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2月の無意識からの言葉~遠隔気功つき



【⭐️⭐️エネルギーを高め、身体の不調を改善し整えていく音源をつけました。】

波風を立ててはいけない。
いい子でいなければならない。
そのために我慢しなければならない。

こんな呪縛にずっと縛られてきませんでしたか?
その結果、あなたのまわりはいい状況になったでしょうか。
かえって、ずるい人、意地悪な人に囲まれてしまわなかったでしょうか。

自分の人生を生きるというのは、「我慢する」ことではありません。
「踏みつけられて笑っている」ことではありません。

今年こそは、自分の人生を生きましょう。

そのために必要な大切な言葉は、
2月の「無意識からの言葉」プラン↓で、お受け取りくださいね。

つい我慢してしまいそうになった時、この言葉を唱えてみてください。

怖がるあなたを援助する力が遠隔で流れます。

2月も
エネルギーを高め、身体の不調を改善し整えていく音源をつけました。

3分ほどの音源ですが、遠隔を受け取る時、エネルギーを高めたい時にお聴きください。

遠隔エネルギーを1ヶ月間受け取ることができる言葉は、「無意識からの言葉」プランでどうぞ↓

・記事を開いた時から1ヶ月、1月を過ぎても何回でも遠隔気功を受けとることができます。

・遠隔気功での個別フェードバックはありません。

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「私のなかの彼女」1月の短編ファンタジー


        
          

 みんなが私を見ている。
「悠人君のお母さん」でもなく「美哉ちゃんママ」でも「木原さんの奥さん」でもなく、「水城ゆう」として。
「水城ゆう」はペンネームだ。本名は木原優香。38歳、二人の子持ちのパート主婦。何も取り柄もない変凡な人間だったのに、今まさにS文学新人賞受賞者として挨拶するのを心臓をバクバクさせながら待っている。まさか、こんなことが私に起こるなんて思ってもいなかった。
 小説を読むことは学生時代から好きだった。けれど子どもが生まれてから小説なんて読んでいるひまはなかった。子育てと家事、パートで疲れて、あいた時間に電子漫画やネット配信のドラマを見るくらいがせいぜいだった。
 それが去年交通事故を起こしてから、なぜか小説を書きたくてしかたがなくなった。それまで小説など一度も書いたことがなかったのに。いや、ブログでさえ書いたことがなかった。
 それがいきなり書きたい衝動にかられ、子どもたちを寝かしつけた後、眠い目をこすりながらノートパソコンを開いた。ノートパソコンも自分の貯金で安いものを買ったのだ。そうして書き上げた小説を、ためしにこのS文学新人賞というものに送ってみた。原稿用紙にしておよそ300枚も自分が書けるなんて思わなかった。他の小説に劣っているようにも思えなかったし、なにしろこんなことはもう二度とできないような気がした。交通事故で頭を打って何か脳の仕組みでも変わったのだろうか。とにかくこの小説を無駄にできないと思った。まさかそれが、いきなり新人賞を受賞してしまうとは。
「それでは、新人賞受賞の水城ゆうさんにご挨拶をお願いします」
 司会者がにこやかに優香をうながした。
 優香は立ち上がり、震える足で中央のマイクに向かった。

 授賞式の10ヶ月後に、優香の小説は単行本となり書店に並んだ。近くの駅ビルの本屋に行ってみると、小説のスペースに○○文学新人賞という帯をまとって平積みされていた。さすがに有名な賞だけあった。ふるえる指で一冊手に取ってみる。
「水城ゆう」私が書いた本だ。新人賞受賞の電話をもらった時から、ずっと夢の中にいるかのようだ。本を戻して、スマホで写真を撮る。一冊で消える作家は多いと言われた。もしかしたら、もう二度とないかもしれない。これが私の人生の頂点かもしれない。
 名残惜しくその場に10分以上立っていたが、そろそろ帰らなければならない。スーパーで買い物をして、夕飯を作らなければ。
 歩き出そうとした時、ふいに腕をつかまれた。
 ぎょっとして振り返ると、50代前半くらいの女性が優香の腕をつかんでいた。何か怖いくらいの必死な形相だ。
「え? あの?」
「木原優香さんですよね」
「え? どうしてそれを?」
 新人賞を主催している文芸雑誌や出版社のネットに顔写真は出ていた。本名も出ていただろうか。けれど出ている写真はきれいにヘアメイクしたものだ。パート帰りの優香はかなり雑な格好をしていた。
「少しお話よろしいですか?」
「いえ、急いでいますので」
「『私のなかにいる彼女』は、あなたの作品じゃないですよね?」
「え、どういうことですか?」
 さすがにむっとした。パートで疲れてこれからスーパーに買い物に行かなくちゃならないのに、見知らぬ女性が腕をつかんできて「あなたの作品じゃない」とはどういうことだ。盗作だとでも言いたいのか。
 優香は書き上げた小説を締め切りが近く枚数が合っていた新人賞に送ったのだったが、S文学新人賞は小説家への登竜門と言われている賞だった。注目されるぶん、応募者による5チャンネルもできていた。まだ優香の悪口は書かれていなかったが、これまでの流れからするといずれ書かれるだろう。ネットレビューでも。
 けれどまさか、本屋に並んだ早々こうしてリアルに腕をつかまれ盗作だと言われるとは。
「離してください」
 優香は腕を振り払おうとしたが、女性は優香の腕をぎゅっと握っていた。
「いいかげんにしてください」
 どうしよう、店員さんを呼ぼうか。有名な作家にはストーカーもいると言うけれど、優香はまだ本を一冊出したばかりだ。もしかして、賞に応募して落ちた人だろうか。落ちて悔しくて逆恨みということなのかもしれない。なんにせよ、この腕のつかみ方、必死の形相は普通ではない。
 でも、この人、どこかで見たような?
 思い出せそうで思い出せない。まるでついさっきまで覚えていた夢を、まったくといって思い出せないかのように。けれどどちらにせよ、この種の人間と関わるべきではない。店員さんに言おう。優香が無理にでもレジに向かおうとした時、女性が言った。
「『私のなかにいる彼女』は娘が書いていたものです。水城ゆうは娘のペンネームでした」
 娘? そんなこと、いくらでも言えるじゃないのと優香が思っていると、女性は優香の腕を握りながら反対側の手で紙袋をこちらに寄こした。片方の取っ手をこちらに向けて開いた紙袋に、ワープロで印字した原稿の束が入っているのが見えた。
 私のなかにいる彼女 水城ゆう
 原稿用紙の表紙にはそう書いてあった。
「これが証拠だっていうんですか? 本を買って書き写せますよね?」
「そんなことは無理よ」
 確かに今日書店に並んだはずだから、全部書き写すのは厳しいだろうけれどできなくはない。今だとスキャンもできるのではないだろうか。
「もう書店に並んでいるんだから、朝買えば無理じゃないですよね」
「無理なんです」
 その声は悲しそうに響いた。
「娘は二年前に死んだから」
 
 

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動画では9回目と言っていますが8回目です。



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1月の無意識からの言葉~遠隔気功つき


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2023年前半は、牡羊座に木星が入って幸運期です。
この時期、やりたかったことをどんどんやってみましょう。

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「クリスマスイブの訪問者」12月の短編ファンタジー


        
          

 クリスマスイブになると毎年、美乃利のもとに必ずやってくる訪問者が二人いる。
 今年のように土曜日でなくても平日でも同じだった。だいたい午前中の10時過ぎ頃に二人そろってやってくる。
 だから美乃利はクリスマスイブが平日だった場合には休みを取る。サービス業ではなく事務職だったので問題なく休みが取れた。ふだんまじめに働いていることと、毎年のことなので上司も同僚も承知してくれているおかげだった。
 52歳の一人暮らしの女性のもとにクリスマスイブに毎年必ずやってくる父親と息子は、職場の上司にも同僚にも評判が良かった。
「毎年必ずってすごいわよね。特に息子さん、もう二十五歳でしょ? うちなんて彼女とデートだとかで家になんて寄りつかないわよ」
「うちもそうよ。彼女いないくせに忘年会だとかなんだとか。ほんとうらやましいわ」
 美乃利は毎年同じような会話に微笑みを返す。
「その代わり、ふだんはなしのつぶてよ」
 本当にふだんはなしのつぶてだった。電話やラインの連絡も一切ない。けれどそれでもクリスマスイブは決まって必ず二人してやってくるのだ。
 美乃利は十日前からマンションの部屋の掃除に励む。ちょうど年末の大掃除と重なっているのでちょうどいい。
 いらないものを捨て、すみずみまできれいに拭き、父親と息子が少しでも居心地よく過ごせるように整える。
 前の日に花屋で花を買い、ガラスの花瓶に整える。今年も赤いバラを中心にクリスマス仕様にしてもらった。少しお金はかかるけれど、生花があると部屋がぱっと華やかになる。ふだん洋服を買うのを控えても、この特別な日にけちったりはしない。
 食事の用意も前日から買い込み、朝から下ごしらえは準備万端だ。メニューは土鍋で作る炊き込みご飯と、鳥の蒸し焼き、青菜のおひたし、お味噌汁、漬け物。クリスマスイブの食事というより普段の食事のようだけれど、二人ともこういうメニューを望んでいた。クリスマスらしさは予約していたケーキで補う。
 予約していたケーキを取りに行き、家に着くと10時10分。
 コーヒーの用意をしていると、チャイムが鳴った。
 いそいで玄関に行きドアを開けると、
「元気だったかい?」
「お母さん、ひさしぶり」
 父親と息子の直樹が満面の笑みでそこに立っていた。
 ああ、一年がたったんだな、と美乃利はつい涙ぐんでしまう。
「お母さんは相変わらず泣き虫だなあ。入っていい?」
「どうぞどうぞ!」
 二人に入ってもらい、リビングに座ってもらう。
 こたつ式テーブルには、三脚の椅子があった。
 そして三つのカップ。
 美乃利はコーヒーを入れる。コーヒーの香りが部屋に満ちる。
「お母さん、洗濯機使っていい?」
 直樹が立ち上がろうとする。
「座ってて。私がやるから」
 直樹が持っていた大きな袋には洗濯物が詰まっていた。
「お父さんはないの?」
「俺はないさ」
 美乃利は直樹から洗濯物を受け取るとさっそく洗濯機を回した。晴れていてよかったなと美乃利は思う。
 座って三人でコーヒーを飲む。
 晴れていても外の風の音が聞こえてくる。急に冷え込んだ。
「寒くない?」
「寒くないよ」
 そう言った父親はまだ若々しかった。美乃利が二十代だった頃の父親に似ていた。本当ならもう八十歳だ。
「直樹はまた大人っぽくなったわね。二十五歳だものね」
 背は十七歳くらいで追い越された。美乃利も高いほうだったけれど。
 直樹は一年ごとに年齢を重ねていくのに、父親は若返っていくようなのが不思議だった。
 いつもだいたい話すのは美乃利だった。この一年こんなことがあった、あんなことがあった。それに対して二人はうなずいたりアドバイスをくれたりする。いつのまにか直樹もアドバイスをくれるようになっていた。
「絵を習いたいなって思ってるのよ」
「なら、さっさと習いに行きなよ。やりたいことはやっておいたほうがいいよ。後で後悔しないようにね」
 気ままな一人暮らし、誰に遠慮もいらない。
「そうね。さっそく教室を調べるわ」
「おばあちゃん、元気?」
 直樹が聞いてくる。
「この前道でふらっとして倒れたみたいけど、なんともなかったって。弟がよく見てくれてるわ」
 ふと思って、美乃利は聞いてみる。
「おばあちゃんもそっちに行ったら、クリスマスイブに三人で一緒に来るの?」
 母も八十歳だ。今は元気だけれどいつ倒れてもおかしくない。
「もちろんだよ。ね、おじいちゃん」
 父が笑いながらうなずいた。
「美乃利が嫌じゃないならね」
「もちろん嫌じゃないわ」
 子どもの頃や若い頃は母親と気の合わないところがあったけれど、いつのまにか母親は美乃利の理解者になっていた。美乃利がたった一人で頑張っていることを、母は母なりに応援してくれているのだった。
「でもまだお母さんには、そっちに行って欲しくないわ」
 遠くに住む母親には一年に一度も会っていないし頻繁に電話しているわけでもなかったけれど、それでも会おうと思えばいつでも会えるという状況と会えないというのは違う。
 ピーッと洗濯機の終わった音がした。


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