雑談回 ゲームエンジンの話
雑談回の第5回はゲームエンジンのお話です。
ゲーム制作を始めたい人が一番最初に悩むことは
「何を使ってゲームを作るか?」だと思います。
そこで今回はゲームを自作しようと調べるとたどり着く
ゲームエンジンについての話をします。
まずゲームエンジンとは何か?
簡単に言えばゲームを作るためのツールです。
ゲームはどう作るの?と良く知らない人に聞くと
「プログラミング…とかする?」と答えると思います。
実際にプログラミングしますがやることはめちゃくちゃ多くて
・絵や3Dモデルを表示する処理の作成
・音楽を鳴らす処理の作成
・物理演算の実装
・パラメータの管理
etc…
本当に面倒です。
これをC言語みたいなプログラミング言語だけで作るのはヤバイくらい面倒です。
そこでゲームエンジンは
そんなゲームを作る際に必須の処理を最初から大体実装してあって、
楽にゲームを作れるめっちゃ便利なツールというわけです。
ロボット少女は夢を見る 制作中のUnity画面
さてそんなゲームエンジン、調べるとめっちゃ種類があります。
有名どころを挙げると以下のようなものがあります。
・Unity … ポケモンGOなどスマホゲームから家庭用ゲームなど色々
・Unreal Engine(以後 UE) … FF VII リメイクなど高画質なゲーム
・GameMaker … Undertale など
・Cocos2d-x … モンスターストライク など
・RPGツクール … 青鬼などのフリーゲームが多い印象
種類が多くて初心者はどれを使えばいいか分からなくなってしまいますが、
有名どころから順に触って自分に合うものを使えばいいと思います。
しいて言えばUnityとUEが広く使われており
・どちらも無料で試せる
・分からない時に検索すると、先駆者が書いたブログにヒットしやすい
・ゲームクリエイターとして就職するなら現場で使われる確率が高い
などお得だと思います。
この2つでどちらか悩んでいるのなら
・スマホゲームならUEだとちょっと処理的に重めなのでUnityがオススメ
・ダークソウルのような高画質アクションゲームならUEがそういうの得意
くらいの認識で大丈夫だと思います。
さてゲームエンジン…
例えば Unity をダウンロードしようとした場合にはこんな画面があります。
先ほど無料で試せると書きましたがそれではUnityの会社に利益が出ません。
場合によってはお金を払う必要があります。
Unityの場合は
・利益が出たとき、
10万ドル以下なら無料
10万~20万ドルならPlus(5万円/年)
20万ドル以上ならPro(27万円/年)
UEの場合は
・売上が100万ドル以上を超えると5%をロイヤリティとして払う
他にもRPGツクールはソフトを7000円前後で購入する必要があったり
ツールによってお金がかかったりするので
こういうのもゲームエンジン選びの指標になるかもしれません。
ゲームエンジンのお話、いかがでしたでしょうか?
個人でゲームを作るうえで
ゲームエンジンはほぼ無料で使える上にめちゃくちゃ便利です。
私は大学生のころ、ゲームエンジンで簡単に作るよりも
プログラム言語で苦労して作る方が勉強になると考えていましたが
就職面接で
「なんでゲームエンジン使わないの?使った方がいいよ」
と言われて、
ゲーム会社の実務ではほぼゲームエンジンでした。
(稀に外注でc++で作ったりもしました)
もしこれからゲームを作る人は
遠慮せずにゲームエンジンを使いましょう!