【BREAD and BLADE】キャラクター考察 - ギッフェル
以前から自創作の設定資料集みたいなのを作ってみたい!と思っていたので、いろいろとまとめていきます!
今のところ完結している物語は「BREAD and BLADE」(通称パンブレ)のみなので、まずはパンブレからまとめていきたいと思っています。
今回は主人公の一人、ギッフェルについていろいろと書きます!
プロフィール
- 名前:ギッフェル
- 年齢:16歳(外見)
- 身長:167cm
- 一人称:「俺」
- 武器:剣
- 誕生日:12/23
- 好物:クロワッサン
- 利き手:左
白い屋敷で大切に育てられた少年。
おおらかで、細かいことは気にしない。
容姿は儚げだが性格はわりと男らしい。
名前の由来は「gipfel」=クロワッサンのドイツ語から。
戦闘能力
主人公らしく全体的なステータスは高め。
ピンチの仲間をかばってくれるのと、弱体魔法が使えるのが強いです。
体力と攻撃力とクリティカル率も最強です。強い。
覚えるスキル一覧
光属性のスキルが多いです。
スキルの細かい説明などは、またいつかまとめたいと思います。
光魔法
- フォトン
- アクアレーザー
- プロミネンス
- トニトルス
- ビッグバン
- オーラ
- ハイボルテージ
- ライトリフレクション
- コンバージョン
- ハートオブオーシャン
剣術
- サンダーセイバー
- シャインレイピア
- アサルトブレード
- スパイラル・シフト
- ブレッドアンドブレード
- アクア・ホライズン
ギッフェルの歩み
ここからはストーリーに沿ってキャラクターの言動について考察していきます!
そのキャラクターらしい台詞、名言(迷言?)なども挙げていきたいと思います!
※ネタバレ含みます!
ゲーム開始前
- 【約10年前】双子のコルネとともに崩壊した雪の町にいたところを、イーストに発見され、保護される。
以降、キルンの家で暮らすようになり、弟として大切に育てられる。
ゲーム開始後(本編)
- ある朝、いつものようにコルネに呼ばれて食堂に向かう。
「……ほんと、細かいこと気にするね。コルネは」
(コルネに寝癖を直してもらい一言)
キャラクターの関係性や性格を端的に表したオープニングイベント。
初登場の顔グラフィックが寝癖差分。
(ちなみに、本編中にギッフェルの寝癖差分は3種類出てきます)
- 中庭で謎の少女・フォルノと出会う。
「ちゃんと挨拶できるのえらいなぁ」
(元気よく挨拶してきたフォルノに対して)
今まで小さい子どもに関わったことがなかったが、見知らぬ少女相手にお兄さんらしい対応。
昔、キルンがギッフェルに対して同じ言葉を言っていたのを、心のどこかで覚えていたのだろう。
- フォルノとはぐれてしまい、追いかける。
家の中に突然現れた謎の扉の向こうへ。
「あー……コルネに刃物持たせたら危ないかな?」
(2本の古びた剣を見つけて一言)
コルネは「子ども扱いしたでしょ!」と言って怒るが、そうではなく、ギッフェルはわりと素で心配している。
コルネを気にかけている場面はよくあるが、ギッフェルの言い方がストレート過ぎてそれが伝わりにくいことも多々ある。
- 行き止まりで遭遇したモンスターに苦戦しているところをキルンに助けられる。
- フォルノ捜索のため、さらにダンジョンの奥地へ。
テラスで初めて家の「外」を見る。
「でも……家族がいればこんな小さな世界でもいいかなって、俺は思うけどな」
(自分たちの住んでいる家が「世界」の全てであると知って)
家の外に世界がないと知り寂しさを感じつつも、明るい言葉で閉めくくる光属性男子。
ギッフェルはこれまで家族としか関わってきたことがなかったため、実際にそう思っている。
彼にとって家族は大切な存在である。
また別の扉を進むと海にたどり着く。
初めて見る海に感動するギッフェル。しかし、この海は過去の世界のものであり、現在には存在しないということが明らかになる。
今までキルンは一人で、世界を破壊するモンスター「キャンサー」と戦ってきたということを知る。
「……これからは俺たちが、姉さんを守るよ」
(今までギッフェルとコルネを一人で守ってくれていたキルンに対し)
キルンの側に駆け寄るコルネに対し、ギッフェルは少し離れたところから二人を見ている。
この時ギッフェルは「姉さんもコルネも、家族はみんな俺が守る」と決意した。
コルネに比べてあまり感情を表には出さないが、強い意志は持っている。
- 家に戻り、新しく覚えた魔法についてコルネと共有する。
「……よく考えたらこんな危険な魔法、
コルネには教えない方がよかったかもな……」
(体力を削り魔力を増大させる魔法をコルネに教えて)
二人で姉を守ると決意が固まったこともあり、ギッフェルはコルネに危険な魔法を教えることに。
コルネのことを気にかけている描写は序盤からあったが、中盤になって信頼度も少し高まった様子。
ただ、これで良かったのかと少し迷いもある。
ちなみにギッフェルはオフの時に眼鏡をかけています。知的キャラも出してくる。
- 過去の世界のキルンから、「世界」の謎について尋ねる。
「姉さんが神か……なるほどな」
(姉の正体が「世界」の神であることを知り、一言)
この迷言によって、作者間では「全てを受け入れるギッフェル」「超速理解のギッフェル」「語彙力がない」などと言われることになる。
姉の正体についてなんとなく察していたということもあるが、それにしてもあっさりと受け入れている。
(イベントとしては結構シリアスです。このイベントの会話作るの大変だった……)
- 砦にて戦闘中、キャンサーの攻撃によって転落したコルネを追いかけ、自身も深い穴の中に飛び込む。
(……こんなところで、死んでいいわけないだろ!)
(死なせない……絶対に……!)
(「死ぬのかな」と心の中で呟いたコルネに対し)
コルネの危機に、誰よりも先に行動する。
実際に会話を交わしているわけではないが、心の中で通じ合う。
- 家に戻り、運命を斬り開く剣「ヴァーレムソード」を探すため、準備を整える。
「コルネはいつも一生懸命だからさ……俺も頑張らないとなって思うよ」
「……ヴァーレムソードは2本あるから、きっと俺たちふたりじゃないと運命は変えられないんだ。
どっちかひとりじゃ、だめなんだ」
「だから……これからも頼むよ」
(二人しかいない食堂でパンを食べながら)
物語の進行に伴って二人の信頼関係はより強くなっている。
序盤は何かとコルネに対し心配していたギッフェルだったが、共に運命を変えるために頼るようになる。
- 運命を変えるためにヴァーレムソードを手に入れる。
それを使ってやるべきことをフォルノから告げられる。
(……本当に、そうするしかないのか?)
(それが、姉さんを救う唯一の方法………)
(そうだとしても……俺は……)
(自室で一人考え込む)
「楽しいことも、悲しいことも……ずっと一緒に分かち合ってきたよな……」
「でも………こうして……辛いことを分かち合うのも、最後かもしれないな……」
「最後に分かち合うのが……こんな……辛い気持ちじゃなかったらよかったのにな………」
(コルネと中庭で語り合う)
「世界」を救うためには姉を斬らなければならないという衝撃の事実を知り、思い悩む。
新しい「世界」を斬り開くとコルネとも離ればなれになってしまうため、別れを惜しんでいる。
ギッフェルが弱気な姿を見せるのは珍しく、それほど彼にとって受け入れがたい事実だった。
「ありがとう、コルネ………」
「……俺も、同じだ。
みんなのこと……好きだよ………」
「みんな、大切な家族だから……」
(胸の内を語るコルネに対し)
家族が大切であることを再確認する。
最後かもしれないからと、後悔のないようにはっきりとそれをコルネに伝える。
- 自分の正体が、民の「希望」から生まれた新たな神であることを知る。
- 新しい「世界」を斬り開くために、キルンの待つ「スパイラル・コア」へ向かう。
「………やっぱり、姉さんを殺して斬り開く「希望」なんて……間違っていると思う。」
「………姉さんや、みんなの思いを無駄にすることもできない……!」
(覚悟ができたかとキルンに問われて)
仲間や多くの民の希望を背負っているとは言え、姉の前に立つと決心が揺らいでしまう。
「……やっぱり、いやだ……! こんなの………
こんな結末………俺は、認めないっ……!!」
(崩壊していく世界、消えていくキルンを見ながら)
ギッフェルとコルネに新しい「世界」を創造する力があったとしても、この結末では「希望」を創り出すことはできなかった。
- フォルノによって時が巻き戻される。
キルンが死なずに済む方法を見つける。
「じゃあ……約束しよう。
またいつか、この場所で……みんなで会おう」
(中庭でパンを食べながら)
皆が離ればなれになってもまたここで会うことを約束する。
- キルンに「約束のパン」を届け、「世界」を斬り開く。
「………ああ、覚悟はできている」
(覚悟ができたかとキルンに問われて)
「これで………もう、姉さんは……キャンサーに苦しむことは、なくなる。
もう………苦しまなくて、いいんだ」
「この苦しみを……断ち斬ってみせる!」
(最終決戦に挑む)
ギッフェルの決意は揺るぎないものとなっていた。
キルンを苦しみから解放するため、コルネと共に最後の戦いに挑む。
- コルネとの別れ際、これからのことについて語り合う。
- 海の世界を創造する。
「この景色みたいに、青い空が広がっていて……青い海も広がっていて………
……そんな世界がいいな」
「過去の世界で見た海は、少し色あせて見えたからさ……
本当の青い海を見てみたいな………」
(どんな世界を創りたいかとコルネに問われて)
「………でも、また会えるから………」
「………コルネ。…………元気でな……」
(コルネとの別れを惜しみながら)
ギッフェルにとって過去の世界で見た海は憧れだった。
コルネとまた会うことを約束し、二人は別々の道を歩む。
灰色の世界は次第に色付いていき、ギッフェルは「本当の青い海」を創り出す。
青い空を見上げ、コルネや姉さんもこの空を見上げているのかな、と思っている。
このエンディングの会話はびっくりするほどスラスラと思いつきました。
頭の中のキャラクターが勝手に喋り出していました。
ギッフェルたちはたしかに存在し、生きているんだなと改めて感じた瞬間でした。
エクストラシナリオ
- イド(キルンの精神世界)にて仲間たちと再会し、フォルノ主催のお茶会を楽しむ。
- イドの奥地にて新たな世界の民となる存在(SOUL)に出会う。
SOULは「恐怖」に囚われており、コルネに乗り移り暴走してしまう。 - SOULが創り出した空間へと消えていくコルネを追い、単身乗り込む。
「姉さんも、フォルノも、イーストも、友香も……みんな、自分の世界がある。
……消えてしまったら、終わりだ」
「……消えない。俺は……」
(一人でコルネとSOULを助け出すことを決意して)
SOULが創り出した空間はギッフェルとコルネの世界に属しており、まだ「理」(世界の決まり、ルール)を定めていないその世界では何が起こるかわからない。
新たな世界の神として、民の命を必ず救うこと、そしてコルネも助け出すことを仲間たちに誓う。
(あの魔法……あれはどういう力の使い方をしているんだ……?)
(わからないけど……やってみるしかないな……!)
(コルネとの一騎打ちにて)
暴走しているコルネの戦い方を分析し、自身も新しい能力を覚醒させる。
わからないけどできてしまうあたり、やっぱり器用。
コルネと似た力を使うことができる。
- コルネからSOULを斬り離し、助け出す。
さらにSOULから「恐怖」を斬り離し、崩壊する空間から脱出する。
「俺たちには帰る場所がある。
みんなも待ってくれている……。
……「あの子」にも、こういう場所を創ってあげたい」
(SOULを迎えに行きながら)
ギッフェルは今まで、キルンや仲間たちから多くのものをもらってきた。
今度は自分が、これから生まれてくる民に与える存在となった。
民を導く新たな神として、ギッフェルはまたひとつ成長した。
裏話・裏設定
ゲーム内では語られていないキャラクターの裏話、裏設定について書きます。
もう一人のギッフェル
現在制作中の「PHANTASMAGORIA」で触れる予定ですが、ギッフェルはもともと「デニッシュ」という存在だったという設定があります。
ギッフェルは穏やかで優しい性格ですが、デニッシュは荒々しく、少し乱暴な性格です。
デニッシュはキャンサーを滅殺する存在として生まれたが、キルンの美しい世界を傷つけたくない、キルンを悲しませたくないという思いがあった。
そこでデニッシュは、もう一つの人格「ギッフェル」を創り出し、自身は身を引く。
ギッフェルが激しい感情をあまり表に出さないのは、このためだという想定です。
(まだ考え中の設定なので、いろいろと変わる可能性はあります)
まとめ
ギッフェルはコルネに比べるとあまり感情を表に出さず、主人公にしては少し落ち着きすぎている印象があります。
しかし、内に秘めているものは熱く、そして家族や仲間を思いやる優しい心も持っています。
こうして振り返ると、ギッフェルはやっぱり家族のことが大好きで、本当に大事にしているんだなと思いました。
「BREAD and BLADE」はそういった優しい世界観や、想いや絆がテーマであるところもあるので、彼の優しさを通じて少しでもそれが伝わったら嬉しいです。
また他のキャラクターやストーリーなどについても記事が書けたらいいなと思います!
(1キャラクターだけですごい分量になってしまった……)
ここまで読んでくださりありがとうございました!