カスタムメニュープラグイン講座(第8回)「各パラメータのリスト化」
RPGツクールMZ向けのトリアコンタン氏のプラグイン「カスタムメニュープラグイン(SceneCustomMenu.js)」の使い方講座です。
リンク:
・カスタムメニュー作成プラグインを調べてみた(とんびさん)
今回は特にメニューを作成するわけではないですが、メニューで使用する各パラメータのリスト化を紹介したいと思います。
【1】「パラメータのリスト化」とは
カスタムメニュープラグインでは、ゲーム用のスイッチや変数、コモンイベント、スクリプトなど、設定項目が多く存在します。
メニューの規模はウィンドウの数に比例します。もちろんそれだけではありませんが、ウィンドウの数が多くなればなるほど設定項目が増え、作成者自身でも把握困難に陥ることは想像に難しく有りません。筆者も経験上、何度も確認をしました。そこでパラメータのリスト化をすることで、視覚的に簡単に確認出来ます。
リストは講座後半でダウンロード出来ます。
プリントして使用するか、Excelファイルに数値を入力するかして使用してください。
個人的にはプリントして使用する方が効率が良いと思います。
具体的な例ですが、拙作で作成したカスタムメニューの動画と、それ用のパラメータリスト(手書き)を掲載しておきます(Twitter)。
https://twitter.com/jidoripowerspot/status/1601230187093450754拙作のカスタムメニュー(鍛冶屋。武器・防具の製造と改造を処理)
https://twitter.com/jidoripowerspot/status/1628014461394235393手書きのパラメータリスト
【2】主なリスト化すべき内容
- ウィンドウ識別子ID(Id)
- データスクリプト(DataScript)
- 【変数】インデックス格納変数(IndexVariableId)
- 【イベント】決定イベント(DecisionEvent)
- 【イベント】キャンセルイベント(CancelEvent)
- 【イベント】カーソルイベント(CursorEvent)
- 【スイッチ】表示用スイッチID(VisibleSwitchId)
- 【スイッチ】再描画用スイッチID(RefreshSwitchId)
- 【変数】選択項目格納変数(ItemVariableId)
上記項目で、【イベント】系につきましては、呼び出すのがコモンイベントなのか、スクリプトで処理するのか、ウィンドウ偏移・スイッチ操作なのかによって内容が変わると思います。
【3】Excel及びPDFファイルのダウンロード
Excel用ファイルとPDFファイルを用意してあります。
Excelのシート1,PDFの1ページ目は【2】でリストアップした項目です。
Excelのシート2、PDFの2ページ目は各スイッチ、変数、コモンイベント用のリストです。
カスタムメニュープラグイン用.xlsx (16.88kB)
ダウンロードカスタムメニュープラグイン用.pdf (28.89kB)
ダウンロードカスタムメニューを作成するにあたって、設定するパラメータは多くなります。
整理してわかりやすくしておくことが要領よく作成することにつながると思います。
さて、次はイベントスクリプトについて解説したいのですが、その前にツクール用の簡単なJavaScriptリファレンスを紹介したいと思います。