わんころのUE5勉強会 2023/03/29 21:50

【UE5】Splineを使って Instanced StaticMesh を配置する

YouTube からのお勧めは関連ない動画ばかり出てきて好きではないんですが、最近ちょくちょくいいお勧めが上がってきているのが嬉しいです。

本日は Spline に沿ったメッシュ配置ツールが上がってきました。
Spline でのメッシュ配置は以前アンリアルクエストの動画を参考に作成させてもらったんですが、その動画では (確か)StaticMesh の配置でした。

去年 UE5 を始めてまだ間もない時で、こんなことできるんだ!すごい!と思いながら丸パクリしましたね!

基本的な用語なども全然知らない時に触ったのを今でも覚えています。

参考動画

前置きはそんな所で今回お勧めされた YouTube の動画から。
https://www.youtube.com/watch?v=OdjvlvGRYRE&t=633s

こちらの動画は Instanced StaticMesh を Spline で配置するというものです。ツールの作成は動画と同じなので割愛しますが Instanced StaticMesh にするメリットがどうあるのか少し確認しました。

以降、Instanced StaticMesh を ISM、StaticMesh を SM と表記しています。



ISM Component を追加し、マウスオーバーすると表示される説明には同一 SM を複数描画する時に効率よく描画できることが記載されています。

StaticMesh を配置する

動画では ISM を配置するツールになっていますが、SM を配置するように変更し、画像のように1つだけ描画している状態にしました。


Mesh draw calls を確認し、Average が大体34~35の間に落ち着きました。


Spline のツールを使い、メッシュを4つ並べた画像です。
Mesh draw calls の Average が大体38~39の間に落ち着きました。
メッシュが増えたので Draw Call が増えています。
(もっと配置するとそれに比例して上がっていきます)

Instanced StaticMesh を配置する

次は動画で作成した ISM を配置するもので、同じように1つだけ描画している状態にしました。


Mesh draw calls の Average が大体37~38の間で落ち着きました。


メッシュを5つ配置した状態です。
SM と違い Mesh draw calls の Average が大体37~38の間で同じ結果になっています。

沢山配置しても効率よく描画されていることが確認できます。
配置するメッシュのポリゴン数が多かったりするとさらに恩恵が大きくなりそうな気がします。


最後に

改めて Spline で配置するツールの勉強になりました。

ISM がどういうものかは Level Instance の Packed Level Actor などでお世話になっているので少しくらい理解していましたが、Spline で配置するのもこれでやる方が良さそうですね。

今日はそこまで元気がないので未確認ですが、SM で配置数が増えるとエディタ上の操作も比例して重たくなったりするのかなど気になる所があります。

ゲーム制作もあれこれ考えて作れるので楽しいんですが、こういう細かいサンプルを量産していくのもかなり楽しいので時間がすぐ溶けていきますね。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索