OKOME Sequencer 2023/11/22 20:16

作るべきは「見たことあるようで見たことないモノ」

自分の作品を作るにあたって「Revive Noah ~ぼくらの世界創造~」の制作を断念した辺りから、こういう作品にしたいというスローガンがあります。

それが「見たことあるようで見たことないモノを作ること」

今後制作予定の「Revive Noah -Levolution-」は、終末後の世界を扱う終末モノをテーマにしているのですが、構想初期と今でだいぶ内容が変わっていきました。
今回は終末モノの話を兼ねて「見たことあるようで見たことないモノを作ること」に至る、変化の話でも。


ここ10年の間に終末モノってかなり増えた印象です。
もちろんどこまでを終末モノなのか定義するかで印象は変わるかもしれませんが、もう今は終末モノだからといって珍しいものではなくなっている気がしています。

アニメはともかく、ゲームに関しては終末世界要素がある作品はかなり増えている印象です。
それは至極当然な話でもあって、終末世界もといポストアポカリプスというのは文明崩壊後の世界を描いたもので、作者の作り出した世界のルールを世界観に適用させやすいという強みがあります。

なので、作者というゲームマスターがプレイヤーに選択させたりするゲームという媒体において終末世界というのは非常に使いやすい世界観スターターデッキ。

個人的には俗称でナーロッパと呼ばれる中世ヨーロッパ風の雰囲気を持ったなろう作品の世界観より使いやすいと思っています。


しかし使いやすいということは、使われすぎるというのが現実。今やこのテーマはなにも珍しいものではないワケです。
読み手は年々目が肥えてきているのは事実なので、同じような作品はすぐ飽きられてしまいます。

となれば、別テーマとの混合という作り方をするべき。
例えば終末世界+戦う女の子とか。めちゃくちゃ多いですよね。


今後も別テーマを加えた終末モノというのは間違いなく増えていくと思いますし、自分の作る「Revive Noah -Levolution-」もテーマの混合として作っていくつもりです。

当初は終末世界に生きる若者たちみたいなものをテーマにしていたのですが、ここ数年の終末モノの動向を追っていくうちに取り入れるものは取り入れて、そうでないものは取り入れない形を取っていった結果、だいぶ形が変わっていた印象です。



自分の好きな終末モノを自分の作品で扱う以上「見たことあるようで見たことないモノ」を描けるようにしていきたい、そう思う気持ちがより強くなりました。

「見たことあるようで見たことないモノ」というのはまだまだ話として掘り下げられるものではありますが、それはまた別の機会にて。

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索