【グッズ】台湾語連続変調グッズを作りました
(2024.10.01 追記)新デザイン
新しいデザインの連続変調Tシャツを作りました
▶【グッズ】台湾語連続変調Tシャツ・その2
台湾語の連続変調のグッズを作りました
急に思いついたので作ってみました。スタンダードTシャツ、オーバーサイズTシャツ、グラスの3種類をご用意しました。
▶SUZURIショップ
連続変調(tone sandhi)とは
声調言語において、ある声調が特定の環境で別の声調に変化する現象です。中国語で第3声の直後に第3声が連続すると、前の第3声が第2声に変化するやつがよく知られていますね。
例)你 nǐ + 好 hǎo → 你好 nǐhǎo(発音は níhǎo )
中国語には声調が4種類あり、連続変調を起こすのは基本的にはこの第3声+第3声だけです。
いっぽう台湾語には7種類の声調があり、さらに連続変調がハイパー複雑になっています。
大雑把にいうと、単語のかたまりにおいて、一番最後の漢字以外のすべての漢字の声調が規則的に変化します。
例)大 tāi, 學 ha̍k, 生 seng …単独では第7声、第8声、第1声
→大學 tāi-ha̍k(発音上は tài-ha̍k)
…大 tāi が第7声から第3声に変調、學 ha̍k は変調しない
→大學生 tāi-ha̍k-seng(発音上は tài-hak-seng)
…學 ha̍k が第8声から第4声に変調、生 seng は変調しない
これだけ見るとえらく複雑に見えますが、どの声調がどの声調に変化するかは規則的なので、一度慣れると自然と変調できるようになります。
そしてその規則を整理すると次のようになります。
第1声 ← 第2声 ←(末子音がh)─ 第4声
│ ↑ ↑
│ 第5声 │ (末子音がp,t,k)│
↓↙ ↘│ │
第7声 → 第3声 ←(末子音がh)─ 第8声
(第5声は北部方言では第3声に、南部方言では第7声に変調)
というわけで
この連続変調の規則をデザイン重視で整理した図が冒頭に紹介したグッズの図柄です。
いかがでしたか?少しでも台湾語に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
この記事ってそういう趣旨でしたか?
▶SUZURIショップ(再掲)