広川なつき 2021/03/26 15:53

鑑賞記録 2020年7月-1

相変わらず短編集を読んでます。

映画『エクス・マキナ』

映像が綺麗だったしお話も面白いというか好きな展開があった。これはこういうことなのか?って考えながら観れる脚本が好きなんだよね。
終わり方がなんか納得いかないけど、、、
AIを題材にしたテーマは古いような、便利になってきた現代だからこそ敢えてなのか、面白いけど結局良い印象は残らないみたいな作品だった。

ドラマ『呪怨:呪いの家』

今月のホラー。めちゃくちゃ好きすぎだった。後で改めて感想をまとめておきたい。
実話怪談的な要素が入ってるところがとてもハマる。
ただあまりにも精神的にきつい場面もある。と言いつつそこを我慢してでも何度も観たくなるくらい好きというジレンマ。
シリーズの「呪怨」という要素を現実の事件などに絡めた展開が、実話怪談的な解釈もできてすごく納得できる。逆に、怪奇現象はあくまで娯楽的なフィクションで現実には無いと思っている人にとっては受け入れがたいお話だと思うので、かなり人を選ぶドラマかも。怖さよりも倫理的な面で納得できるかどうか。

小説『怪談のテープ起こし』

これも実話怪談風のホラー作品。
連作でいくつかのお話が入ってる三津田信三さんのいつものパターン。
怪談好きな人の、こういうことってあるの!?とかどういうこと!?的なツボを押さえまくった展開が良すぎて怖いよりも感動する。

小説『息吹』

映画『メッセージ』の原作者テッド・チャンの短編集。もちろん『メッセージ』の原作が入ってる短編集も読んだけど、それがかなり好きだったので今回も期待が大きい。初めてSF小説をハードカバー本で買った。まず表紙がかっこよすぎてそれだけで良い。
サイエンスフィクションという言葉の通り、架空の科学で成り立った世界が描かれていて、その世界が本当にひとつの無駄も無くお話の中に存在していることが美しくもある。
『オムファロス』とか『息吹』の、明らかに現実とは違う世界の中で、登場人物たちにとっては現実に存在する科学を追求していく様子はひとつひとつの展開すべてがSFで、読むことが嬉しい。

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