上顎 2024/08/10 18:00

ロボット少女は夢を見る - 制作記その68- アイテム配置が難しい

第68回目の記事はアイテム配置のお話です。

本ゲームは
戦闘のあるアドベンチャー色が強いゲームです。

戦闘があるという事は
ゲーム進行につれてプレイヤーも敵も強くなるのが常です。

そんな強くなるために必要なアイテム…
それをプレイヤーがいい感じに取得できるように
ゲーム上に配置する際にどうしよう…?

というのが今回のお話です。


まず一般的なRPGに多いのが以下のパターンです。

・新しいショップにちょうどいい装備が売ってる
・新しいマップにちょうどいい装備が落ちてる

ゲーム進行に連れて新しい土地に進んでいく
RPGではよく使われる手法です。

単純ですが効果的で
戦闘バランスの崩壊や装備が弱くて進行できない
と言った問題が起きにくいです。


ですが本ゲームでは
この実装方法はあまり適切ではありません。

というのも舞台となる街が1つで

その中で色々な人間・ロボットと交流する
というのがコンセプトのためです。

最初こそ移動範囲に制限がありますが、
ゲームの1/6ほど進行すればすべて解放できます。

一応ゲームの進行がカレンダーで進むため

日が進むにつれてお店の商品を強くする…という実装もできますが、
どうしても「最初からその商品を売れよ…」という違和感と
不満が出てしまいます。


というわけで本ゲームでは上記の方法以外にも
アイテムを配置していい感じにゲームを進行する必要があります。

そこで私がゲームを作り始める前に想定していたのが
「仲良くなった住民から装備をもらえる」
という実装です。

そもそもこのゲームのコンセプトが
「色々な人間・ロボットと交流する」であり、
この実装は適切だと思っていました。

…思っていたのですが
この実装にも落とし穴がありました。

それは
「自然な形でロボットパーツをもらうシナリオ」を
書くのが難しいという問題です。

どういう事かと言いますと、

例えばかつて倒した相手から
「この武器を使ってくれ」と渡されるのは自然ですが、

仲良くなった友達から
「貴女にぴったりの足パーツをあげる」
と渡されるシナリオはかなり難易度が高いです。

自分なりに色々シナリオを書いてはいるのですが、
こういった装備を増やすシナリオを描くのが難しくて苦戦しています。

結果的に今は
メイド服や警官の服など仕事がらみの服一式が
多くなってしまっているくらいです。

と言っても絶対に書けない…というほどでもないので
なんとか頭をひねってシナリオを書いています。


今回のアイテムの配置の話、いかがでしたか?

ゲームは装備1つでバランス崩壊することも少なくないので、
上手にバランス調整したいのですが、

シナリオの出来もバランス調整に関わる
本ゲームの制作難易度を今、ヒシヒシと感じています。

2024年もだいぶ終わりが見えてきて
年内完成という目標を何とか達成できるように気合を入れて頑張ります!

それでは、また次回!

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