ロボット少女は夢を見る - 制作記その10- 触り心地を良くしよう
ロボット少女は夢を見る の10回目の記事は触り心地についてです。
以前に雑談でカードゲームの話をした際にも
カードを実際に触っているような触り心地が良い!って話をしましたが、触り心地の良さにも色々あります。
今回はとある画面で実装した機能についてお話します。
まずは実装した画面が以下の画像です。
この画面は、過去の記録が無い主人公が
作中で何か主人公の記録に関する話が出てくると手に入る
「メモリポイント」を消費して技やスキルを取得する画面です。
今回はこの画面に実装したあるUIについてお話をします。
それでは実際の挙動を見ていきましょう。
動作の解説をすると、
取りたいスキルにカーソルを合わせて長押しすると、ゲージが進んでいってマックスになるとそのスキルが取得できるタイプのUIです。
ゲージがマックスになる前にボタンを離すとキャンセルされてゲージが戻っていき、取得に必要なポイントが足りないとゲージが途中まで進んだところで止まって取得もできません。
似たようなスキル取得画面を他のゲームで見たという人も多いでしょう。
長押しでスキルを取得、は最近のゲームだと結構良く見ます。
これ触り心地が良いだけでなく、
ボタン連打や誤クリックによる取得ミスを防止できたり便利なんですよね。
(実装はバグりやすいうえに面倒ですが…)
さて、これだけでも悪くはないのですが、
今回はとある例を見てもう一歩踏み込んでみます。
私がこの長押しスキル取得で一番最初に思いつくのは
「Dead by Daylight」というホラーの非対称おにごっこゲームです。
そのスキル取得画面がこんな感じ
形などは違いますが、おおよその機能は同じです。
しかしこのスキル取得、めっちゃ触り心地がいいんです。
正確にはすごくゲームの雰囲気に合っていて、
なんというか…気持ちいいんです!
スキル取得に使うポイントの名前が「ブラッティポイント」と言い、
要は血液をモチーフとしているのですが、
スキル間にあるゲージが血液っぽくて
「血を代償にスキルを取得する」っていうのがホラーな雰囲気とすごくマッチしています。
そして何よりもいいのが「効果音」です。
ゲージが伸びている間の音がめっちゃ血が流れている感じの音がするんです。
(実際には血が流れる音なんてよく知らないんですけどね)
今回の話の主題は「触り心地」でしたが、
この効果音が触り心地にすごい影響を与えるんです!
雑談で話題にしたカードゲーム「Slay the Spire」もカードを触るときの紙のこすれる音がいい味を出していたりします。
長くなりましたが、触り心地の話いかがでしたでしょうか?
触り心地の話なのに効果音が大事!というのは少し不思議な感じがしますが、その影響はとても大きいです。
もしゲームを遊んでいて「なんかすごく触り心地が良い」って感じた方は、
マウスやボタンクリックの挙動だけでなく、効果音にも注目すると何か発見があるかもしれません。
そして私は現状、フリーの効果音を多く使用しているため
この効果音に関してはそこまで凝れていない現状があるんですよね…
ゲームをより良くするためにも、
私自身ゲームで使用する効果音にもっと力を入れていきたいと思います。