Snowy 2024/02/06 22:03

魔性女の激烈な妄想

中華民国歴元年、南京のとある大学で学ぶ李暁嵐(リ・シャオラン)は、ある者が満州を売ったとのうわさを調査している最中に不慮の死を遂げた。翌年、その後輩であり、婚約者であった金鴻燕(ジン・ホンイエン)は上海の妓楼に売り飛ばされることとなる。
妓楼に売られて間もなく、金鴻燕の身に嗜眠(しみん)の症状が見られるようになった。男性に触れられるとただちに昏睡し、しばらく目覚めないのである。
上海の租界で東洋妓楼「御花堂(みはなどう)」を経営する【???】は嗜眠症に興味を抱き、金鴻燕のおかみに身請けを申し出るも断られる。【???】はおかみを銃殺し、金鴻燕を連れて租界へと向かうが、その途中で幇会(秘密結社)との銃撃戦が発生し、目論見を果たすことができなかった。【???】は最後に残った銃弾で金鴻燕を撃ち、自身は幇会に捕らえられることとなる。

時はさかのぼる。【???】がおかみを狙った銃が弾詰まりを起こす。金鴻燕は【???】に向かって呼びかけ、彼を自身の部屋に招き入れ、100年後の再開を約束して口づけをする。その後、【???】は上海を発ち日本へと戻る。

(主な銃撃戦では、中華民国・上海の警察を巻き込む可能性がある(不明確)。また、おかみは慈善家でもあった。李暁嵐たちは、日本人が中国人を銃殺したことが非難材料として使われるのを恐れ、その事実を隠ぺいした)


おかみが身請けに同意した場合のグッドエンド:

【???】は金鴻燕のために日本人としての身分を用意し、こばとと名付ける。
【???】は嗜眠症の治療のため、こばとを東京の日本軍病院に入院させる。【???】は頻繁にこばとを見舞い、治療の効果を確かめる(こばとに強く触れる)も、1年が経っても効果は見られなかった。
こばとは医療関係の資格を取得し、病院内の薬局で働きながら入院を続け、嗜眠症などの精神疾患を研究する【???】の友人(病院の医師)に協力した。
数年後、東京で大震災が発生する。
震災後間もなく、こばとは【???】の友人と共に北海道の病院に移ることとなる。【???】は駅で友人とこばとを見送る。

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