【ゲーム紹介】死が二人を別離つとも
三人の少女の愛憎劇『死が二人を別離つとも』
主人公の女子高校生(愛果)、精神疾患を持つ中学生の妹(なな)、女子校に通うひとつだけ年上の友人(柚希)。つまり主要人物は全員女子。なんなら台詞ありモブすら女性のみ。どう転んでも百合にしかならないホラー要素アリのノベルゲーム。
ガラケー時代の田舎町が舞台
ここ最近になって制服姿の女子学生の幽霊がいるという噂が流れ始めたとある小さな町が物語の舞台。下校途中に海辺を通り、家の近所に林や緑豊かな公園がある。どことなくノスタルジックな雰囲気に浸れるのも本作品の特徴。
攻略対象①なな
人見知りが激しく我儘で情緒不安定気味な女の子。決して頭が悪いわけではないが、ひとりで長時間の留守番が出来ない、予想外のことが起きるとパニックになるなど中学生にしては依存体質で子供っぽい印象を受ける。その代わり姉の愛果の前ではごく自然に笑顔を見せ、ストレートすぎる愛情表現を繰り返す。ふわふわのツインテールがチャームポイント。
攻略対象②柚希
町で一番大きなお屋敷に住む、絵にかいたような世間知らずのお嬢様。霊感が強くミステリアスな雰囲気を持つ。不良に絡まれていたところを愛果が助けたことがきっかけで二人は友達になる。愛果の方も柚希の美しさ、上品な立ち居振る舞いに憧れて、普通の友人以上の感情を抱く。ちょっとしたからかいにも赤くなって慌てるなど可愛らしい一面も。
幽霊、失踪、白骨死体
幽霊の噂は流れていてもそれはそれ。ななと仲良く夕食したり、柚希と遠出したりと愛果は楽しい日々を送っていた。だが、ある事件をきっかけに歯車が狂っていく…。
手を握れるのは、ひとりだけ
物語のラストで主人公の愛果はある決断を迫られる。すなわちずっと慕ってくれた妹ななと、友人であり憧れの人である柚希。どちらの言葉を信じ、どちらの手を取るか。どちらかをとればどちらかを失う。人生とは往々にしてそういうものだ。
※ちなみに選択肢を決まった順番で選ぶと、途中で分岐が発生し「かみかくしエンド」という特殊ルートへ行ける。ほかふたつのエンドとは大きく毛色が異なる。
プレイ
ふりーむ
フリーゲーム夢現
リンク
※DLはふりーむからのみ可能
余談
お茶回編で柚希が勧めてくれるピーチティーはフォロワーさんから紹介いただいたもの。
参考サイト
かしのきかな様に私をイメージしたキャラを作って頂きました。抱えている人形は愛果と柚希がモデルなのです。ああ、ななが激おこしちゃう。