撮影機材について

カメラとレンズの話です。

カメラ:富士フイルム X-T2

黒くてごっついカメラです。富士フイルムのXシリーズは絞りとシャッタースピードのダイヤル操作が魅力的で、X-E1から使ってます。X-E1からX-T2にしてマクロ撮影時に頭の出っ張りが邪魔になるんだろうなとは思ってましたが、X-E3を待ちきれずに手を伸ばしてしまったのです。

X-Proシリーズと並びフラッグシップ機の一翼を担うだけあって機能面では抜群で、特にカードスロット×2、UHS-II対応、ボタンのカスタマイズ、ジョイスティックの扱いやすさはありがたいです。アップデートで追加されたフォーカスブラケットも重宝していて、等倍前後のマクロ撮影における焦点深度合成用の写真がボタン1つで撮れるようになったのは本当にうれしかったです。あとはサムネイル表示時に選択した写真が大きく拡大されて周囲にある写真が見渡せなくなってしまうのが気になるところ…。老眼に優しいのはありがたいことですが、せめて切り替えられるようにしてほしかったな。

レンズ:いろいろ

ズームレンズ

標準ズームはすっかりXF16-80mmにまかせっきりになってます。間合いが楽で画質も必要十分、いいレンズです。望遠ズームはXF55-200mmです。ショッピングセンター内のプリキュアショーではキャラクターの全身から上半身くらいまでちょうど収まってくれるくらいの間合いで、うまく構図が決まるとうれしいです。欲を言うともうちょっと望遠側の画質が欲しいぞ…300mmくらいまで伸びてくれるとうれしいぞ…。

単焦点レンズ

Touit 12mm、Touit 32mm、Touit 50mmマクロの3本セットです。どのレンズもコントラストが良く、ビシッと写ってくれます。さすがツァイスです。富士フイルムの単焦点レンズも1本くらい欲しいんですけどね。気になるのはXF80mmマクロと90mmです。

マクロレンズは普通のマクロレンズの他に古いMFマクロレンズが何本かあり、高倍率マクロ撮影用に引き伸ばしレンズ、産業用レンズ、顕微鏡用レンズなど、何やら怪しげなものがいろいろそろってます。文房具の細かいところをしっかり撮りたくて…そこそこ鑑賞に耐えるような写真が撮れるようになったのはほんの1、2年前の話です。

三脚:ベルボン SX-601B

中古で5000円くらいで買った古い三脚です。3つの脚が連動して開閉してくれて、開脚角度が自由自在で少々無理な撮影も可能。そしてずっしりと支えてくれるありがたさ。今の三脚にはなかなか見られないもので、非常に重宝しています。エレベーター周りがもう少ししっかりしてるとうれしかったのですが、そこはわがまま言わないことにしましょう。1本目が壊れてしまい、現在2本目です。先を見据えてあと2本くらい確保しておくところかなぁ~。

雲台:マンフロット 405

三脚の10倍くらいの価格の雲台です。思い切って奮発しました。ハンドルをぎゅっと回して大きく動かして、ツマミをクルクル回して微調整。普通の三脚で微妙に位置合わせができず苦労していたことが簡単にできてしまいます。位置合わせが非常にシビアなマクロ撮影時は本当にたまらないですね。撮影時間が大幅に削減できてラクラクなのは言うまでもありません。ギア雲台最高ですよ。

ベローズ:ニコン PB-4、ニコン PB-6

安定した高倍率撮影において必要不可欠なのがこのベローズという蛇腹のような装置です。レンズとカメラの間の距離を調整して撮影倍率の調整、カメラと被写体の間の距離を調整してピント位置の調整ができるようになってます。撮影倍率が高くなると被写界深度が紙一重どころではないくらい薄くなってしまうので、これを使ってピント位置を調整しながら30枚も40枚も撮って1枚の焦点深度合成画像を作るのです。見た目の威圧感で難しそうに見えますが、使ってみるとどうってことないんですよ。カメラもレンズも撮影機材も自分が楽をするために買うんです。

撮影台

レンズキャップにマイクロステージをネジ止めして、MFのマクロレンズに取り付けたものを使ってます。撮影台の高さはマクロレンズのヘリコイドで調整できます。レンズとしても撮影台としても使える便利なマクロプラナーCですが、Touit 50mm導入以降はレンズとしての出番が減り、ここ数年はすっかり撮影台と化しています。ツァイスの人が見たら怒られるんだろうなぁ~。マイクロステージは撮影倍率が5倍以上になり、ベローズでピント位置の微妙な調整が難しい時に使ってます。中古を探して買うのがおすすめです。

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