クリエイターズ文化祭に出展しました(後編)

後編です。

こちらではクリエイターズ文化祭までの準備や、頒布した「氷棘のマリオネッタ」ミニ体験版についてです。
「氷棘のマリオネッタ」のネタバレはありませんが、イベント準備の話が多く、心の内もワ～～～ッと書き連ねているので、お好きな方のみお読みください。いつも通り長いです。

前編はこちら：クリエイターズ文化祭とイベント当日の話

イベント参加を決めるまで

申込み直前まで参加できない言い訳をこねくり回していましたが、最終的には勢いでサークル参加を決めました。
正確にはうだうだ悩んでたあくたを、友人たちが背中に飛び蹴りしてくれて気付いたら参加登録していました（いつもありがとう……）

ちょこちょこwebイベントに一般参加していたのもあり、以前から自作ゲームをメインに据えてのサークル参加には憧れがありました。
夏にあった自作ゲのwebイベントも参加するか迷ったのですが、当時はリアル用事が重なっていたり、シナリオ作業が上手く進んでいなかったりで、結局参加を見送っていました。

今回のクリエイターズ文化祭のイベント告知を見かけたのは、8月中旬。
当時はちょうど家の引越しで非常にバタバタしており、心身余裕がなく「行けたら行くか～」くらいの気持ちだったと思います。

その後もRTでちらちら見かける申込み状況。着々と埋まる参加枠。
徐々に創作活動する余裕も出始め、ようやく自分のサークル参加も視野に入り始めた頃も、参加枠は好調に埋まり続けていました。
「スペース埋まっちゃうなら仕方ないな～～～参加したかったけどな～～」となど思っていたその傍ら、参加枠が大幅に拡張され、ついには100枠に。

参加枠の懸念（逃げ道）がなくなったところで、ほぼ腹は決まっていましたが、次の不安は自身の制作に移り、
「システム仕様決めてない部分あるのに間に合うのか…」
「中途半端なものをお出しして、本編はやらなくていいやってなったらどうしよう…」
「というか体験版とか分作はやらないとか前言ってた気が…」
と、なおも自分の中で言い訳を並べ立てていました。なんてめんどくさい

結局、制作が間に合わなかった時はその時考えよう！ということで勢いで参加申し込みをしました。8月末のことでした。
https://twitter.com/sorahune4/status/1432672113299628040?s=20

イベント準備と制作の話

9月～10月中旬はとにかく制作漬けでした。
Twitterには1～2日に1回のくらいの頻度で何かしらの進捗を上げていたと思います。
「氷棘のマリオネッタ」の制作開始の2017年頃と同じか、それ以上の密度で作業できていた気がします…（今は在宅勤務なのもあると思いますが…）
ボス演出など一部実装が間に合わなかったものもあるのですが、なんとかイベント3日前にはゲームとしての体裁を整えることができました。

システム関連はガワと中途半端に仕様決めされた一部しか実装されてないものもあったのですが、今回のミニ体験版配布を以てようやく整地されました。
特に戦闘は、制作開始から大幅にシステムが変わり一から作り直したものも多いです。
人間やらなきゃいけない状況にならないと動かないなって思いました

制作中は周りを見る余裕がほとんどなく、他の方の活動をあまり見られなくなった一方で、SNSでたまにあった漠然とした不安を感じることもなかったので、ある種健全だったかもしれません。

でも次イベントに参加することになったら、設営関係もう少しちゃんと手を入れたいですね。

「氷棘のマリオネッタ」0章の話

制作の総括は完成版を公開してから書きたいので、ここではミニ体験版（0章）のみの話に絞ります。

0章は制作当初は存在せず、1章スタートで既に寒冷化で世界滅亡の危機にある、というシナリオでした（アルバたちも開始から氷棘監視所に所属していました）
始まり方もぬるっとしており、中盤まで淡々と任務をこなす内容でした。
もちろん上記でも面白く味付けはできたはずですが、もう少し先が気になる導入にしよう！ということであの0章が生まれました。

0章は以前の記事でも触れましたが、この章のみでも何度か作り直しています。
最初に作ったものはガルディがいなかったり、そもそも制御装置を触った後ですぐに廃棄所へ転移したり。
また、ベルという少女も元は別の役割を持っていましたが、0章登場によりキャラデザも大幅に変わっています。
シナリオのテンポと、システムのチュートリアルの兼ね合いで紆余曲折ありましたが、最終的に綺麗にまとめられたと思います……！

それでもイベント始まった後、初めて感想をいただくまで不安だったので、温かいご感想やお褒めの言葉をいただけて本当に励みになっています。
遊んでくださった方、コメントくださった方、本当にありがとうございました！

まだプレイしていない方も、よければ遊んでくだされば嬉しいです！
★氷棘のマリオネッタ（ミニ体験版）

今後の話

一旦ペースを少し緩めつつも、引き続き「氷棘のマリオネッタ」本編の制作を進めていきます。
ひとまずは本来出そうとしていた体験版（～5章）を形にしていく目標ですが、体験版→完成版でセーブ互換保持が難しい場合は、体験版を出さずに次は完成版、となるかもしれません。
（ミニ体験版→体験版→完成版で何度も同じシーンをやらせるのは憚られるので……）

引き続き自分が好きなものを、納得できるまで練り上げていきますので、そっと見守っていただければ幸いです。