アステリア島物語(ルナティック) クリア報告
皆様、お久しぶりです。
先刻、話題となっておりました、
レイル様作の「アステリア島物語」
最高難易度のルナティックでクリアいたしました。
いやぁ～本当に凄まじい難易度だった…。
31章は43ターン掛かってそれでもギリギリだった
終章も14ターン掛かってクリア…ミリアマジで強かった…
これほど苦戦してクリアしたSRPGはReinPhazerの最高難易度以来で滅茶苦茶燃えた
全体を通して使えないキャラが存在しないので皆本当に頼りになる
全体的に敵味方問わずキャラのバックボーンがしっかりしていて、それぞれ信念や裏付け、相応の過去がある事が大半でその点も凄く好印象
最序盤のボスですら例外ではないあたり徹底してる
ここまで丁寧に書ける作者さんは中々居ないので本当に見事としか言いようがない
UI周りも親切で用語もすぐに確認できるというのも高評価
システム面やシナリオなら間違いなく万人向け
これすげー良かったと思う点はシナリオを章のクリア後に見返せること
ストーリー忘れちまったぜ!てのがほぼ無くなるの本当にありがたい…
かなり画期的なシステムだと思う
一方で難易度は非常に高くノーマルですら中盤以降は敵側の凶悪さをまざまざと見せつけられる
最高難易度のルナティックに至っては抜け穴の少なさと言いクリアのための試行錯誤の量と言いフリーのSRPGでもトップクラスの難易度だろう
ただしバランスが破綻しているわけではなく相当にバランスが考え込まれた超高難易度なので真の意味でのSRPGの腕前が試されるという点における完成度も屈指
柔軟な発想が求められる場面もそれなりにあり、法則やスキルの仕様に気がつかないと絶対に突破できない局面も見受けられる
超上級者向けという文言はまさに読んで字の如し
ではではここからは各キャラについてお話ししてみようかな、と
ネタばれになりますのでそれでも良いよ!という方は下にスクロールしてご覧くださいませ
【キャラ総評】
・クローゼ
体感的な強さ:A～S
本作の主人公
中盤辺りからめきめき強くなる
トライエッジ(3の倍数ターンで攻守+3)は使いどころが難しいが上手く使えば大分強い
龍の指輪による一回だけ攻守＋10はボス戦で大分重宝した(特にレイモンとミリア)
追撃で＋20っスよ?重宝しないわけがないです
終盤で龍の指輪(覚醒)を使用して使用効果で
攻守＋6(スリップダメージも6あるけど)てのも覚えるがこちらも凄まじく強力
何気に攻撃力が全キャラトップ(テレジアと同じくらい)
最難関章の31章では乱発させて頂きました
このゲームは彼が正にテーマだったのでその点もかなり良かった
性格的にも龍の因縁に決着をつける為に戦う仲間想いの好青年なのでその点も好印象
・ハインツ
体感的な強さ:S
最初から最後まで最強クラス
元々機動力高くて耐久力も高い上に速さもレムリットに次ぐ程で素でもかなり強い
只でさえ強いのにスキルもCCで再移動、進軍の旗(周囲3マス攻撃+3強化)
終盤には武勇の旗印(周囲3マス攻撃+2強化)まで出る
弱点は魔防くらいだが囮に出来る事を考えるとそれも然程気にならなかった
まさにザ・エースユニット
実はこれでも攻撃力自体はミオに次いで低い方だったりする
そんな彼だが俺にまとめ役が務まるかな…と不安に思うなど謙虚な性格だったり
いやどう考えてもまとめ役はあんさんかクローゼにしかつとまらへんてぇ!!
・エイラ
体感的な強さ:A
中盤差し掛かったあたりでミオが加入するまでは回復杖使いはこの娘しかいないので自ずと経験値が上がっていく
道中で覚える致死量のダメージを一回喰らっても死なないという守りの加護も強力で最初から最後まで役に立つ
中盤ではCCしてホーリーシャワーというなんと消費が0の攻撃手段も使えるようになり最後まで重宝する(重装兵相手には特に)
攻撃手段も回復手段もある非常に扱いやすいユニットだがそれだけに使いどころに迷う娘
ハインツ同様謙虚で物静かな性格だが、割と考えさせられるような事も考えてて深いな…と思った(使命感といえば聞こえはいいかもしれないけど義務感や焦りもあったのかもしれない、てところ)
・アリス
体感的な強さ:A～S
本作のヒロイン的立ち位置
クローゼ同様この娘も中盤からめきめき強くなる印象
序盤で覚えるクイックスペルは3ターンの間速さ＋4とかなり強力
フィルドマジックも自ターンで魔力・魔防＋2と地味ながら強い
今作の騒動はアリスの父が深く関わっている…というかアリスの父が発端(の一人)
アリスの反応を見るに娘想いだったらしいので複雑な気分になったかな
宿敵ベレーザとの因縁を晴らした時には燃えた
性格的には家族想いの娘さんって印象だった
マッドサイエンティスト感はなかった気がする(当たり前っちゃ当たり前だが)
・テレジア
体感的な強さ:B
斧娘
攻撃力は全キャラトップで防御力もハインツに次いで高いが魔防と速さが低いっ!
要は固い!強い!遅い!なキャラ
守りの心得は周囲1マスの自軍ユニットの防御力をなんと5も上がる強力なスキル
不屈の意思もHPが半分以下の時に防御を4、命中を20上げるスキルでこちらも大分強い
ハインツ同様遠距離魔法の囮に使う事が多かった
攻撃力が非常に高いため、決めの一手をかます事もそれなりにあって印象深い
仲間が戦死してしまったという経験のある重い過去持ち
それでも死んだ仲間を弔うために戦う強い意志を持つ
・ニール
体感的な強さ:B～A
唯一の弓使い
何気に魔防が高いので魔法を受けるのにも向いているのだが攻撃力は然程高くはない
モータルブローという非全回復キャラに先制攻撃を行うというのは何気にレイモン(2回目)戦で役に立った
敵の速度を4も下げるボルテックアローを覚えてからが彼の本領だと思う
このスキルは終盤まで滅茶苦茶役に立った記憶(ミリアでも使った)
神鳥を討伐しようとした父親を亡くしている
その神鳥がなんとベレーザの魔法生物でしかなかったインパクトは結構でかかった
・リスティア
体感的な強さ:A～S
飛行兵
スキルを覚えるまでは普通の飛行兵だが本領発揮はCCしてスキルを覚えてから
スカイシールドは3Tの間魔法から受けるダメージを半減するという性能でボス相手の囮に役に立った
リベンジオーラは戦闘でHPが0～10になった際に反撃すると必ず必殺になるというチートスキル
各ステージの強敵からラスボスまで何でもござれ
本物の万能スキル
アステリア王国の飛行兵で、実は孤児だったがアンゼリカに命を助けてもらい兵士として育てられた
兵士として育てられた結果不自由したことについては複雑な感情を抱いている模様
単純に命の恩人とも割り切れない関係なのが肝
・ミオ
体感的な強さ:A
エイラの次に出てくる杖使い
エイラ同様普通の杖使いと思いきやエンハンスという隣接キャラに攻撃+2と命中+20のスキルはかなり有用
CCしてからは専用武器を使えるようになるが威力は低いので使う機会がない…と思いきや意外と使う場面がそれなりにあって驚いた(31章とか)
彼もキーパーソンの一人で、龍の人格を内包している
一方彼自身は素朴で物静かな性格
・ケイト
体感的な強さ:A
竜騎兵
初期から上級職だが
デッドリーブロウ(3ターンの間、攻撃力+10、防御力-6)
単騎行動(周囲4マス以内に自軍キャラがいない時に攻撃＋4)
と非常に強力なスキルを有している
加えて自身のステータスも攻撃力はテレジアやクローゼに次ぎ、防御力や速さも十分と最後までスタメンで戦い抜けるだけの強さを有する
アステリア王国の飛行兵だが、孤児だったリスティアと違ってこっちは生粋で王国でもそれなりに立ち位置の模様
気さくな性格だけどシリアスな本作ではそういう印象は薄かった…と思う多分
・レムリット
体感的な強さ:B～A
暗殺者
こちらも初期から上級職
シャドーアサルト(1ターンの間、回避+200)がかなり強力で囮として相当有用だった
使いづらいという意見もあるがダガーと剣とを上手く使い分ければ十二分に活躍できる(というか活躍させなかったらクリア出来ない)
速さもダントツでトップ(ラスボスにすら追撃を取れる程)で攻撃力も高めなので実は結構なダメージ源でもある
アステリア王国の諜報兵だけに結構慎重な人間だな、と感じた
あまり周囲キャラと絡みはなかった印象
最後になりますが…この素晴らしい作品をリリースした下さったレイル様に心より感謝の意を表したいと思います