花粉によるアレルギー症状(目のかゆみ) 薬の効き目の違いと目薬の一般的な使い方
花粉によるアレルギーの薬の選び方 目のかゆみ編 薬の効き目の違いと目薬の一般的な使い方
花粉によるアレルギー症状(目のかゆみ) 薬の効き目の違いと目薬の一般的な使い方
動画用の覚書です
主な成分(参天製薬参照)
https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/products/otc/ingredient.jsp
消炎・収れん成分
イプシロン-アミノカプロン酸
アラントイン
グリチルリチン酸二カリウム
硫酸亜鉛水和物
炎症を抑える(=かゆみも抑える)
抗ヒスタミン成分 クロルフェニラミンマレイン酸塩
ヒスタミンの働きを抑制する
抗アレルギー成分 クロモグリク酸ナトリウム
ヒスタミンやロイコトリエンC4・D4などのケミカルメディエーターの遊離を抑制する
(痒みを直接抑えるのではなく、痒くならないようにする)
Santenの商品では未使用(2023年2月11日現在)
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物
ヒスタミンあるいはヒスタミン様物質の遊離を抑制するので局所適用により強い抗炎症作用、抗アレルギー作用、組織再生促進作用をあらわす。
プラノプロフェン(Nsaids)
プロスタグランジン生合成の律速酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し、プロスタグランジンの産生を抑制することにより、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用をあらわす。
目薬を使うときの注意点
目薬は自作しない
pH・浸透圧・滅菌の管理をされているため、物を加えない・水などに溶かして使わない
目薬を皮膚に付けて点眼しない
目薬を点し終わった後は目を閉じて目頭を押さえる(目をパチパチする(瞬きをする)と薬剤が流れ出る
目薬は一滴で十分
開封後、二か月以上経過した目薬は使わない
他の人と使いまわさない
異物が目に入った時は
・多目の水または人工涙液で洗い流す(点眼の量は多い方が良い)
ベンザルコニウム(保存料)がソフトコンタクトレンズに吸着してしまうため、ソフトコンタクトレンズは外して使うのが無難
ソフトコンタクトレンズを着用している人は必ず使えるか確認してから使ってください
(ベンザルコニウムが含まれていない商品もあります)
l-メントール(スーッとする成分)の長期使用はドライアイを助長する場合がある
http://www.yamaguchi.med.or.jp/g-med/ube/consultation/048.html
目薬が上手く点せない→
目薬以外の方法(内服薬など)を使いましょう
市販薬は同じような名前でも成分が全然違うことが多い
市販の目薬は基本的に妊娠・授乳中でも使って問題は無い
医療用医薬品の目薬は相互作用が出る薬が知られているので、目薬を使っている場合も医者に報告すること
アイボンってどうなの?
眼科の言い分
https://iwasaki.or.jp/faq
アイカップで洗うため、眼の周りで一番汚れやすいまぶたの汚れや雑菌が眼の中に入ってしまいます。またアイカップ自体が汚染されている可能性もあります。健康の目には問題ないことも多いのですが、角膜障害などを起こしている患者さんが何回も使用することに問題があります。眼科ではお勧めしていません。
人工涙液と呼ばれる目薬を使うことを推奨します
小林製薬の言い分
https://www.kobayashi.co.jp/brand/eyebon/faq/
>洗眼液のカップは清潔に保って下さい。カップの汚れを目に入れてしまっては逆効果です。目の周りの汚れを取ってから洗眼しましょう。
メーカーの主張は一旦冷静になって判断すること
特に生活雑貨や所謂健康食品
例:クレベリンのウイルス除去効果
大幸薬品株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について
https://www.caa.go.jp/notice/entry/028385/