power spot. 2023/02/16 23:43

カスタムメニュープラグイン講座(第2回)「Windowについて」

RPGツクールMZ向けのトリアコンタン氏のプラグイン「カスタムメニュープラグイン(SceneCustomMenu.js)」の使い方講座です。

今回はWindow回りの設定を解説します。

【1】メニュー画面におけるWindow
ツクールのメニュー画面には必ずWindowが存在し、Windowには内容が存在します。
内容には大きく分けて2つあります。

1:カーソル系
2:表示系

1のカーソル系は、プレイヤーが操作をして何かしらの「処理」をするWindowです。
2の表示系は、プレイヤーは内容を「確認」するWindowです。

この「処理」と「確認」の話は、講座の第1回でも記述しました。

ツクールのメニューでは、処理と確認の両方の内容はすべてWindow内で描写されます。
例外としてコモンイベント→ピクチャを表示などがありますが、ここでは割愛します。

オリジナルのメニューを作成するためには、まずは「カーソル系(処理)」と「表示(確認)」のWindowをどういうレイアウトで配置するかを考える必要があります。

テンプレート:シーン1の内容を見ていきます。

色々なパラメータ(設定項目)がありますが、すべてを一度に理解しようとせずに1つずつ確実に確認していくのがいいでしょう。
上から6番目「ウィンドウの一覧」があります。このパラメータが、カスタムメニュー内に表示されるウィンドウに関する設定項目です。おそらく最も開く頻度が高い項目と思われます。

開いてみると、3つの設定項目があります。1つ1つが個別のウィンドウのパラメータとなります。

実際にゲーム内でメニューを呼び出すとたしかに3つのウィンドウが存在します。
が、ここで注意しなければならない事は、下のウィンドウは「ヘルプウィンドウ」ということです。ヘルプウィンドウは先程のウィンドウ一覧には存在しません。表示・非表示を切り替える項目があるのでそちらで設定をします。
では、もうひとつのウィンドウはどこにあるのでしょうか?
任意のアクターを選択します。

ヘルプウィンドウに「本当によろしいですか?」と表示され、「はい/いいえ」の選択肢が表示されました。
つまり、先程のウィンドウリストは以下の画像の通りとなります。

ウィンドウ一覧の1つを覗いてみます。

多くのパラメータがあります。これらを1つ1つ設定することでウィンドウを形成していきます。

第2回のまとめです。

任意のシーンからウィンドウまでのパラメータ階層を画像にしてみました。
これをイメージして次回はウィンドウパラメータの詳細を解説したいと思います。