モンスター紹介

こんばんは、サークル『トロコニーデ』です。
"Kill the Kaiser" 体験版 公開中です！

さて、これまでゲームに登場するさまざまなクラスを紹介してきましたが、今回は特殊なクラスである「モンスター」を一挙ご紹介いたします。

モンスタークラス

人間のユニットはストーリーを進める中で必ず加入しますが、モンスターはそうではありません。
洞窟などに棲み着いた『野良魔物』の部隊に勝利することで、部隊のうち1名を加入させることができます。

モンスターの特徴としては、すべてのクラスが固有の武器・アーツを持っており、癖のある性能のものが多いです。またユニットスキルが種族ごとに4種類ありますが、オーブにはない固有のスキルも多く、中にはユニットとしての性質自体を変えてしまうものもあります。
ランダム生成なのもあり、プレイに慣れた人でも新鮮な気持ちで運用できるユニットになっています。
ただしモンスターはサポート技能を持ちません。モンスターばかりで部隊を組むと戦術の幅が狭まってしまうでしょう。

スライム

『スライム』は敵の妨害に特化したクラスです。状態異常のエキスパートといえるでしょう。

守備が高く、魔力も高めです。しかし魔力を活かせるアーツは武器レベルAまでお預けになります。

• 武器： 粘液
  　なんといっても特徴的なのは全体にスタンを与える『油地獄』でしょう。他のアーツも毒やショックなど、状態異常を与えるものばかりです。
• クラススキル： 腐食
  　継続系状態異常を与えた際、『異常度』が加算されます。これにより状態異常が長持ちしやすくなります。
• ユニットスキル： 以下からランダム
  • マヒ耐性: マヒ状態になりにくくなります。マヒになると防御力が半減するほか、3割の確率で動けなくなります。
  • スナイプ: 命中率が上昇します。『油地獄』の低い命中を補えます。
  • 神経攻撃: 攻撃にマヒ効果を付与します。『油地獄』『腐食』ともに相性が良いです。
  • 不導体： 魔法攻撃の与えるダメージ、受けるダメージをともに軽減します。火力が一段と落ちてしまいますが、サポート役としては落とされにくくなり安定します。

スクイッドマン

『スクイッドマン』は体術を扱い、敵をスタンさせるアーツを多く習得します。

HPと筋力が高く、そこそこの回避率を持ちます。撹乱を得意とする物理アタッカーです。

• 武器： 触手
  　高威力でありながらスタン効果も与えるアーツが特色です。
  　中でも『竜巻落とし』は自身もマヒになるデメリットがありますが、最大強化時の威力500はゲーム中最高値です。
• クラススキル： 撹乱
  　アーツやスキルで与えるスタン効果の成功率がアップします。
• ユニットスキル： 以下からランダム
  • 毒耐性: 毒状態になりにくくなります。毒状態になると攻撃力が大きく下がります。
  • 精神統一: 迎撃時の受けるダメージが少なくなります。
  • 生存本能: HPが半分以下になると回避性能が上がります。高いHPと相性が良く、しぶといユニットになれます。
  • 不意打ち: 攻撃にショック効果を付与します。

リザードシャーマン

『リザードシャーマン』はシャーマンを名乗りつつも物理系のパラメータも高いクラスです。

人間のソルジャー同様、バランスの良いステータスが特徴ですが、ソルジャーと違い、自力で魔法系のアーツを多く習得するため、魔力も活かしやすいです。

• 武器： 槍/呪術
  　呪術はリザードシャーマン固有の武器です。
  　魔法が主ですが、珍しいのは戦闘をまたいで継続する状態異常の呪いを付与できることでしょう。呪い状態になると1/4の反動ダメージを受けます。
• クラススキル： カースヴェール
  　攻撃を受けると一定の確率で攻撃者に呪いを付与します。
• ユニットスキル： 以下からランダム
  • 呪い耐性: 呪い状態になりにくくなります。
  • 蝕む毒: 攻撃に毒付与効果が付きます。
  • マジックシールド: 既定回数まで敵の魔法攻撃の威力を軽減します。
  • 魔導： 物理アーツが魔法属性へと変わります。強化すると威力が上がっていきます。

バランスよく、部隊の要となるポテンシャルのあるクラスといえます。呪いをうまく使えると他のクラスにはない使い心地が味わえそうです。

キャンドルレディ

『キャンドルレディ』は主に魔法攻撃が得意なクラスです。

魔力が非常に高く、耐久力は低めです。人間のメイジと異なり、魔防よりも守備のほうが高いです。

• 武器： 鞭/火炎
  　ともに固有武器です。
  　鞭は物理攻撃なので火力は低めですが、『ソニックブーム』はゲーム中でも飛び抜けて高い200の命中値を誇り、ほとんどの相手に必中するのでいざというときに頼りになります。
  　火炎は魔法攻撃です。その高い魔力を存分に活かすことができるでしょう。メイジの天術に似たアーツ構成ですが、全体攻撃の『フラッシュファイア』に暗闇効果がついているのが特徴です。
• クラススキル： ロウの体
  　スタン効果、ショック効果を受けにくくなります。
• ユニットスキル： 以下からランダム
  • 撹乱: スタン効果を与えやすくなります。しかし自力で覚えるアーツでは成功率が低いため、『影縫い』とも組み合わせたいところです。
  • 集中: HPが半分以上あると回避率がアップします。運次第ですが、高いHPをキープできれば継戦能力が大幅に上がります。ガードとの相性が非常に良いです。
  • 追い打ち: 相手が継続系状態異常にかかっていると、与えるダメージがアップします。
  • 不導体： 魔法攻撃の与えるダメージ、受けるダメージをともに軽減します。高い守備と相まって耐久性能が大きく上がりますが、火炎の高火力に頼れなくなるため、鞭をメインで戦うことになるでしょう。

キラーラビット

『キラーラビット』は数あるクラスの中でも最もピーキーです。HP・守備力は低く、しかし筋力はファイターに次いで高く、被弾率は最も低く攻撃はなかなか当たりません。かなりギャンブル性の高いクラスです。

• 武器： 牙
  　いずれも高威力で状態異常付与もあり、しかし全体的に命中率が低い、というクラスの特性をさらに強化するようなアーツです。
• クラススキル： ネックカット
  　一定確率で敵の守備を無視した上に威力が1.5倍となる恐ろしいスキルです。ただし、同様に敵の守備を無視するファイターの「力ずく」に対しては威力が増える分発動確率が低めになっています。
• ユニットスキル： 以下からランダム
  • 暗闇耐性: 暗闇状態になりにくくなります。
    暗闇状態では命中率が下がるうえ、このクラスの持ち味である回避も不可能になります。
  • 撹乱: スタンの付与率が上昇します。
  • 奇想天外: ショックの付与率が上昇します。
  • スナイプ： 命中率が上昇します。

アーツもスキルもパラメータの傾向を強化し、良くも悪くもかなり分散の大きいクラスです。味方ユニットとして扱うときには敵の攻撃をいかにいなすかが鍵になるでしょう。

おわりに

モンスターは加入が必須ではないこともあり、ガードの『かばう』やアサシンの『待ち伏せ』のような重要な能力を持たせていません。
ただしその分、多くの『遊び』を入れています。パーティの穴を埋めつつ、新たな戦術をもたらすピースになれる存在です。
癖のある連中ですが、かわいがってもらえると嬉しいです！
【執筆： かんころもち(リザード&ラビット) + 栗沢デッド(それ以外)】