが作れます!

プリセットの漫符アニメ画像&データもあるので、サンプルプロジェクトでぜひ触ってみてください!

編集を試して見る前に↓のチュートリアル動画を見ておくと吉です!

https://twitter.com/thiropGames/status/1586341981252304896

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オーバーレイの動作負荷について[マップオブジェクト/フロアテクスチャプラグイン]

マップ自動装飾プラグインのクラウドファンディング(~1/31)のブースト用プランとして用意していた「マップオブジェクトプラグイン」「フロアテクスチャプラグイン」において、紹介記事でブレンドモード「オーバーレイ」を使用した演出例などを紹介してきました。


しかし、先日スマートフォンで動作チェックをしてみたところ、ブレンドモード「オーバーレイ」の動作がかなり重いことが分かり、細かく検証を行った上で対応策を実装しました。

上記プラグインをすでにご利用の方、これからご利用予定の方は記事内容のご一読をお願いいます。


ブレンドモード「オーバーレイ」の動作負荷

結論から述べると、個人的な検証結果ですが以下のような感じになります。

  • MVでPC向け:○
  • MVでスマホ向け:○(ただし、MVはスマホではWebGL使用不可)
  • MZでPC向け:△(中スペック以上。低スペックは非推奨)
  • MZでスマホ向け:非推奨

オーバーレイの描画が他のブレンドモードより重いのは変わりませんが、ツクールMVではスプライト数を押さえれば実用範囲と言えると思います。

ツクールMZではオーバーレイの描画を使うと低スペックPCやスマートフォンでの動作はFPSがガクッと落ちる原因になります。

各プラグインについて対応策を実装してますので次項以降を参考にしてみてください。


フロアテクスチャプラグイン → フォグテクスチャプラグイン

マップに濃淡を加えてリッチにみせたいフロアテクスチャプラグインですが、描画モードオーバーレイ以外ではテクスチャ用途には使いづらいためプラグインコンセプト自体が破綻しました…。

そのため、勝手ながらフォグ表示機能に重きを置いたフォグテクスチャプラグイン(TRP_FogTexture.js)として新生させていただきました。

オーバーレイの使用設定

オーバーレイを使用したテクスチャ用途のフォグについては設定で表示のON/OFFが切り替え可能です。スペックが十分な環境では表示させ、それ以外ではOFFにできるようになります。

この設定はプラグイン設定やゲームオプション、プラグインコマンドで変更可能です。

  • プラグイン設定で初期値の設定(スマホ向け/PC向けで別設定)
  • オプション画面への設定項目の登録
  • プラグインコマンド

詳しくはプラグイン設定のヘルプをご参照ください。


フォグプラグイン機能

フロアテクスチャプラグイン(TRP_FloorTexture.js)の各種機能に加えてフォグ表示に必要な機能を追加しました。

動画ではプリセットのテクスチャ画像を使ってますが、手持ちのフォグ画像を「trp_fogs」に入れて使用することも可能です。(fog10.pngといった連番のファイル名にリネームする必要があります)

フォグの自動スクロール


X・Y方向の自動スクロール速度を設定できます。
(数値は1秒あたりの移動ピクセル数です。)

また、タイリングスプライトの性質上ゆっくりとスクロールさせるとピクセル単位でカクカクと動いてみえます。

「trpTiling」の値を1にすると独自のタイリングスプライトを使用することでなめらかにスクロールが可能です。

画面スクロールへの付随率


画面スクロールへの付随率を設定できます。

  • 0で画面固定
  • 1:スクロール追随

例えば「1.2」とするとタイルより少しだけ早くスクロールし、近景のように視差をつけることができます。

編集画面で複数フォグの編集


複数のフォグを重ねて表示でき、編集画面でもフォグを切り替えながら設定可能です。
例えば手持ちの雲の影のフォグ画像を追加し、

  • 高スペック向けのオーバーレイテクスチャ
  • 雲の影画像
  • 霧フォグ

といった複数のフォグを手軽に設定できます。
(※設定でオーバーレイテクスチャを無効にすれば、雲の影と霧フォグだけ表示されます)


フロアテクスチャプラグインからの移行作業

TRP_FloorTexture.jsを使用している方は移行作業が必要です。
お手数ですが以下の手順のとおりよろしくお願いいたします。

プラグインの入れ替え

「TRP_FloorTexture.js」をプラグイン設定より除外し、新たに「TRP_FogTexture.js」を導入してください。

画像の入れ替え

「img/floor_textures」フォルダを削除し、あらたに「img/trp_fogs」フォルダを素材フォルダ(ExPlugins/materials/trp_fogs)よりコピぺしてください。

floor_texturesフォルダに自作素材を追加していた場合は、「floor_texture○○.png」から「fog○○.png」にリネームした上で「trp_fogs」フォルダに追加してください。




マップオブジェクトプラグイン

マップオブジェクトプラグインでは、マップ自動装飾プラグインの手動オブジェクト配置機能と組み合わせて「ボリュームライト(光束)画像」をブレンドモード:オーバーレイで設置する演出例を紹介しました。

これもMZではかなり重い描画処理となります。
複数の対応を実装してますので順に解説します。

  • 負荷の軽減(内部処理の変更)
  • オーバーレイ表示オプション設定
  • 加算描画での代替

負荷の軽減(内部処理の変更)

「MapObject.js」プラグインのver1.25よりツクールMZでは、

オーバーレイブレンドモードを使用するオブジェクトスプライトをレイヤー(Z値)ごとにコンテナにまとめてオーバーレイを適用する機能を追加しました。

これで、光束画像ごとにオーバーレイを適用するよりも低負荷となります。
(※MVでは仕様上この機能は使えませんが、配置しすぎなければ大丈夫かと思います)

ただし、これでもスマホ・低スペック向けでは処理が重いため以下の対応が推奨です。


オーバーレイ表示オプション設定

フォグテクスチャプラグインと同じく、オーバーレイ画像を無効にする設定を切り替え可能です。(詳しくはプラグイン設定を参照)

  • プラグイン設定で初期値の設定(スマホ向け/PC向けで別設定)
  • オプション画面への設定項目の登録
  • プラグインコマンド

加算描画での代替

オーバーレイ表示無効時に、非表示ではなく別の画像やブレンドモードで表示させる代替機能を用意しています。

プラグイン設定で以下を設定することで代替機能を使用できます。
(※表示を確かめるにはオプションやプラグインコマンドでオーバーレイ表示を一時的に無効にしてください)

  • 代替させるキャラクター画像名
  • 代替後のキャラクター画像名
  • 代替後のブレンドモード
  • 代替後のオパシティの変更割合(1.0で等倍)

光束画像の代替案

オーバーレイ表示の光束画像をそのまま加算表示で代替すると真っ白になります。

代替後のオパシティの変更割合を0.5(50%)にして明るさを調整した例↓

オーバーレイの透明感ある光とは雰囲気が変わりますが、温かい日差しのようなイメージで使えるかと思います……どうでしょうか?

輪郭をぼかして束感を調整した画像もプリセット素材に用意してみたので、お好みで代替設定で画像を切り替えてご利用ください。


各プラグインのオーバーレイの動作対応について、以上となります。

一度プラグイン設定などで調整を行えば表示・非表示に両対応できますので、お手数ですが動作想定スペックに合わせて設定をよろしくお願いいたします。




補足:なぜMZだとオーバーレイ描画が重いのか

WebGLやPIXI.jsやといった言葉の意味がわかる、少し上級者向けの解説です。
読み飛ばして問題ありません。


ブレンドモード「オーバーレイ」は他の加算や乗算といったブレンドモードとは違い、WebGLの標準機能では描画できず、フィルターなどと同じくシェーダを介してエミュレートすることで実現できます。

そのためオーバーレイでの描画は標準搭載のブレンドモードと比べて処理がどうしても重くなります。


また、オーバーレイでの描画は描画ライブラリpixi.js単体では扱えず、pixi-picture.jsというライブラリを導入することで描画できるようになります。

これはツクールMVではデフォルトで導入されていますが、ツクールMZには導入されていません。

これはツクールMVがPIXIのメジャーバージョンが4系だったのに対し、ツクールMZは少し新しいPIXIのメジャーバージョン5系を採用しており、pixi-picture.jsが5.0.0~5.3.11までは未対応だったからと思われます。

ツクールMZのコアスクリプトver1.6.0にてPIXIのバージョン5.3.12が採用され、pixi-picture.jsを手動で導入することで晴れてオーバーレイでの描画ができるようになったわけです。


ただし、MVで採用していたpixi-pictureのバージョンとは内部の描画処理が大きく変わっています。

旧バージョンではPictureRendererというカスタムレンダラーを使って描画していたのに対し、新バージョンではBlendFilterというフィルターを介してブレンドモードを適用する方式に変わりました。

その影響か(あるいはPIXI本体側のメジャーバージョンの変更の影響かは分かりませんが)、MZ(ver1.6.0以降)でpixi-picture.jsを導入しても以前(MV)よりパフォーマンスが出なくなっているようです。

(本当はpixi-picture.jsを改造して以前のバージョンのパフォーマンスが出るようにできれば良いのですが、いかんせん巨大なPIXI.jsの構造を理解できていないため自分では手が負えません…)

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[講座]マップをエフェクト・パーティクルで盛って見映えさせよう!

追記<1/20>

記事内で紹介しているブレンドモード「オーバーレイ」を使用した演出がツクールMZでは動作負荷が高く、特にスマートフォンや低スペックPCではFPSを落とす原因となるため非推奨とさせて頂きました。

オーバーレイに関する検証や、対応方法を別記事にまとめてますのでご一読ください。



ハロー、プレミアムツクールデー!

先月のマップ制作RTA動画に引き続き、今月は出来上がったマップに2分20秒のTwitter動画の尺でエフェクトを盛っていく動画を作ってみました!

RPGを作り始めてから長らく、

「神マップが作れずとも、手軽に映えさせたい!」

という目標をゆるく追いかけてきましたが、


パーティクルプラグインのプリセットを充実させたり、自動装飾プラグインのクラファン開発にかこつけてポストエフェクト系プラグインを開発し、

クオリティ手軽さの両面において、

ひとまずの自分で納得できる水準を超えることができました!


ポストエフェクトはマップを手軽に盛れるだけでなく、



同じマップでもガラッとイメージを変えることができます!




いくら神クオリティのFSM系タイルとはいえ私みたいな凡マップスキルで組むと、

どうしても代わり映えしないマップに陥りがちです…

(上手い人が組むと、色彩が統一されて美しかったり、構図がダイナミックだったり、細かな遊び心が詰め込められたりとすごいですよね👀)


マップ自体はセオリーに従って組み、パーティクルやポストエフェクトで個性やバリエーションをつけられるのは私向きですごいお得感です!


この記事では自作プラグインの宣伝もとい紹介をしつつ、他所様のプラグインも含めて

マップ画面にどんなエフェクト・演出を活用できるか広く紹介していこうと思います!

(記事内で他サイト様の素材ページを紹介してますが、必ず素材の利用規約を確認した上で利用させてもらいましょう!)


ちなみに、最近はプラグインを自作してばかりで他プラグイン作者様の新しいプラグインなどは存じておりません…!

何か使いやすいプラグインなどあればコメントで教えてもらえると嬉しいです!



フィルター系プラグイン

画面作りの本丸!

マップ全体に色補正・ブルームなどのフィルターをかけて雰囲気を大胆に変えます。
(※負荷が重めのフィルターもあるので安易な重ねすぎにはご注意を!)

FilterControllerプラグイン<ツキミ様>

フィルタープラグインといえばツキミ様のFilterControllerプラグイン。

PIXi用のフィルターライブラリpixi-filter.jsに含まれるほとんどのフィルター機能をこれ1つで呼び出し&操作することが可能です!

ただし、マップごとにフィルターのパラメータ設定をするのは少し大変です。

マップの色味など補正するには後述のプラグインがおすすめですが、リッチな日差しエフェクトを簡単につけられるGodrayフィルターやその他のグリッチやノイズなど特殊なフィルターを使うにはこのプラグインの出番です!

他にも用途は広いのでとりあえず入れておいて間違いなし!


ジオラマ風の撮影効果プラグイン<lriki様>

マップの画面作りのためのフィルターエフェクトを盛り込んだ革命児!


* GitHub:lriki/LN_FilmicFilter

「色の補正」
「ブルーム(明るい部分をぼんやり輝かせる補正)」
「チルトシフト(画面上下をぼかす)」
「ビネット(画面のフチを暗くする)」

の4つのフィルターをまとめて設定・適応することができ、
これ1つで画面クオリティをグッと上げることができる神プラグインですね!

統合された1つのフィルターで処理を行っているため動作も軽量です!


私も当初はこのプラグインのお世話になる予定だったのですが、若干用途が合わなかったため単純に4つのフィルターを適用・編集可能なプラグインを自作しました↓


TRP_MapFilter

上述のジオラマ風プラグインに触発され、自分用に使いやすいよう自作したプラグイン。

準公式ライブラリ「pixi-filter.js」に含まれる「色補正」「ブルーム」「チルトシフト」に加えて自作の「ビネット」をまとめて編集・適用できます。

色補正

彩度・コントラストの調整やRGB補正など行えます。
全体の色彩を揃えたい場合は、彩度を抑えつつRGBを調整するといい感じです…たぶん!

ブルーム

明るい部分をさらに明るく&ぼかして輝かせます。

  • しきい値:ブルームを適用する明るさの範囲。0.1だと明るさ10%~100%部分、0.9だと90%~100%の部分まで適用、といったイメージ
  • スケール:明るくさせる強さ
  • ぼかし:ぼかす強さ

わりと負荷が重めのフィルターかも。必要なければCtrl+DでOFFにしましょう。

チルトシフト

画面上下に行くほど強まるグラデーション状のぼかしをつけます。

  • ぼかし:ぼかす強さ
  • グラデ幅:だんだんぼかせる幅。基本は画面高さの半分
  • Y座標:ぼかしグラデーションの中央となるY座標。高さ固定の横スクロールマップなどではキャラ位置に合わせるといいでしょう。

これも負荷が重めのフィルター。必要なければCtrl+DでOFFにしましょう。

ビネット

画面四隅を暗くします。

  • サイズ:ビネットの大きさ。大きいほど暗くなる範囲が大きくなります。
  • アルファ:ビネットの透明度
  • ぼかし:ビネットの境界をぼかす強さ。

ツクールの見下ろしマップは画面の上下左右が均質でメリハリがつけづらいです。

チルトシフトもそうですが、画面の上下や四隅を制限することで画面にメリハリがつき、また、自キャラがいる画面中央に視線を誘導することで没入感が高まる……気がします!


ビネットは負荷も低いので、薄っすらでもかけておくと雰囲気が出るかも?

ただし、かけすぎると画面全体が暗い雰囲気になるので注意。
(洞窟などでの視界制限に使っても○)

プラグイン販売ページ

TRP_MapFilterは「マップ自動装飾プラグイン」クラウドファンディングのブースト用プラン「限定プラグインセットプラン」に含まれています。


ビネットに関しては、後述のパーティクルプラグインでリング状に黒いもやもやパーティクルを出すことでそれっぽい使い方も可能です。

過去の回想・夢の中・闇系のダンジョンなどで使うと面白いかも?
(↓街背景が表示された際に、四隅に黒いもやもやを表示)
https://twitter.com/thiropGames/status/1605534465807175680




フォグ・テクスチャ系プラグイン

フォグプラグイン

霧・雲・日差しなどの画像を上から重ねることで情報量を増やしてクオリティアップ!


(↑ぴぽや倉庫様のフォグ画像素材ページ)

MVではgentlawk様のマップフォグプラグインをお借りしてました。


…MZではどれが主流かは不明です🙇‍♂️

ググってみた感じ、Victor Sant様のFog and Overlayプラグインなどいくつか同様とのプラグインがありそうです。


フォグ画像素材

フォグプラグインにはフォグ画像が必須です!

ぴぽや様が質・量ともに豊富なフォグ画像素材を配布されてるので、手持ちの素材がない場合は利用規約を確認した上でお借りしてみるといいでしょう!


フォグテクスチャプラグイン

追記)ブレンドオード「オーバーレイ」がMZの低スペック・スマホ向けで非推奨としました。その関係でここで紹介している旧フロアテクスチャプラグインは、フォグ全般を扱うフォグプラグインに新生しました。負荷高めとなりますがここで紹介しているテクスチャ用途のオーバーレイ表示も可能です。


フォグプラグインを使ってると、雑に重ねるだけで画面に濃淡ができてそれっぽく見えるので手放せなくなるでしょう。

ただ、画像を調整するのが面倒で、結局アルファを上下させるくらいでワンパターンに陥りがち…。

そして思いました。

「濃淡で情報量を増やしたいだけなら重ねる画像はフォトショのあれでいいんじゃ?」

「ガンマやコントラストを調整すれば濃淡の分布を調整できるし」

「拡大率を変えれば濃淡の密度も調整できる!」

「おまけに縦に潰せば霧っぽくもなりそう」

というわけで作ってみたのが「フロアテクスチャプラグイン」です。


テクスチャ画像の表示・パラメータ設定を一体的に行うことができます!

加算で霧っぽく重ねたりオーバーレイで雑にマップに濃淡をつけるのが強力です!
(※オーバーレイはMZの場合は要コアスクリプトver1.6.0以上)


このプラグインも「マップ自動装飾プラグイン」クラウドファンディングのブースト用プラン「限定プラグインセットプラン」に含まれています。

また、使い方の解説ページもあるので気になる方はご覧ください!

追記:フォグ機能

同プラグインで、フォグ全般を扱えるようになりました!

スクロール関連のフォグ用パラメータが追加され、また複数のフォグを切り替えながら設定できるようになりました。

オリジナルな機能として、スクロール付随率を変更したり独自のTilingスプライトを使用可能です。
https://twitter.com/thiropGames/status/1616407301849776130



パーティクルプラグインの併用

後述のパーティクルプラグインでも"フォグっぽい"使い方ができます。

ゆっくりしたスピードで長く画面にとどまるパーティクルでフォグっぽく使えるのですが、「画面端で使い回すループ設定」が必要だったり画面をうまるのに時間がかかるため「時間を先送りするコマンド」が必要で少し上級者向けです。



天候・パーティクル系プラグイン

天候プラグイン:MOG_ExWeather

言わずと知れたMoghuter様の神プラグイン!
バリエーション豊かな天候系のパーティクルを表示できます。

https://twitter.com/moghunter1/status/1299410052986613760

天候エフェクトプラグイン:AO

さきほど調べて見つけたAO様の天候エフェクトプラグイン。
雷がライティングと連動してたりと、かなりユニーク!

https://twitter.com/AoNbti/status/1239882809847599106


パーティクルプラグイン「TRP_ParticleMZ」

ここまでも何度か名前を上げてる自作のパーティクルプラグイン。Boothなどで販売中!

  • すぐに使える豊富なプリセットデータと画像素材
  • イベント・画面固定・天候・リージョンなどなど豊富な表示対象
  • テストプレイで見ながら編集できるエディタ

などなど、今では自分の代表的なプラグインとなってます!
追加プリセットデータ集も販売しているので、本体内臓のプリセットだけじゃ物足りなくなったら見てみてください!

↓プリセットなどを紹介。もちろんパーティクルの動きを自作したり細かく調整もできるので、操作に慣れてきたらいろいろいじってみてください!

漂う光系プリセット

「どんなマップだろうと光パーティクルを漂わせればそれっぽく見えるのでは?」

という実に安易なアイデアで11テーマ32種のプリセットを用意してます!
https://twitter.com/thiropGames/status/1557572682363072512

実際には何も考えずに表示させちゃうと、くどくなりがちなので注意!
(動画映え意識してることもあって、パーティクルがまだ大きい感じがあるので小さめに編集&調整するといいかも)

天候系プリセット

霧や雲といったフォグっぽい使い方は紹介済みなので、それ以外のプリセット例を紹介!

雨・雷

日差し

その他プリセット

  • 星空・流星・花火など遠景への表示
  • 炎・煙といったイベントへの表示
  • 土煙・水しぶきなど地形に合わせた歩行エフェクト

などなど、凝りだしたらわりと何でもできてしまうので、プリセットをうまく活用して程よく手抜きしてみてください!


オブジェクト・イベント画像

ポストエフェクトではありませんがイベントなどで光や影の画像を配置したり、マップ上に動く物体・動物を配置することでマップのクオリティや情報量を増やすことができます。

ボリュームライト/木の葉っぱの影

薄暗いマップに差し込むボリュームライト(目に見える光・光線など)はそのコントラストから間違いなく目を引くアクセントになるはず!

ボリュームライトを入れるためにあえて少し暗めの色調にしてみたり暗い物陰を確保してみたりするのも全然ありでしょう!

追記)↑はブレンドモード「オーバーレイ」を使用しています。前述の通りツクールMZかつスマホ・低スペックでは非推奨です。代わりに加算表示をすれば、雰囲気は変わりますが温かみのある日差しのように表示できると思います。


また、屋外の木が生えてるマップでは「木の葉っぱの影画像」がおすすめ!

というより、影を配置するために街路樹でもなんでも木を生やそう!(本末転倒)

(ボリューム光もですが、こういう配置するだけで見映えがよくなるっぽい画像って他になにか無いですかね?🤔)


キャラクターグラフィック表示拡張プラグイン<トリアコンタン様>

イベントに画像を設定してそのまま表示させるより、角度や拡大率を大雑把にでも調整したほうがより違和感なくとけこませるられます。

トリアコンタン様のキャラクターグラフィック表示拡張プラグインではイベントのメモ欄で簡単に設定できるのでおすすめ!

自動装飾プラグインxマップオブジェクトプラグイン

マップ自動装飾プラグインとマップオブジェクトプラグインを組み合わせて使用すると、テストプレイの編集モードで表示を確認しながら

  • 不透明度
  • 角度
  • 拡大率

など調整して配置することができて簡単です。

↓の記事で詳しい使い方など解説してます。


両プラグインとも現在は「マップ自動装飾プラグイン」のクラウドファンディングで入手可能です。

クラファン終了後(~1/31)はBoothにて販売予定ですが時期は未定です。
(クラファンの各プランは先行販売価格のためBoothでは若干の値上げになります。)


揺れる草木

揺れる草木は植物が生えてるある外観マップならどこでも配置できるので使い勝手が良いです!

揺れる草花のキャラ画像素材<白黒洋菓子店>

揺れる草花のキャラ画像素材が白黒洋菓子店様にて配布されてます。
非暗号化での利用などできませんが、利用規約を確認してお借りしてみましょう!

マップオブジェクトプラグイン

前述のマップオブジェクトプラグインには、オブジェクトをアニメーションさせる機能がついてます。

Skew回転させることで揺れてるように見せることもできるので、アニメーション画像を用意できない場合におすすめ!

https://twitter.com/thiropGames/status/1576903608175841287

ちなみに自動装飾プラグインと組み合わせてオブジェクトをドット単位で配置できます。
木を密集配置でき、通行判定もそれっぽく自動設定してくれますよ!


虫や小動物

「マップ上の動くものを増やす」という意味では、虫や小動物をイベントで配置するのも効果的でしょう!

(こういった汎用的に使えるイベントは空のマップにまとめておくとパッとコピペで配置できておすすめ!)


通行人

街であれば移動中の通行人を配置することでマップに動きがつき、住民の生活感も出ておすすめです!

拙作めませかではPCキャラ達がランダムに現れては走り去っていきます。

マップ端にキャラをセットしておいて下のような移動ルートで通行人のモブを作れます!
(邪魔になりそうなら常時すりぬけONでもOK)

  1. 透明ON&すりぬけONで待機
  2. キャラ画像をランダムに変更
  3. 透明OFF&すりぬけOFFで移動開始
  4. マップ端まで移動させる
  5. 元の座標に戻す

2.のキャラ画像をランダムに変えるにはスクリプトで「var images=["People1","People2","People3"];this.setImage(images[Math.randomInt(images.length)], Math.randomInt(8))」など。

5.の元の座標に戻すにはスクリプトで「this._x=this._realX=this.event().x;this._y=this._realY=this.event().y;」など。



ライティング系プラグイン

代用方法は数多くあれど、最も没入感ある自然な光・暗闇の明暗を表現できるのがライティング(光源)プラグインです!

……なのですが、これも私はMZの主流のプラグインを知らないので紹介できないです🤸‍♂

ざっと探してみた感じ

など、他にもいくつかありそうです。


ライティング系プラグインは動作負荷が高めです。
また、プラグインや用途によっても重い・軽いの差が出やすいプラグインです。

いろいろなプラグインを試して自分の用途に合うものを探してみるとよいでしょう!



明かりアニメプラグイン

動作負荷などを考えライティングプラグインの使用を控えたい場合などは、明かりの画像を炎やランプになどの上に重ねて表示する明かりプラグインが代替としてとても優秀です。

MVではtomoaky様のアニメ付き明かりプラグインがありましたが、
MZではそれをmunokura様が移植したプラグインが公開されているようです。

パーティクルプラグインでの代用

前述のパーティクルプラグインでもイベント状に光パーティクルを重ねることで光源っぽく見せることができます。(Z値をspritesetにして色調変化の上に重ねるのがポイント)




自分の手持ちの「マップを盛るためのアイデアストック」をざっと紹介してみました!
詳しく紹介しませんが、他にもマップクオリティやマップ体験を盛るアイデアはいろいろあるでしょう。

  • 近景・遠景
  • 環境音/BGS
  • 歩行時のステップ音

マップはゲームの作風にも関わってくる重要な要素です。

動作負荷の問題もありますので、どのエフェクトをメインに使い、
どのエフェクトをここぞの場面で使うか。

などなど、実際に試してみながら組み合わせをよく吟味してみてください!

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クラファン開発の今後の方針/機能拡張タスクの解説紹介

「マップ自動装飾プラグイン」のクラウドファンディングが今月末(1/31)でクローズとなります。

無事に目標金額も達成し、目玉となるメイン機能も実装できました。
たくさんのご支援ありがとうございました!


本記事では、クラウドファンディングのクローズにあたって

  • クラファン終了後のリクエストPtの扱いの再説明
  • リクエスト用の機能拡張タスクの簡単な紹介

を行っていきます。

特に「競合対応のためリクエストPtを残してる方」は前半部分を必ずご一読お願いします。



今後のリクエストPtの扱い

細かなルールはスプレッドシート<開発方針とルール>にまとまっています。

ここでは今後のリクエストPtの扱いについて解説します。

リクエストPtの期限

クラファン達成時に付与されたおまかせポイント100Ptが無事に消化されたため、クラファン終了1ヶ月後の3/1で未使用のリクエストPtはすべて全体共有のおまかせPtに変換されます。


競合対応への使用を考えている方には、早めに各種プラグインを導入してゲーム全体の動作テストを行うことを推奨します。

競合があった場合は来月中に競合対応のリクエストをお願いします。
(※リクエスト時期が重なった場合は、リクエスト順に着手していくため対応に時間がかかる場合があるためご了承ください)


おまかせPtの割り振り方針

共有されたおまかせPtは

シロップが実装したい機能
需要がありそうな機能

を中心にタスク着手に割り振られます。


たとえば「この機能拡張が欲しいけど着手Ptに届かない…」という場合にもタスクにリクエストPtが入っていれば、機能拡張への需要の目安として参考にさせてもらいます。

また、最終的に着手されなかったタスクへのリクエストPtは、おすすめPtに還元されます。

スプレッドシートで但し書きさせて頂いる通り、おまかせPtは必ずすべて消化されるわけではありませんが、めぼしい機能やシロップが思いついたアイデアの試作・実装などに割り振っていくつもりです。



リクエスト用の機能拡張タスクの簡単な紹介

リクエストする際は、リクエストフォーム(クラファンDMにてURLを案内してます)より各タスクのタスクID(左端の列)をコピペして応募してください。



ツール基本機能

自動装飾エディタの基本機能を強化する機能拡張です。

簡易アンドゥ/リドゥ

Ctrl+Zでのアンドゥ。Ctrl+Shift+Zでのリドゥ機能を実装します。

工数削減のため、エディタの全状態を操作の都度バックアップする方式を採用予定です。
メモリを食うので数回分の作業のアンドゥ・リドゥまで対応予定。
操作ミスをしたときのための保険的な機能となります。


バックアップ強化

現在はセーブ1回分のデータバックアップに対応しています。
機能を拡張して以下の仕様を追加します。

  • ユーザーが設定した最大数までのマップデータのバックアップ機能の追加
  • バックアップファイルを選択して復元

別プロジェクトへコピー

ツクールのプロジェクトを跨いだ複数マップの一括コピー&ペースト機能プラグインを実装します。

MV<=>MZ間のコピーにも対応し、マップ制作用のプロジェクトを分離するような使い方ができるようになります。


パラメータ変更ウィンドウ

自動装飾エディタ起動中に、関連するパラメータ設定を変更するパラメータ変更エディタを呼び出す。

オブジェクトの抽選を行いつつ配置確率を調整、といったことができるようになります。




床装飾機能

床装飾の抽選モードに関連した機能拡張です。

部屋間の装飾連結

部屋を跨いだ床装飾オートタイルの連結を行えるようにします。地味!

通路を塞ぐ水場・穴の配置回避

移動判定を加味し、通路や部屋内の横断を塞ぐような床装飾の配置を回避します。


パレットから装飾種類ロック

パレットから床装飾の抽選に使用するタイル種類を一時的にロック・アンロックできるようになります。




オブジェクト配置機能

オブジェクトの配置機能に関連した機能拡張です。
「拡張:マップオブジェクトプラグイン」が必要となる機能が多めです。(@MapObjが印)

ドット単位自動配置@MapObj

マップオブジェクト形式でオブジェクトを抽選配置する際に、ドットをわずかにずらすことで同じ列・行に同じオブジェクトを配置した際の不自然さを緩和します。

タイルセットパレット

オブジェクト手動配置モードで、タイルセット画像から配置するオブジェクトを直接選択できるようになります。


壁際の配置率調整

歩きやすいマップに仕上がるよう、オブジェクト抽選時の配置を壁側に多く配置されるよう調整できるようになります。


通路を塞ぐオブジェクト配置回避

移動判定を加味し、通路や部屋内の横断を塞ぐようなオブジェクトの配置を回避します。


オブジェクトグループ@MapObj

複数のオブジェクトを1つのグループとして配置・編集できるオブジェクトグループ機能を追加します。(SAK○Nみたいなイメージ)

また、工数が余れば「テンプレート単位でのオブジェクトグループデータの使いまわし」「1枚の画像にまとめて負荷の軽減」といった機能も追加予定です。



自動プロセス

各種自動プロセスに関する機能拡張です。

自動プロセスの個別適用メニュー

自動実行される各種プロセスを手動で制御するためのウィンドウメニューを実装します。
(現状でも開始イベントのパラメータ設定で制御可能。)

坂地形への対応

現状の壁・崖処理は床の途中で高さが変わっているとみなす坂道の自動処理ができません。柔軟性をもって床の高さを推定して坂道地形に対応します。



個別タイル対応

特定のタイル種類に対する自動処理や、個別のタイルセットのテンプレートサンプル制作に関するタスクです。

家・内装マッピングの自動化研究

  • 研究:内装家具の配置
  • 研究:屋根の自動整形
  • 研究:家外観の装飾

現状の自動装飾エディタの機能では応用が効きづらい家外観や内装のマッピング作業を自動化・効率化させるための研究。

実用的なアイデアが出れば、工数が残っていればそのまま実装、残っていない場合は新規タスクとして登録します。


タイルセットのテンプレートサンプル制作

リクエストを受けて特定のタイルセットへのテンプレートサンプルを用意する際のタスク例です。

基本的にツクール形式のタイルセット画像が用意されているものが対象です。
ツクール形式のタイルセット画像がないものは競合対応と同じく個別対応形式となり優先度評価もBとさせていただきます。

  • ツクール形式タイルA:シンプルなタイルセットのテンプレートサンプルの作成
  • ツクール形式タイルB:複雑なタイルセットのテンプレートサンプルの作成
  • ツクール形式タイルC:複雑かつシロップが習熟していないタイルセットのテンプレートサンプルの作成
  • その他形式タイルA:ツクール形式でないシンプルなタイルセットのテンプレートサンプルの作成
  • その他形式タイルB:ツクール形式でない複雑なタイルセットのテンプレートサンプルの作成

実際にはDiscordの「#拡張機能の提案」チャンネルにて「タイルセット素材配布元へのリンク」「手組みしたサンプルマップのスクショ」を載せてご提案の書き込みをお願いします。



マニュアル整備

マニュアル・チュートリアル記事の制作に関するタスクです。
詳しく解説して欲しい機能などがあればDiscordサーバーにてどしどしご提案ください!

自動置換ルール解説

置換機能の基本的な機能の解説はすでに行ってますが、複雑な置換を行うには複数のルールを組み合わせたテクニカルなルール設定が必要になります。

ユーザー自らで複雑な手順の作業を自動化できるように、サンプルとして用意しているテンプレートマップデータの置換ルールを細かく解説します。



その他

タイルセットエディタの実装

かなり大型のツール実装タスクです。

複数のタイルセット画像のパーツを組み合わせ、新しいタイルセット画像を構築するサポートを行います。

タイルセット画像を手作業で編集することなく、いろいろなタイルの組み合わせを試し、新しいタイルセット画像を自動で書き出すことができます。


機能の提案について

ここで挙げられていない機能についてもご提案があればDiscordチャンネルの「#拡張機能の提案」より機能の提案が可能です。

提案してもらった機能について「作業工数」「優先度」を見積もって新規タスクといて着手Ptが決定されます。

提案してもらった機能について必ずリクエストして頂く必要などはありませんのでアイデアがあれば気軽にご提案ください!

限定プラグインセットのプラグインの機能拡張提案も歓迎です!

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テクスチャプラグイン【クラファン・限定プラグインセット】

マップ自動装飾プラグインのクラウドファンディング「限定プラグインセット」プランに、フロアテクスチャプラグインを追加しました。


マップにテクスチャを重ねて濃淡の質感をつける力技なプラグインです。
(本来は「床」のみにテクスチャをつけたくてこのプラグイン名なのですが、現状ではマップ全体に重ねるフォグっぽい用途がメインです……)


(現在のところ限定プラグインセットはクラウドファンディング終了後の販売予定がないのでご注意)


追記<1/20>フォグテクスチャプラグインに新生

フロアテクスチャプラグインの要のブレンドモード「オーバーレイ」がMZでは特に動作が重く、検証を行いましがスマートフォンや低スペックPCでは使用非推奨とさせていただきました。(MVでは実用範囲かと思いますが、想定環境で動作テストなどお願いいたします。)

テクスチャ目的のプラグインとしては不完全と判断し、旧来機能に加えてフォグ表示機能を強化し 新たに「フォグプラグイン+サブ機能としてオーバーレイでのテクスチャとしての表示」というコンセプトの新規プラグインに改修させて頂きました。

以下の記事に新機能オーバーレイ表示のON/OFF設定などについて解説してますのでご一読お願いします。


以下、元の記事内容。

導入方法

  • プラグインファイル「ExPluginSet/materials/plugins/TRP_FloorTexture.js」を導入
  • 「ExPluginSet/materials/img/floor_textures」フォルダをプロジェクトの「img」フォルダ内にコピペ

使い方

マップにイベントを配置してプラグインコマンド「編集開始」を実行します。
MV形式コマンドでは「floorTexture edit」

(※スクリプトでは「TRP_CORE.FloorTextureSprite.edit()」でもOK。
DevToolsPluginをお持ちの方はショートカットキーに登録しておくと○)

テストプレイでコマンドを実行すると、編集画面が起動します。
ここでテクスチャ画像を調整できます。

テクスチャは上下左右のループ画像で、拡大率・コントラスト・不透明度などを調整して質感を変化できます。

マップへの設定

「Ctrl(MacはCmd)+Wキー」で 編集画面を終えるとクリップボードに設定パラメータがコピーされます。

マップ設定を開いてメモ欄に貼り付ければOKです。




パラメータの動画解説

それぞれのパラメータについて簡単に解説してきます。
(パラメータによる画像変化は、ブレンドモードを0にすると分かりやすいです。)

画像番号

テクスチャ画像を切り替えます。

プリセットの画像素材では1~9番まで有効です。
(6~9番は倍の細かさの解像度)

また、「img/floor_textures」フォルダ内に「floor_texture10.png」のような画像名形式で自由に画像を追加可能です。

ブレンドモード

画像の合成モード。

  • 0:通常
  • 1:加算
  • 2:乗算
  • 3:スクリーン
  • 4:オーバーレイ

デフォルトはオーバーレイ<4>ですが、ツクールMZではそのままではオーバーレイが使用できません。

コアスクリプトがver1.6.0以降であり、かつ「pixi-picture_for_MZ_160.js」を導入することでオーバーレイを使えるようになります。

ただ、オーバーレイは他のブレンドモードと比べて処理が重いと思うので動作には注意です。想定スペックの環境でテストしてみることをおすすめします。

拡大率

テクスチャの拡大率。

縮小する場合は、テクスチャの画像番号6~9番にするのも○

アスペクト(縦/横比率)

画像の縦横比率。

Z値

画像の重なり順。

ガンマ

画像のガンマ値。

コントラスト

画像のコントラスト。

明るさ

画像の明るさ。

アルファ

画像の透明度。

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